【社会問題:児童虐待、DV】 児童虐待 昨年(2020年)度は20万件超で過去最多 厚労省まとめ

girl sitting on grasses

2021-09-15、
本日のお題は、「社会問題」についてです。 当サイトでも、何か事件があるごとに関連し記事を複数記載しているのですが、その中でも、特に、児童虐待、DVについてです。世の中、「癌」で年間33万人も亡くなっていて、「コロナウイルス」では、この2年間弱で、せいぜい死者数は2万人ですが、誰も「癌」の事で騒がない、問題にしない。

 

児童虐待は、昨年(2020年)度は20万件超で過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめでわかりました。増してや、児童虐待、DVについても、誰も騒がない。。。世の中、マスコミが騒がなければ、騒いだとしても、何も関心がないのでしょうか?

刑事事件になって、初めて報道されるが、被害や感染しなければ、所詮、他人ごとか。

ただ、残念なことを言えば、自分の生活している範囲内では、「児童虐待」が起こっている家庭など見たことが事が無いと云うより、そんな兆候を見出す事さえもできない。不登校や引きこもりなど、社会から隔絶している様な人たちも知らないからでしょうか。

自分が存在している社会の階層は、決して高くなく、むしろ、底辺の方ではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。 そんな奴、見たことない。。。のです。

棲んでいる階層が違うと云うより、孤立した中で、密かに行われている「悪事」の様に思います。

そんな人たちが、ひっそりと生きている場所に、自分の足で出向かないと無理なのでしょうか。どうやって?  親が、自己申告する訳はないだろうから、子供たちを注意深く、見守るしかないのか。

それとも、親に虐待されたら、「すぐに報告しなさい」と簡単に云えるだろうか? 速やかに保護をする事を前提にしないと、ひどい家庭もたくさんあるので、子供たちは、正直に言えないでしょう。

 

1.「悪事」は、ひっそりと他人の見えない所で、一番弱い者に向かって、攻撃をしかける。 

何だか、最も人間らしい「厭らしさ」、「醜さ」を抱えた者たちに、近づくのは良いが、何ができるのだろうと思うのです。

この世の「ダイバーシティ(多様性)」なのだから、ほっておけばよいのか?

全員は無理でも、その中から、1人でも救い出して、正常な生活を送れる人を増やせないかと、何の力もないが思うのです。

それで、どんなことが起こっているのか、以前から、このような事柄に関する記事は多数記載しているが、まとめの意味も含めて、日本の現代社会の状況を見てみたいと思い記載します。

 

厚生労働省は、「新型コロナウイルスの影響で子育てに悩む保護者が孤立するリスクは高まっていて見守り体制の強化を進めたい」としています。

虐待の内容別にみると、最も多かったのは

▮暴言をはいたり、子どもの目の前で家族に暴力を振るったりする「心理的虐待」で12万1325件(59.2%)に上り、前の年度より1万2207件、率にして11.2%増えました。

▮殴るなどの暴行を加える「身体的虐待」が、5万33件(24.4%)

▮子どもの面倒をみない「ネグレクト」が、3万1420件(15.3%)

▮「性的虐待」が2251件(1.1%)

そんなに、暴力や暴言を吐く、そんなひ弱ない「親」が沢山いるとは思いたくないのだが、経済的に困窮し、孤立すると、人間って、簡単に「クズ」、「鬼畜」に成り下がってしまうほど、弱い存在なのでしょうか。 しかし、大丈夫な人もいる。 この違いは、どこからくるのでしょうか?

現代社会では、結婚しても、義理の親とも一緒に暮らすのは、もちろん嫌だし、頼れない実の親もいる。 だから、貧困状態に近ければ、逆に核家族化してゆく。 そうすると、誰も見ていないため、自分の困窮を一番弱い者に向けて、ぶつけてしまうのでしょう。

「性的虐待」など、本当に頭の配線が狂っていなければできない様な事でも、平気で一線を越えてしまい、それでも平気で生活して行ける。

「鬼畜」とよく言うが、それ以下でしょう。 「外道」という。

世の中、「サイコパス」以上に、簡単に「鬼畜」以下になり下がることのできる「バケモノ」がたくさん存在しているのは確かです。

虐待の区分

▮児童虐待防止法の定義としては、虐待は4つに区分されます。
(1)身体的虐待
(2)ネグレクト
(3)心理的虐待
(4)性的虐待

実際には、1つの類型だけで完結しているケースは少なく、さまざまな事象が複合的かつ複雑に絡み合っている為、把握するには非常に難しさがあるが、他人に悪事がバレるようにするほどバカではないのだけは確かで、そこが一番、始末が悪いのです。

▮その要因として
(1)ひとり親家庭
(2)子供の実親ではない人が家庭に入ってきた場合
(3)産後うつ
(4)父母の不仲
(5)経済的貧困
(6)望まない妊娠
(7)子どもの障害
(8)親の孤立
(9)子どもの頃に虐待を受けた親が加害者に回る
(10)親の精神的障害など

「新型コロナウイルスの影響で子育てに悩む保護者が孤立するリスクは高まっていて見守り体制の強化を進めたい」と言っていますが、子供は親を選べない。しかし、配偶者は選べるはずです。

昔は、食ってゆけないから、家族と一緒に暮らす、現代は、かろうじて食っていけるので1人で暮らしたい、と自立するが、家族を離れると、誰も、干渉しないのは良いが、困った時に、友達が居ても、そんなに親しく無ければ、誰にも相談できない。

元々、社交性のない人間が、社交性のない人間を選んでしまい、挙句果てに、自分が一番困ってしまう。 自業自得と言ってしまえば簡単だが、弱い者いじめ(虐待)が始まってしまう。

どうして、そんな「クズ」を選んでしまうのか? これも色々な原因があるでしょう。

そこで、5つの疑問が浮かんできます

どんな疑問か?

2.どうして「クズ」を選んで、結婚して子供を産むのだろう?

結婚して、子供が生まれる前に「クズ」だと気がつかないのか? 「クズ」と気がついた時には、もう妊娠していたか。。。

必死に、狂った様に、婚活市場で金を払ってまで婚活して、結婚した人で、どのくらいの確率で、「クズ」を選んでしまっているのでしょう。

確率の問題ではなく、「恋は盲目」と云うが、それほど、若くなくても、失敗するのは、「ヒトを観る目」が、経験不足と「無知」さ、故に無いのでしょう。
相手の素性も認識せずにくっ付いてしまう。 ほぼ、犬・猫と同じレベルでしょう。 誰も、止めないが。

同類を好むと云う事もあるます。「クズ」故に「クズ」引き寄せてしまう。

私、男運が無いの!」と言っている奴に限って、自分自身で「クズ」を好んで引き寄せている場合も、多々あるのだけは確かなのです。 自分の事なのに、自分のことを一番知らないのが自分で、そのことに気が付かないのが、人間としては、哀れなところでもあるます。

1)離婚の申立理由

2012年の司法統計によると、離婚の申立理由は男女ともに「性格が合わない」がダントツの1位。

男性の6割、女性の4割が「性格の不一致」を理由に離婚しています。そもそも生まれも育ちも違うわけですから、性格が違うのは当然。しかし、自分とは違う部分も含め、相手に惹かれて結婚したのも事実。ではなぜこんなにも「性格が合わない」ことを理由に離婚する夫婦が多いのでしょうか?

実は、他の異性と関係を持ったり、お金を浪費したり、相手に暴力を振るったことが原因で離婚するケースでも、社会的な体裁を気にして「性格の不一致」を理由にすることが多いのです。

また、決定的な理由がない場合も「性格の不一致」が理由とされます。離婚する夫婦にとって、「性格の不一致」はとても便利な言葉なんですね。ですので、「性格が合わない」ことだけが原因で離婚に至るケースは、見た目の数字よりも少ないと思われます。

 

2)性格の不一致は、隠れみの

今も昔も「性格の不一致」が最大の離婚原因であることは変わりません。

一方、異性や家族との関係を原因とする離婚の割合は減る傾向にあります。また、女性の離婚理由として多かった「夫の暴力」に関しては、未だ件数自体は多いものの、割合としては減少傾向にあります。

その代わり「精神的虐待」や「生活費を渡さない」といった、物理的な暴力を伴わない虐待を原因とする離婚が増加しています。

DVにもさまざまな種類がありますが、より間接的なものになりつつあるのが最近の傾向だといえるでしょう。

離婚件数が増えたのは、経済的に豊かになったせいでしょうが、それにプラス、頭の配線がおかしい奴が増えた、それに気づかず、結婚してしまう。 「なんだ、こいつ!」となり、気がついた時は、もう遅い。 自業自得なので、何だかんだ理由を付けて、縁を切る決断をするしかなくなる。

「クズを選ばないための学校」を作れば、儲かるかもしれない。

 

 

3.どうして「クズ」同士が、くっ付いてしまうのだろうか?

生育環境により、「脳」が、下記のような「状態」になってしまう場合もある。

これは私の聞いた話ですが、例えば、合コンなどで、幼少期に虐待やネグレクト(放置)を受けた子は、普通の子には目もくれずに、同じような境遇の男性を「嗅覚」でかぎ分けて、見つけて、くっ付いてしまう傾向があるようです。

愛されたいために、普通の男性には目もくれず、ダメな男を見つけだし「私が居なくてはダメ」的な男を選んでしまう。そう、「自分の存在価値が、誰かの役に立っていないと見いだせない」という感覚になっている。だから「クズ」を選んでしまう。

そして、DVをまた受けても、「共依存」の関係に陥っているので別れられなくなったり、「クズ男」と別れたとしても、また同じことを繰り返してしまう。 傍から見れば、すぐに別れればいいが、幼少期に愛情を受けずに、虐待やネグレクトの中で育った子は、クズ男を自ら引き寄せてしまう傾向があるようです。

例として、
DV彼氏の下を脱出して、キャバ嬢時代の元客の20歳年上の予備校講師と結婚したが、DV彼氏との生活に、戻ってしまいます。。。。

「なぜトラブルまみれの人生に戻るのか」。。。。

「非定型発達者は、非定型発達者同士のコミュニティの中にいるかぎり、比較的高いQOL(生活の質)を感じながら生きることができる」ことである。

という言い方もできますが、
生育環境により、「脳」が、下記のような「状態」になってしまう場合もある。

貧困に喘ぐ人と「支援者」がすれ違う根本理由」の冒頭で、下記のように、支援の難しさについて、もう一つ、大切な角度から、記載されています。

第1に、貧困をバックグラウンドにした虐待や育児放棄などの過酷な生育環境は、「非定型発達者」を生む。

第2に、その非定型発達者の中には社会的排除を受けがちなパーソナリティがあり、結果として彼らの貧困リスクは高く、そこから抜け出しづらい。

第3に、そんな環境を要因とした高い貧困リスクを抱える者たちには、脳卒中者へのリハビリ医療を発展させたような「脳の発達支援的なケア」が効力を発するのではないか。

ここで言っている「非定型発達者」とは、生まれつき発達障害を持った人たちと、劣悪な生育環境により生じてしまった人たちがいるとすれば、どちらかと云えば、後者のことを指しているのではと思います。

 

4.どうして、「保護者が孤立する」と虐待をする「クズ親」に成り下がるのだろうか?

人間って、こんな事で、簡単に「クズ」に成り下がるのです。 私は、大丈夫と思っている人間でも、劣悪な環境に入ると、簡単にクズに成り下がる可能性があるのです。

だから、子供は、親だけでなく「社会」で育てなくてはいけない理由でもあるのです。

「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で保護者のストレスが蓄積し、虐待のリスクが高まっている。影響の長期化でそのリスクはさらに大きくなっていく可能性が高い。例年と比べて増加率は減少したが学校の臨時休校や、病院の受診控えなどにより、公的な機関が子育て世帯と接点をもつ機会が減少し、虐待を把握できなかった可能性もある」

 

そのうえで、「保育所にも通っていない幼い子どもがいる家庭で外部との接点がないケースも多い。行政などは相談窓口をあけてただ待っているだけではなく、家庭を訪問したり、感染が不安な場合はオンラインで相談を受けたりするなど子育て世帯を孤立させない取り組みを積極的に進める必要がある」としています。

今始まった事ではなく、昔から、産んだは良いが、子供を育てる「能」の無い、親が今でも沢山いるという事なのではないでしょうか。

頭の配線のおかしい親に、子供を養育させる—–>その子供も、同じように、正常な脳の配線にならず、同じような事を繰り返してしまう。

発達障害、愛着障害、人格障害など、生れ付きの障害の場合もあるが、そうでない障害も、養育環境が劣悪で、頭の配線のおかしくなった親に育てられれば、同じようにおかしくなるでしょう。

人間は、自分より弱い者をいじめる。そして、自分で受けた嫌な事を一番弱い者に「はけ口」を求めていじめる、虐待する。

職場などでは、まともな社会人の顔をしているが、家に帰れば「だだのクズ」、「外道」でしかない「ケダモノ」以下の行為を平然と行い生きている。

世の中、一定数の「クズ」が、社会の中に紛れているのですが、警察は「民事不介入」と言いますが、人の物を盗んだり、殺したりしなくても、「民事」に介入しないと、こんなの全然なくならない犯罪でしょう。

どんなに先進国になって、絶対的貧困が減って、豊かな社会になっても、世の中、一定数の頭の配線がおかしくなった「クズ」が、社会の中に紛れているのが、現実の日本の社会なんでしょう。

こんな国が、「先進国」と言われていること自体が、おかしいのです。

 

5.どうして、「児童相談所」は、対応が追い付かないのか?

児童虐待の死亡事件が起こるたび、真っ先に非難の矛先が向かうのが児相である。児相が会見を開き、所長が深々と頭を下げる光景はこれまで何度も繰り返されてきた。

なぜ、いつまで経っても、改善できないのだろうか?

1)児童福祉司の人材不足?

ここに、元職員が非情な現場を告発する一冊の書籍があります。

何度も通報されていたのに、虐待が見逃されるのはなぜなのか?最後のセーフティーネットであるはずの児童相談所は今、子供を救う場所ではなくなっている。親の言うなりになる児童福祉司、いつも満員で入れない一時保護所、虐待親の心理など、元職員が非情な現場を告発する内容の書籍です。

▮告発 児童相談所が子供を殺す (文春新書)

目次
序章 私が目の当たりにした悲劇
第1章 なぜ虐待死は防げなかったのか
第2章 児童相談所とは何か
第3章 なぜ虐待はなくならないのか―虐待の「強制終了」
第4章 なぜ虐待はなくならないのか―力量不足の児童福祉司たち
第5章 なぜ虐待はなくならないのか―児童養護施設に入れても続く問題
第6章 児童相談所が虐待をなくせない理由
第7章 なぜ虐待は起きるのか
第8章 どうしたら虐待はなくなるのか
第9章 子どもと関わる上で重要な六つのこと
————————————————-

「児童相談所」の多忙、人手不足、専門家の不足、ハード面の限界は各メディアでも言われていますが、それは本質的な問題では無いと云う事だそうです。

何度も通報されていたのに、虐待が見逃されるのはなぜなのか? 最後のセーフティーネットであるはずの「児童相談所」は今、子供を救う場所ではなくなっている。

クズ親の言うなりになる児童福祉司、いつも満員で入れない一時保護所、虐待親の心理など、元職員(児童心理司)が非情な現場を告発する内容です。

「児童福祉司」は、虐待などで子供を保護しようとして、クズ親に怒鳴り込まれるのが、怖い!!のだそうです。 はあ?です。 だから、子供の世話をする職員と、怒鳴り込んでくる親を相手にする職員を分業させれば良いのです。

そんなに怖ければ、恫喝にも屈しない「まる暴」課の定年退職者(OB)でも横に置いとけって。

児童福祉司」とは、相談所に配属された人間の職名であって、専門家ではないそうです。 地方公務員試験を受けて役所に入った普通の公務員が、児童福祉司として、人事異動で、簡単な研修を受けて配属されるだけの地方公務員で、数年したら、他の職場に移動するような職だそうです。

全然、専門家ではないのです。 「気の弱い素人」小役人の集団でしかない。

政府もなぜ、こんな事態になっているのが分かっているのに、「素人の集まり」に任せておくのか?

その支援の質を上げるためにも新しい国家資格が必要だという主張もあるが、児童福祉司、社会福祉主事、保育士、子育て支援員、放課後児童支援員、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士、子育て支援カウンセラー、育児セラピスト、伴奏型支援士。。。こんなに資格があるのに、この体たらくです。

どの資格を持っていれば、あの子を救えたのでしょうか? 何にも救えていないでしょう。

資格の問題では決して無い。ちゃんと答えて下さい。

頭の配線が、おかしい親が怒鳴り込んでくるのは、想定内のはずだが。。なぜ警察権力を使わないのか?

親の「脳の配線」が、おかしいから、子供がDVの被害に遭うんでしょう。脳の配線がおかしい親にどう対応しようと云うのか? 「気の弱い職員」では無理に決まっているでしょう。

頭の配線が、おかしい親が怒鳴り込んでくる場合は、警察の「まる暴」課が、担当すべき案件です。

よく、頭の配線のおかしい奴を何十人もの警察官が取り囲んで、確保する様子を映像で見ることがあるが、これを観て「税金の無駄遣いだ!」とほざく「頭の軽い」奴がいるのですが、誰だって、頭の配線のおかしい奴を捕まえるのに大変でしょう。 そのために警察があるのですから。決して「税金の無駄遣い」ではないのです。 米国の様に、一発で射殺できれば苦労しないのです。

2)「児相」間の問題、「クズ親」は、ほぼ、移動(引っ越し)するのですが、ちゃんと連携(情報共有)が取れていない。

これは、IT化社会と言われているが、情報を共有する為の「システム」が存在しているのか。まさか、電話や、FAXで終わっていないよな。

3)警察との連携は、ちゃんと取れているのか?

連携が難しいのは、警察は犯罪を取り締まる、児相は子供を保護する所で役割が違うので、連携を取るのが難しい。

児相は、警察の介入を嫌う理由も有ります。その辺の詳細は、下記の記事を参照。

日本の「児童虐待対応」世界から取り残されるワケ
「警察との情報共有」が現場を苦しめている。

 

6.世の中、色々な「精神疾患」などを抱えた人たちが大勢いるという認識が薄い。

1)非定型発達者

生まれてからの生育環境の中で受けた心的外傷などを持った人たちを「非定型発達者」と云うなら、やはり、「脳」の特性の問題で、「定型発達者」のように生活して、脳が不安を感じないような「発達支援的ケア」が必要だが、支援する側も、一番大切で大事な問題まで理解していないとも、言っているのですが。。。。

たぶん、こう言うと、「本当に求めている人のみ、救済の手を差し伸べればいいのでは」という意見もあります。

確かに、絶対的貧困で、食べ物も教育も受けられないアフリカの子供たちに救援のてを差し伸べても、何人の子供が、援助を受けて、教育を受けて、貧困から抜け出したのか、その数は不明です。

劣悪な環境で育った「非定型発達者」にとって、脳が、そこで「フィックス」してしまうと、そこから抜け出そうとする気持ちも無くなってします。 「脳」にとって、その人にとって、安定した環境になってしまうからです。

「非定型発達者」も劣悪な環境下で、慣れてしまうと変化を嫌う。ましてや「定型発達者」も脳の特性として、変化を嫌う。

そこは、安定した環境ではないと、他人の「脳」に、教え込むのは、非常に、難しいことです。有る意味、マインドコントロールを解く作業より、難しいことのように思います。

どこまで、支援の手を差し伸べれば良いのか、みんなで考える必要があると思います。

 

7.「親ガチャ」と言うが、自分がバカやアホなのは、親のせいか?

最近、「親ガチャ」、「子ガチャ」などいうワードが出現しているが、ソーシャルゲームにありがちなキャラクター入手方法(いわゆるガチャ)になぞらえた言い方だそうです。

▮「親ガチャ」
子どもの立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」と述べる表現

▮「子ガチャ」
親ガチャとは逆に、親の立場から「どんな子が生まれてくるかは任意で選択できない」状況を表現する言い方

これは、ネット上のアホどもの「言い訳」に過ぎないが、社会が固定化して、下からは這い上がれないと云う言い訳にはならないでしょう。

どんなに貧乏でも、今の時代、自分で勉強する環境は、努力すればある程度、確保できるでしょう。 それより、まともに大学を卒業して、社会人になり、30,40歳になっても未だに、「バカマンガ」を読んでいる奴、「バカゲーム」をしている奴の方が、アホでしょう。

金が有って、生活に困らなくても、「バカ」や「アホ」は腐るほど居るのです。

字は読めるが、中に何を書いてあるか理解できない、認識できない奴は、隠れて見えないかもしれないが、これからも増加する。

バカやアホの好きなもの
ネット上で云えば、バカゲーム、バカマンガ、SNS 大好物でしょう。やはり、この階層を奈落の底に突き落とさないと、世間で起きていることがわからないでしょう。

 

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