【書籍紹介】 2023年GW 日本の「社会問題と不都合な真実」まとめて読んでおきたい書籍の紹介記事です。

2023-04-27、
本日のお題は、2023年GWに、まとめて読んでおきた記事、特に「日本の社会問題あれこれ」について紹介します。記事中には、関連する書籍紹介も記載してありますので、より詳しく調べたい時の参考にしてください。

1.しょせん、他人事ですから。。。

日本の「社会問題」について、これををとらえておく意義はあるのかと云うと、大抵の場合、実際に自分の身に降りかからないと気が付かないし、気が付いてもそんなもんか。。くらいしか関心が無いでしょう。

しかし、自分の事で精一杯の「生活困窮者」を除き、世の中の事を知るうえで「社会問題」をとらえておくことは非常に重要です。

その理由は以下の通りです。
■どんな人間達が、進化・退化を繰り返しながら生きてきたのか、人類学的な側面が見えてくる:
色々な問題をとらえるには、生物学、遺伝学、人類学、脳科学、脳神経学、精神疾患など、人間がどのような仕組みで生きて来ているのかを知ることが必要で、それを知る事ができるかも知れません。

■問題に対する関心と理解することができる:
社会問題をとらえることは、人々の問題に対する関心を高め、問題がどのように起こり、何が原因であるかを理解することを可能にします。それによって、問題を解決するための適切な対策を講じることができますが、個人レベルでは、どうにもならない事が多々あります。

■改善に向けた提言をすることができる:
社会問題をとらえておくことは、問題に対して改善を提言することができます。問題の原因や背景を分析し、解決策を提供することがあります。

■政治の政策決定に影響を与えることができる:
社会問題をとらえておくことは、政策決定に影響を与えることができます。社会問題が報道され、広く認識されることで、政策制定者や政治家に問題に対処するための措置を講じるよう促すことができます。

以上の理由から、社会問題をとらえておくことは非常に重要であり、その意義は大きいと言えます。

興味を持って調べていると、書籍より、ネットの記事を読んでいて、見つけるのですが、深く知ろうとすると書籍に注意が向くのですが、一つの問題を調べる上で、根が深い場合がほとんどで、本質的にな部分まで到達しようとすると複合的な知識が必要になります。更に、日本の社会が徐々に変動するの中で、永遠に改善できない、解決できない問題として、どんな問題があるのかを知るだけでも、世の中の事を知ることができるのではないかと思います。

日本における社会構造の変化、経済状況の変化、個人の能力などにより、解決するのが困難な、主な社会問題を挙げると、下記の様な問題が浮かび上がります。

まず、
50年後の日本の総人口が、現在の7割ほどの8,700万人に減少するとの推計が発表された。
これから「子育て世帯」はたったの2割になる…日本社会を待ち受ける「家族崩壊」という現実

この人口減少の問題は、個人レベルでも、国レベルだけでも、どうにもならない事です。子供が少ない理由は、ほぼ、結婚できない、しないから増えないのです。 「生む自由」「産まない自由」がありますので、誰も口出しできないでしょう。 言い方は悪いが、子供を生むことが可能な女性だけでも、たくさん特典を与えて、結婚してもらい、産んでもらうしか方法が無いでしょう。

 

2.日本の社会問題あれこれ

1)子育て支援不足、結婚できない、しない男女による少子化問題

・【社会学?】日本の社会はどうなっているのだろう? 社会構造と個々の脳の配線状態 2021年3月に考えてみる。
【書籍紹介】「タテ社会と現代日本」 (講談社現代新書)  中根千枝さんの追悼です。
【書籍紹介】「私たちの国で起きていること」 小熊 英二 (著)
【書籍紹介】「空気が支配する国」 物江 潤 (著)

政府の「異次元の少子化対策」とは? いったいどんな政策を打ち出そうとしているのでしょうか。

婚活
【面白記事】オタク専門の結婚相談所が大盛況…婚活コンサルタントが「オタクは結婚に向いている」という3つの理由
【面白記事】 婚活男性に意外と人気!? 〇〇性のある婚活女子が愛されるワケは何でしょう?
【婚活に役に立つ面白記事】女性が「好意を持っている男性」だけに実は求めている3つのこと 気持ち悪い!
【強烈な言葉なのですが】女の人には“幸福になる権利”もあれば“不幸になる権利”もある。

 

2)教育格差や学力低下

【重要記事:子育て】子どもを「大切に大切に」しながらダメにする親と云う記事が、面白い。
【書籍紹介】 ケーキの切れない非行少年たち   宮口 幸治 (著)

【おもしろ記事】 衝撃!「日本語が読めない日本人」は案外いる

【書籍紹介】「デジタル・デメンチア」 子どもの思考力を奪うデジタル認知障害(マンフレド・シュピッツァー著)を読んで、「リテラシー」との関係について

【社会問題】学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由  発達障害は増えているのか?

【面白記事】 親の格差が生む教育格差、家庭の重要性増す背景 社会学者・山田昌弘、多様な能力が必要な時代に

 

3)虐待・ネグレクトの増加の問題

▮児童虐待防止法の定義としては、虐待は4つに区分されます。
(1)身体的虐待
(2)ネグレクト
(3)心理的虐待
(4)性的虐待

▮その要因として
(1)ひとり親家庭
(2)子供の実親ではない人が家庭に入ってきた場合
(3)産後うつ
(4)父母の不仲
(5)経済的貧困
(6)望まない妊娠
(7)子どもの障害
(8)親の孤立
(9)子どもの頃に虐待を受けた親が加害者に回る
(10)親の精神的障害など

虐待の内容別にみると、最も多かったのは
▮暴言をはいたり、子どもの目の前で家族に暴力を振るったりする「心理的虐待」で12万1325件(59.2%)に上り、前の年度より1万2207件、率にして11.2%増えました。
▮殴るなどの暴行を加える「身体的虐待」が、5万33件(24.4%)
▮子どもの面倒をみない「ネグレクト」が、3万1420件(15.3%)
▮「性的虐待」が2,251件(1.1%)

そんなに、暴力や暴言を吐く、そんなクズ「親」が沢山いるとは思いたくないのだが、経済的に困窮し、孤立すると、人間は、簡単に「クズ」、「鬼畜」に成り下がってしまうほど弱い存在なのでしょうか。 しかし、大丈夫な人もいる。 この違いは、どこからくるのでしょうか?

現代社会では、結婚しても、義理の親とも一緒に暮らすのは、もちろん嫌だし、頼れない実の親もいる。 だから、貧困状態に近ければ、逆に核家族化してゆく。 そうすると、誰も見ていないため、自分の困窮を一番弱い者に向けて、ぶつけてしまうのでしょう。

【社会問題:児童虐待、DV】 児童虐待 昨年(2020年)度は20万件超で過去最多 厚労省まとめ

【虐待死事件】人はなぜ鬼畜になるのか母親が「私はあまりにも無知だった社会の仕組みを勉強したい」と語ったが大丈夫だろうか?

【事件】判決が出た「野田市 小4女児虐待死事件」と「津久井 やまゆり園事件」の両被告の共通点は何なのか?

【書籍紹介】虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか

【重要な記事:社会問題】 千葉の小4女児虐待死に思う「児童相談所」の問題について

【重要な記事】 女児虐待死事件でメディアがぜったいいわないこと

 

4)自殺やうつ病の増加

【書籍紹介】「心の病」の脳科学  なぜ生じるのか、どうすれば治るのか 林朗子(著)
【書籍紹介】不安をしずめる心理学 加藤 諦三(著)なぜ、心が痛むのか?「不安ではなく不幸を選ぶ」と「脳の障害」について

【気になるニュース】札幌で、また起こった「女子大生死体遺棄事件」 他2つを記載してみます

 

5)引きこもり、不登校の増加

引きこもり
【社会問題】「ひきこもり」の問題について
【社会問題】 「引きこもり」と「孤独死(孤立死)」
「引きこもり」が高年齢化。。。の記事に思う。
【社会問題】 「引きこもり」と「孤独死(孤立死)」について考えるが行き詰まってしまう。

不登校
【社会問題】不登校、146万人が引きこもり、そんなにいるのかよ! 人によって異なるが、どんな原因か?
【社会問題】NHKスペシャル シリーズ 子どもの声なき声「“不登校”44万人の衝撃」

【感心した学校】 北海道の普通科・全日制高校に、全国から不登校経験者が集まるのはなぜか?

【教育問題】最終学歴“未就学・小卒”が1万6千人超…県立の『夜間中学校』三重県が新設検討 2025年度開校目指す

 

6)発達障害、境界知能の問題

学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由、そして、発達障害は増えているのか?
■「発達障害の診断基準」が変更された事による潜在数が表面化してきた事。
今まで見過ごされ、認識されていなかった事が、明らかになってきた事により表面化しただけです。

■最近の研究では発達障害は、生物学的要因(遺伝)環境要因の両者が関係していると考えられています。
現代社会の中で、とりわけ、生殖(高齢化の妊娠、出産)環境の変化、化学物質の暴露などにより、この様な子供達が増えてきて、先天性の障害も含めて、もうすでに「親」の世代にも、脳に影響を受けた人が沢山いて、親から子へと増加する傾向は止まらない様に思います。

【社会問題】学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由  発達障害は増えているのか?

【書籍紹介】 ADHDの正体: その診断は正しいのか  岡田 尊司 (著)
【書籍紹介】 発達障害と少年犯罪 (新潮新書)  田淵俊彦、NNNドキュメント取材班 (著)

【面白記事:重要】ちょっと最近続いている少年による凶悪事件について、“普通の子”たちがなぜ凶悪事件を…危ない親子関係の傾向
【書籍紹介】「死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威」 (光文社新書) 岡田 尊司 (著)

【重要記事:精神医療の現状について】成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要

福井大学が、ADHDの脳構造の特徴を人工知能(AI)により解明し、遺伝子多型の影響を発見

 

・高齢化社会による介護問題
・LGBTの差別問題
・格差社会の拡大(貧困や格差社会)
・労働問題(長時間労働、ブラック企業など)
・犯罪(少年犯罪、詐欺、暴力団、ヘイトクライムなど)
・地球温暖化に伴う自然災害対策の強化(地震、津波、台風、豪雨など)
・医療費の高騰 :癌により、国内で年間37万人も死亡している事は、問題にならないのか?
・食品安全問題
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上記に挙げた「社会問題」のなぜ、どうして、どんな現状なのかを参考にするする場合、下記のそれぞれの関連記事を参照してください(書籍も紹介しています)。

関連記事
■日本の社会構造
【社会学?】日本の社会はどうなっているのだろう? 社会構造と個々の脳の配線状態 2021年3月に考えてみる。
【書籍紹介】「タテ社会と現代日本」 (講談社現代新書)  中根千枝さんの追悼です。
【書籍紹介】「私たちの国で起きていること」 小熊 英二 (著)
・【書籍紹介】「空気が支配する国」 物江 潤 (著)

■脳機能障害
【書籍紹介】 ADHDの正体: その診断は正しいのか  岡田 尊司 (著)
・【書籍紹介】 発達障害と少年犯罪 (新潮新書)  田淵俊彦、NNNドキュメント取材班 (著)
【書籍紹介】「死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威」 (光文社新書) 岡田 尊司 (著)
・【重要記事:精神医療の現状について】成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要
福井大学が、ADHDの脳構造の特徴を人工知能(AI)により解明し、遺伝子多型の影響を発見

■引きこもり、不登校
【社会問題】不登校、146万人が引きこもり、そんなにいるのかよ! 人によって異なるが、どんな原因か?
【社会問題】 「引きこもり」と「孤独死(孤立死)」

■教育問題
【重要記事:子育て】子どもを「大切に大切に」しながらダメにする親と云う記事が、面白い。
【書籍紹介】 ケーキの切れない非行少年たち   宮口 幸治 (著)

【おもしろ記事】 衝撃!「日本語が読めない日本人」は案外いる

【書籍紹介】「デジタル・デメンチア」 子どもの思考力を奪うデジタル認知障害(マンフレド・シュピッツァー著)を読んで、「リテラシー」との関係について

【社会問題】学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由  発達障害は増えているのか?

【面白記事】 親の格差が生む教育格差、家庭の重要性増す背景 社会学者・山田昌弘、多様な能力が必要な時代に

■スマホに纏わる厄介な人々
【面白記事】あなたは「ITリテラシーが低いから」嫌われているわけではない〜できないことへの対応に人間性が現れる

■バカと無知の問題
【書籍紹介】バカの災厄(さいやく)  池田 清彦 (著) 暴走を続ける「バカ」につけるクスリはあるのか?

【書籍紹介】 バカと無知 橘玲(著) 「バカの問題は、自分がバカであることに気づいていないことだ」
【面白記事】 知識レベルに格差がありすぎると「普通に話しているだけ」なのに相手にとっては「バカにされている」ように感じる

■差別問題
【書籍紹介】『大衆の狂気』 ジェンダー・人種・アイデンティティ「不都合な真実」 ダグラス・マレー(著)

■医療問題
【書籍紹介】ルポ・収容所列島: ニッポンの精神医療を問う 拉致・監禁まがいの「医療保護入院」で精神病院に強制移送

■労働問題
【面白記事】 コロナ禍で「大副業時代」幕開け? アジアで最下位の「自己研鑽しない日本人」が副業で稼げるのか?

■戦争や歴史
戦争やオウム事件から、人類の特性を何も学ぶことができない国民性について
【映画紹介】 ゲッベルスと私 第二次世界大戦中、1942年から終戦までの3年間、ナチスの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書として働き、近代における最も冷酷な戦争犯罪者のそばにいた人物
【書籍紹介】 歴史と戦争 半藤一利 著

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