【ためになった事柄】「女性は感情的」は思い込み?「ピルで女性の働き方改革」、「排卵を隠蔽」しない社会について考える

2020年6月6日、
本日のためになった事柄は、
「女性は感情的」は思い込み?「ピルで女性の働き方改革」について考える という記事。

もう一つ、
ホリエモンが女性の働き方改革になると提案した「低用量ピル」の効果 という記事。

先日ですが、ネットで「ホリエモン」が、可笑しなことを言っているなと思っている事柄を見つけて、ちょっと気になっていました。

それは、5月22日、ホリエモンの書籍『東京改造計画』の目次が公開になったですが、その中に「低用量ピルで女性の働き方改革」という項目があり、ネット上でもちょっと物議を呼んでいました。

そんな中、東洋経済ONLINEの記事で、生理前に別人になる妻」を支える43歳夫の献身と云う記事を読んで、ホリエモンの云っていることは、なるほどなと感じてしまいました。

世の中、長く生きていると、男女に関係なく、とんでもない奴に遭遇することもあるのです。

特に女性の話で云えば、仕事先の男性陣との会話の中で、普通は教えてくれませんが、自分の「女房」殿の事を、他人事のように教えてくれる夫も居るのです。

どんなことかと言えば、どうも、チンピラみたいな「女房」殿と一緒に暮らしている旦那が結構居るのです。子供もいますので別れようともしません。どんな症状かは、ちょっと言えませんが、チンピラみたいなもんです。 普通の女性ではありえない、言動、行動をするのです。

ほとんどの「旦那」は、身内のことですし、普通は「秘密」にしておきたいから喋らないでしょうが、チンピラまでは行かないが、こんな「女房殿」って、普通の家庭にも結構な割合で居るのでしょうね。 蓼食う虫も好き好き」と言いますので、例え、家庭内「逆DV」でも、本人(旦那)が良ければ、それで良いのでしょう。

 

それでホリエモンが「低用量ピル」の事に触れていたんだと気が付きましたが、低用量ピルを飲むとどうなる?

なんで「避妊」目的だけでなく、「低用量ピル」を飲む必要があるのか? 

これは、私も知らなかったことで、この歳になるまで無知で、ちょっと、ショックでした。

さあ、知らなかった男どもは、少し勉強しておきましょう。 なぜ、そうなるかを。

1.脳の仕組み

頭の配線がおかしくなる」と言う事は、
具体的には、ヒトの「脳神経細胞(ニューロン)」は約1千億個あり、約100兆個の「シナプス」という接続端子で、ネットワークを形成していますので、物理的にはこのネットワーク上に問題が発生していると言う事です。

その調節方法は
■「脳神経細胞」はうまくできているもので、「シナプス」という接続部分(端子)があるおかげで、情報の伝達が、ニューロン内のイオン電子の情報が、ダイレクトに次のニューロンに伝わらないように調節しています。

■「脳神経細胞」内のデジタル信号は、「シナプス」間隙で、情報を受け渡す仕組みの中で、脳内ホルモン(脳内伝達物質)によって情報手段の変換をして、情報の強度をうまく調整しています。

その脳内ホルモン量が、多すぎても、少なすぎても、脳内の情報伝達(ネットワーク)が、うまくゆかなくなるのです。

発達障害、人格障害、愛着障害などの脳に関する障害はどは、大脳の前頭葉、側坐核、偏桃体、海馬、視床下部など、脳の構成部品とネットワークに問題が発生していると起こる症状である。

と、ここまでは、私でも理解していました。

そこで、女性の子供を生むための機能と症状、「脳」機能までも影響するということ、そして、その対策として、「低用量ピル」が効果があるということを知りませんでしたので、メモしておきます。

多分、男どもは、「女性は感情的な生き物だ」くらいは誰でも感じていることでしょうが、なぜ、そうなるのか、どんな症状が発生するのか、どんな対処法があるのかは、私も含めて、認識できていないでしょう。

男どもよりも、はるかに、自分の意志で、行動・言動をコントールすることのできない、脳内の「神経伝達物質」に左右されて生きてゆくしかない、女性の体の「メカニズム」についてです。

これを「感情的」と云うよりも、「動物的」と云うのか、「本能的」と云うのか、同じ人間でも性が違うと、精神活動まで違ってきますので、理解する必要があるのではないでしょうか。

 

2.「PMS(月経前症候群)」、「PMDD(月経前不快気分障害)」とは?

私が知らなかった1つ目は、
PMS(月経前症候群)」や「PMDD月経前不快気分障害)」という言葉です。

脳科学、脳神経学を学習している私にとって、やられたと思わざるを得ない事柄でした。

人間は、自分の意志だけで動いていると思ったら大間違い」と言う事を知っていたにも関わらずです。

「発達障害」、「人格障害」、「愛着障害」もそうですが、本人のせいではなく、生まれつきや、養育環境の劣悪さで、いくらでも、頭の配線がおかしくなり、社会生活になじめなくなる場合がいくらでもあると言う事です。

 

■「PMS(月経前症候群)」や「PMDD月経前不快気分障害)」などの症状は、このホルモンのバランスが崩れることによって、発生していると云う事柄です。

女性の体は、排卵後から生理前にかけて分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は妊娠しやすいような体を作る働きをしています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は排卵前と後では優位性が逆転します。

このように、月経までのおおよそ14日間、体は妊娠に備えて多くの変化が起こります。

黄体期と呼ばれる排卵から月経が起こるまでの間に卵胞ホルモン黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが原因ではないかと言われています。

また脳内では、それらの変化を起こす様々なホルモンの影響で、「セロトニン」や「ドーパミン」などといった脳内伝達物質の濃度にも変動が起こることにより、脳や体が、自分の意思で、うまくコントロールできなくなります。

■PMSとは「月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経が始まると共に軽快ないし消失するもの」と定義されています。

PMSPMDDの違いは、厳密に区別することが難しい場合もありますが、月経前に心身の不調が出現するPMS(月経前症候群)と似ていますが、PMSの場合は精神症状だけでなく下腹部痛・腰痛・頭痛・めまい・肩こり・むくみなどの身体的症状も伴っており、精神的症状の深刻度合いがPMDDに比べて軽いという違いがあります。

 

3.低用量ピルの効果は、「避妊」だけではない

低用量ピルは、

■「避妊」を主効果としています。

■副効果として、
PMSの改善、ニキビの改善、生理痛の改善、生理不順、子宮内膜症の予防、卵巣がんのリスク低下、子宮がんのリスク低下、といった女性の悩みに対して効果をもたらしているそうです。

もちろん、メリットばかりではなく、デメリットもあります。

ピルが、日本で承認されたのは1999年で20年以上経っていますが、

日本のピルの使用率に実に現れている。2019年の国連「Contraceptive Use by Method 2019」によると、日本のピル使用率は、たったの2.9%

北朝鮮1.7%、中国2.4%は日本よりも少ないが、欧米諸国では、米国13.7%、英国26.1%、カナダ28.5%、ノルウェー25.6%、フランス33.1%は、日本とは比べ物にならないほど普及している。

日本は世界の中でも、ピルの使用率に関して最後進国といえるほど、遅れているのだ。

日本では、ピルは「避妊」目的だ、と言う事が先行してしまい、副効果の方の知識が少ないためなのか使われていない、普及しないのでしょうね。

さらに、頻繁に性交渉が無ければ、「避妊」の目的だけの為に、いつも服用して、そのリスクヘッジを女性自身が、いつも背負うという気持ちにならないのでしょうね。

 

「低用量ピル」の副効果として女性が最も期待していると考えられるのが、PMSの改善です。

ホリエモンが言っているのは、
「男性だから、生理のつらさも身を以て体験できないが」と前置きした上で、「昨日までにこやかに接していた女性に突然ブチ切れられる」ことが何度となくあったと述べている。

 

4.「女性は感情的な生き物だ」は本当か

世の中の男どもは、決して女の前では口にしないが「女性は感情的な生き物だ」という考え方が一般的でしょうが、私は、そう考えてはいなかった。

女性は、「感情的」と云うより、感情のコントロールが不能になる状態が発生する。

脳内の無意識の、脳の仕組みに左右されてしまう「生き物」なのだと言う事です。

それが、ヒトの「雌」としての進化の中の「宿命」なのでしょう。

例えば、出産する機能を備えているために、
エストロゲン」は、女性ホルモンの一つで、卵胞の成長をサポートするために卵巣から分泌されるので、「卵胞ホルモン」とも呼ばれ、女性らしくしてくれるための働きをします。

ところが、出産後、胎内で赤ちゃんを育てる必要がなくなるため、産後2日目ころから急激に分泌量が減少する。その影響で「セロトニン」を始めとする「脳内神経物質」の働きが弱くなったり、ホルモンのバランスが崩れると産後、“うつ”を発症したり、孤独感に苛まされる。産後の「エストロゲン」の減少は、精神的な面でも不調の原因となります。逆に愛情ホルモンと呼ばれている「オキシトシン」というホルモンが多く出る機会が増加します。

<「脳内神経物質」とは?>
ニューロン(神経細胞)間で信号(刺激)をやりとりするために必要な物質は、神経伝達物質と呼ばれています。例を挙げると、γ-アミノ酪酸(GABA-ギャバ)、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどです。

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男にはない「妊娠」すると云う、機能がもたらした、特別な状態で、男性から見れば、このように女性の体は、妊娠するための仕組みにより、「体」も「脳」も、めんどくさい状態に陥ってしまうのです。

男からすれば、こんなこと知る由もないことで、知ってしまうと「女性って、いやー、大変だな」とも思います。しかも、この歳になるまで、気が付いて上げられなかった。

日本の学校では「性教育」は、諸外国に比べて、タブー状態ですが、このような体の仕組み、心の仕組みについては、男女関係なく教育現場で、ちゃんと教えるべきです。

これを知らないから、

単純に、男どもは「女って、メンドクサイよな!」と思ってしまうのです。

 

5.「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」

ちょっと興味深い書籍を紹介します。

私の大好きな「銃・病原菌・鉄」、「文明崩壊」、「第三のチンパンジー」など、比較文化人類学者の「ジャレド・ダイアモンド」博士の著書「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」です。

生物全体の「性行動」からすると、異常な行動をするのはしろ人間のほうで、では、どのあたりが変なのか?

著者が挙げているのは、

1.男女が夫婦を作り、基本的に特定の相手とのみセックスすること

2.男女ともに子育てをすること

3.ほかの夫婦と協力しあい、テリトリーを共有しあうこと

4.密室内でセックスすること

5.排卵徴候が隠されていること

6.一定の年齢で閉経すること

以上のようなことは、ほとんど人間でしか見ることの出来ない奇妙な行動だそうです。

1)排卵の隠蔽

「なぜ発情を隠すのか、そしてなぜ年中セックスするのか」

われわれヒトの場合は、発情周期のどんな日にも性交をしている。女性はいつでも性交を誘い、男性側も相手が受精できる状態にあるのか、排卵しているのかを気にかけることなく性交する。 (中略)ヒトのセックスのほとんどは、女性が妊娠できない状態でのものなのだ。

一見、子孫を残す目的から言えば、無駄な行動をしているように見えますよね。

スウェーデンの生物学者トゥルベリとメラーの研究では、霊長類68種のうち32種は目に見える排卵サインをはっきり示さない。また、繁殖システムを「一夫一妻型」「ハーレム型」「乱婚型」に分類し、それぞれの系統から、そのシステムがどう変化していったかを見ていった。

その結果、

まず、排卵の隠蔽は乱婚かハーレム型の種の中で生じる。次に、排卵の隠蔽が定着したところで、その種は一夫一妻に切り替わるのである。

人間のように「セックスを楽しむ」という理由はなんだろうか。子孫を残すための戦略として、排卵の隠蔽が生じるのか?

この問題は、諸説ありますので、是非、自分で調べてみて、自分の納得する説を考えてみて下さい。

 

6.女性の社会進出を進めるには

どこの国の社会制度も同じようなもので、これまで構築された日本の社会制度や組織風土も、女性のこのような現象だけ捉えて、働く女性の「社会進出」を拒んできたのでしょう。

1)ジェンダーギャップ

日本では、世界のジェンダーギャップ指数121位で、企業のトップのほとんどは男性が占めている。

ホリエモンの様に、女性の生理現象に問題があるかのごとく提案され、低用量ピルを飲んで、ちゃんとすれば相手にしてやるではなく、相手をもっと大勢の男どもが理解する必要があると思うのですが、どうでしょう。

確かに、大きく、凶暴な動物を集団で、狩りをしていた太古の時代では、その日によって体調が変化して「戦闘能力」に問題が発生すれば、集団の狩りの中で生命の危険が発生するから、増してや肉体的にも弱い女性を排除する必要があるが、現代社会の組織の中ではどうでしょう。

企業の上層部などは、体力的に衰えた「じじい」でもできます。 女性の総合的な判断力に何か、問題があるでしょうか? 男も女も、大して変わらないように思います。

「人工知能」的に見れば、確かに、どんなに優秀でも電気的な環境に左右されて、突然又は、周期的に、変な判断をしてしまうような、そんな人工知能は使えない。。。となるでしょうが、人間ですので仕方ないのです。 が、その「仕方ない」が、どこまで通用するかです。

男側から、はっきり言えば、いつも同じ状態(精神的にも肉体的にも)でいられないというのが、最大の問題だと云う認識でもありますが。。。。

2)少子高齢化を補うには

出生率で云えば、すでに子供のいる世帯の子供の数は低くないのですが、これから結婚して子孫をつくることのできる環境ができなければ、一夫一婦制の下で、結婚もできず、子供の数も全体として増えないでしょう。

補助的な仕事ではなく、女性を更に社会進出させるには、確かに社会的コストは、男が働くより、めんどくさいことが沢山あり高くなりますが、それを是として進める必要があると思います。

この先、少子高齢化の時代に、歯止めをかけられず、このまま、人口が減少してゆくのを指をくわえて、見ているしかないのでしょうか。

昔は、産業構造が違うので、労働力を確保するために「貧乏子だくさん」でしたが、今は、相対的貧乏だと、男も結婚できないでしょうし、女は絶対に子供を産みません。

働き方改革の中で、これからは、女性が「あ、私、ちょっと調子悪いから会社休みます」と云っても、全然、困らないような働き方、業務の標準化をしないと、女性の社会進出も進まないような気がします。

女性に、男の方から「ピルで女性の働き方改革」と言っても、あくまでも「選択の自由」は女性にありますので、しかし、ちゃんとしたメリット(金がたくさんもらえる、地位が上がるなど)や必要性が無ければ、こんな症状で苦しんでいたとしても、飲まないでしょうね。

女性が子供を産もうが、産むまいが、誰も口を挟むことができません。 女性の勝手です。

だから、人口が減少しても関係ないのです。 そんな事は女性からしてみれば、知ったことでは無いのです。

「産むための環境が悪いんだから、仕方ないでしょう」と言われれば、何も言うことはありませんので。 

 

7.「排卵を隠蔽」しない社会に

こんな事を言っていたら、対策を打ってきた会社が現れました!!!

桃谷順天館グループで、化粧品関連の会社で、女性の多い職場なのだと思いますが、

男女関係なく全社員が取得できる不妊治療休暇と、PMS(月経前症候群)休暇を6月から導入したことを明らかにしたそうです。

新たな休暇制度は、申請時の心理的抵抗感や勤怠表上での視覚的ストレス軽減のため、社内から名称を募集し、それぞれ「ライフサポート休暇(不妊治療休暇)」「エフ休暇(PMSにも対応した生理休暇)」と名付けたそうです。

■「エフ休暇(PMSにも対応した生理休暇)」導入の背景については、

女性の体は日々変化し、月経前であってもPMS(月経前症候群)と呼ばれる、日常生活に差し支えるほどのこころや体の不調が起こることがあります。

経済産業省の報告によると、会社に勤務する女性のおよそ7割が月経関連の症状や疾患に悩まされており、次いでおよそ4割がPMSに悩まされています。そこで、PMSでも休暇を取得できるよう、従来からある生理休暇『エフ休暇』の取得条件を拡大しました。

会社がちゃんと、「女性の体」の事を認めてくれるなんて、素晴らしいではないですか!!!

そうです。もっと、予め、体の状態の変化を明確にしておけば、業務上、居なくなっても何も慌てることが無いでしょうから、業務に支障は出ませんよね。

PMS(月経前症候群)」や「PMDD月経前不快気分障害)」が発生してしまうのなら、女性たちは、「排卵を隠蔽」せずに、こんなことなら、いっその事、色分けされたバッチでも付けて、分かるようにしておけば良いのですが、そうもゆきませんか。。。。

そうすれば、「精神」がおかしくなっている時期は、どんな地位に付いていても「仕事から外す」という簡単な手段を明確に、素早く取ることが出来て、問題が無くなるでしょう。

女性たちは「排卵を隠蔽」せずに会社に来ましょう。

そこまですれば、男どもは、納得するでしょう。。。。

参照記事
桃谷順天館、新たな働き改革「不妊治療・PMS」に対応した休暇を導入

 

追記

8.「リプロダクティブヘルス/ライツ」

韓国の女性産婦人科医・性科学者の 宋美玄(そん みひょん)先生の記事が興味深いので、紹介します。 (文春オンラインの記事です)

ホリエモン“公約本”の「ピルで女性の働き方改革」 大ブーイングを浴びた2つの理由

リプロダクティブヘルス/ライツ」とは、
日本語訳は「性と生殖に関する健康と権利」で、性や子供を産むことに関わるすべてにおいての精神的、身体的な健康と、自分の体に関することを自分で決められる権利です。

全ての個人とカップルが、
・子供を産むか産まないか、いつ何人産むかを自分自身で決めること
・安心して妊娠出産ができ、子供にとって最適な養育ができること
・他人の権利を尊重しつつ安全で満足な性生活を持てること
・性暴力を受けないこと
・セクシャリティ表現の自由
・バースコントロール(避妊)や性感染症の診断・治療にアクセスできること

 

1)毎月生理が来ることは本当に自然なのか?

現代の先進国の女性は子供を産む数が減ったことで生涯の月経回数が急増し、生理痛やPMS(月経前症候群)に悩まされるようになったこと

毎月生理が来ることは、女性にとって宿命かつ健康の証であると刷り込まれ、生理痛や過多月経、生理前の不調を「こんなものかな」となんとかやり過ごしている方はとても多いと思いますが、実はたった約100年前まで、女性と月経の付き合いは大きく異なるものでした。

この約100年で人類が生涯に産む子供の人数が減った上に、栄養状態が良くなって初潮が早まったことで、昔は生涯で約150回だった月経回数が約450回になったと言われています。

違いは、
初経が早まったにもかかわらず、出産の時期が遅く、多産ではなく少産、もっとわかりやすく言えば、「排卵」しても、「卵」を捨てる回数ばかりが、やたらと増加したのです。

 

2)月経回数が増えると、婦人科疾患も増える

月経回数が増えたことで生理周期に連動する生理痛や生理前の不調を感じる機会が増えただけでなく、子宮内膜症や卵巣がんなどの婦人科疾患が増えました。

毎月毎月月経が来ることは、人類の女性にとって「自然」でも「健康」でもないのです。

 

感想

女性が子供を産もうが、産むまいが、誰も口を挟むことができません。 女性の勝手です。

だから、人口が減少しても関係ないのです。 そんな事は女性からしてみれば、知ったことでは無いのです。

と、先ほど言いましたが、人類学的に見れば、

たった100年前から比べても、世の中が、進歩したと云うのか、変わってしまったと云えばいいのか、時代の変化の狭間で、そのつけを支払っているのが、常に女性の体なんでしょうと、男側から見ると感じてしまいます。

栄養状態が良くなって初潮が早まったのですが、早く結婚して、生物学的に見ても、早く子供を産めば済むことなんでしょうが、晩婚化が進み、そうは問屋が卸しません。

今は、昔と比較しても、出産のタイミングは、10年も遅いのです。

社会構造が変化して、婚期が遅くなっても、生物学的な最良の出産のタイミングは、変わらないのです。

人類進化の流れで、晩婚で子供ちゃんと産んで育てられるように、遺伝子が変化しないものでしょうか。 そうです。 卵の時代から、胎盤でお腹の中で育てられるように劇的に進化したようにならないでしょうか。

ウイルスは、自然の環境変化よりも、人類も含めて生物の遺伝子進化を劇的に増加させる唯一の存在です。

人類は、排卵を隠蔽して、いつでも「できて」、毎月妊娠できるから、大変なんです。

人類以外の「哺乳類」動物の様にいっそのこと、年に数回しか、発情しないような体に遺伝子的に変化すれば、女性の苦しむ回数も減るのではないかと思うのですがどうでしょう。

生き物の宿命、「相手を選ばない雄の積極性と、相手を選ぶ雌の受動性」ですので、どうしたらいいんでしょうね。

 

コメント

  1. It’s nearly impossible to find educated people on this subject,
    but you sound like you know what you’re talking about!
    Thanks