2018年7月10日、
本日の重要だと思う記事です。 女児虐待死事件でメディアがぜったいいわないこと です。
東京目黒区で起きた、5歳女児虐待死事件についてです。
■「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を書いた橘 玲さんの記事です。
この5歳女児虐待死事件について大量の報道があふれていますが、じつは意図的に触れていないことが、2つあと記載されています。
一つ目、女児を虐待したのは義父で、母親とのあいだには1歳の実子がいました。じつはこれは、虐待が起こりやすいハイリスクな家族構成です。
二つ目、メディアが触れないもうひとつの事実は、この女児にはどこかに実の父親がいることです。ここでも誤解のないようにいっておくと、「父親を探し出して責任を追及しろ」といいたいわけではありません。
彼らしい、展開ですが、もう少し、突っ込んでみましょう。
1.虐待が起こりやすいハイリスクな家族構成
女児を虐待したのは義父で、母親とのあいだには1歳の実子がいました。じつはこれは、虐待が起こりやすいハイリスクな家族構成です。
父親は自分の子どもをかわいがり、血のつながらない連れ子を疎ましく思います。母親は自分の子どもを守ろうとしますが、それ以上に新しい夫に見捨てられることを恐れ、夫に同調して子どもを責めるようになるのです。なぜなら進化論的には、ヒトは自分の遺伝子をもっとも効率的に残すよう“プログラム”されているから……。
これが進化心理学の標準的な説明で、こうした主張を不愉快に思うひとは多いでしょうが、アメリカやカナダの研究では、両親ともに実親だった場合に比べ、一方が義理の親だったケースでは虐待数で10倍程度、幼い子どもが殺される危険性は数百倍であることがわかっています。
私も、同意見ですが、世の中、一般には、動物とは?、生き物とは?と云う、根本的な性質については、理解できていない人が、殆どでしょう。
ですので、この記事の「コメント」にも、知能の低いコメントが来ています。
>なぜでしょう?
>心に響きません
以前よりも取り扱う「テーマ」が多様化したため、興味のあるテーマが相対的に減ってしまったのでは?
などと、記載されていますが、「心に響きません」とかの問題では、決してありません。
「テーマ」が多様化したため、興味のあるテーマが相対的に減ってしまったのではなく、相対的に興味のあるテーマが、むしろ増えたのです。 同じテーマだけでは、つまらないのです。 バカの一つ覚えではなく、新しい知見を広げて成長したいのです。 ただそれだけです。 あなたに嫌われても何の問題もないのです。
少なくとも、「女児虐待死事件」について、書かれている記事の中で、本質を突いている記事です。
<「毒親」の正体>
夫婦ともども、発達障害、愛着障害、人格障害を抱えている場合も沢山あるのです。
そして、「共依存」の関係になれば、夫婦の関係を壊したくないが為に、父親がいけない事をしても、母親が見て見ぬふりをしてしまう事は十分に考えられます。
だが、この本質を突いている事を認めると、「児童相談所は何をやっていたんだ!」 と非難を浴びるでしょう。
アメリカやカナダの研究では、両親ともに実親だった場合に比べ、一方が義理の親だったケースでは虐待数で10倍程度、幼い子どもが殺される危険性は数百倍であることがわかっています。
こんな事、ちょっと上記の書籍を読んだだけで、この様な状態におかれた「子供」が、いかに危ないかという事ぐらい、「バカ」でなければ、分かるでしょうと言いたい。
義理の父親が、職も無く、追い詰められた状態にあったことも、児童相談所でも、十分に分かっていたことでしょう。しかも、虐待されているのは、以前から、分かっていたにもかかわらず。。。なぜ、助けなかった。。。。。と云う事になります。後日、義理の父親は大麻で捕まっています。
動物ではなく、人間も、追い込まれれば、動物の様になんでもやってしまうという事実だけです。
恨みなどの怨恨の事件だと、国民は、妙に、納得するのですが、この様な事件は、人間の本質にかかわる事件は、理解できないのでしょう。
もう一つ、問題があるとすれば、「児童相談所」の様子が、垣間見ることがでる書籍を1つ紹介します。
何度も通報されていたのに、虐待が見逃されるのはなぜなのか?最後のセーフティーネットであるはずの児童相談所は今、子供を救う場所ではなくなっている。親の言うなりになる児童福祉司、いつも満員で入れない一時保護所、虐待親の心理など、元職員が非情な現場を告発する内容の書籍です。
■
<目次>
序章 私が目の当たりにした悲劇
第1章 なぜ虐待死は防げなかったのか
第2章 児童相談所とは何か
第3章 なぜ虐待はなくならないのか―虐待の「強制終了」
第4章 なぜ虐待はなくならないのか―力量不足の児童福祉司たち
第5章 なぜ虐待はなくならないのか―児童養護施設に入れても続く問題
第6章 児童相談所が虐待をなくせない理由
第7章 なぜ虐待は起きるのか
第8章 どうしたら虐待はなくなるのか
第9章 子どもと関わる上で重要な六つのこと
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「児童相談所」は、何をやっていたんだろう? 法律の問題か? 人員の問題か?
通常の役所で採用した人間を「児童相談所」で、「児童福祉司」として使うな。。と言いたいが、現実は、何も改善されない。
日本の全国の児童相談所が2016年対応した児童虐待件数は12万件以上だそうです。
2.共同親権と単独親権
この女児には、どこかに実の父親がいることです。ここでも誤解のないようにいっておくと、「父親を探し出して責任を追及しろ」といいたいわけではありません。
日本では、夫婦が離婚するとどちらかが親権をもつことになります。これが「単独親権」ですが、考えてみれば、離婚によって親子関係までなくなるわけではありませんから、これには合理的な理由がありません。そのため欧米では、夫婦関係の有無にかかわらず両親が親権をもつ「共同親権」が主流になっています。
共同親権では、子どもが母親と暮らしていても、別れた父親に子どもと面会する権利が保障されると同時に、養育費を支払う義務が課せられます。ところが単独親権の日本では、ほとんどのケースで父親が親権を失うので、義務感までなくなって、2割弱しか養育費を払わないという異常なことになっています。
虐待への対処でむずかしいのは、公権力はプライベートな空間にむやみに介入できないことです。子どもが家で泣いていたら近所のひとに通報され、いきなり警察や児相がやってくるような社会では、誰も子育てしたいとは思わないでしょう。
しかし実の父親なら、面会を通じて子どもの状態を確認できるし、子育てにも介入できます。子どもが危険にさらされていると判断すれば、保護したうえで公的機関に訴えることも可能でしょう。
1)「共同親権」の様なことでは、問題は、解決しないように思います。
結婚して、初めて気が付く、相手が「頭に障害を持った人だった」という事が。。。。
また、生れ付きではないが、愛着障害を背負ってきた場合もあり、生活が、破たんする確率も高いでしょう。ただ単に、「性格の不一致で別れましょう」などと云う、夫婦は少数で、どちらかが、何だかの問題を抱えているから、離婚するのでしょう。
もし、こんな相手に、別れた後、「共同親権」など与えても、何の意味があるのでしょう。
ここは、ちょっと、問題のある部分で、推測の域を出ませんが、この母親が、離婚したのは、夫婦間で問題が合ったから離婚して、新しい男と一緒になった訳で、法的な責任はあるが、嫌で別れた旦那に、関わりたくないし、助けを求めるわけも無く、本当の父親は、この様な状態に子供がなっている事を知っていたかどうか? 疑問ですし、自身の問題はさておき、別れた女房に憎しみを持っていれば、近寄るはずも無いでしょう。
また、この母親も、自分の実の娘が虐待を受けている事を知っているにもかかわらず、現在の夫と関係を壊したくないために、見て見ぬふりをしていたのか。。。。それとも、逃げようにも逃げれれない状態の中にいたのかです。
本来であれば、実家に戻り、子供と暮らすはずですが、すぐに新しい男とくっ付いてしまう、実家を頼れない事情があったのか、それは貧困の問題か、親との関係の問題か?
もし、本当に、子供が虐待を受けているのを「見て見ぬふりをしていた」のなら、精神的におかしいでしょう。
ライオンなら、オスは、メスの子供を殺してでも、母親を速く発情させますが、人間の母親が、それを阻止しないという事は、動物と同じになってしまいます。
「共同親権」と云う言葉が通用するのは、両親がまともな社会生活をおくれる状態な場合に使える言葉で、そうでない、どちらかが「まとも」でない場合は、通用しないでしょう。
2)最後に、彼は、こう言っていますが、ちょっと違うと思います。
今回のような悲劇をなくそうとするのなら、いたずらに行政をバッシングするのではなく、「子どものことを真剣に考えるのは親である」という原点に立ち返る必要があるのです。
「子どものことを真剣に考える」のに、ままならない親もいるのです。 そこが原点です。
「子供は、親が育てるべき」という、基本的な考え方を、捨てる必要がある場合がある事を認識すべきです。
そうしないと、家庭崩壊の結果、一番弱い子供が犠牲になる。
児童相談所 ——> 各施設へ
・乳児院(0歳から3歳)
・児童養護施設
・里親制度
などがあるが、乳児院などは、「愛着形成」ができる様に少し改善されてきているが、施設は満杯、里親も不足の状態が続いている様です。
政府も、この様な「一番、弱い子供」一人、助けることのできない、機能しない「児童相談所」を改善して、何とかしようとしない。
「頭(脳)」が、何らかの原因で、病んでいる人が、たくさん居る中で、ちゃんと対策しないと、こんな事件は、これから、何回も同じような事件が発生するでしょう。
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