【なるほどと思う記事】 孤独な出産・子育てはまるで「蟹工船」 なくならない児童虐待に若新雄純氏

2019年7月8日、
本日は、なるほどと同意できる記事を紹介します。
孤独な出産・子育てはまるで「蟹工船」 なくならない児童虐待に若新雄純氏

娘がいるお父さんは、この様な社会的な問題に、居ないお父さんより関心が、あると云う記事を以前に読んだことがありますが、私も、年頃の娘が2人いますので、この「男社会」の中で、女性がどう生きてゆくのかについて、やはり関心があるように思います。いや、あって当たり前の様に思います。

補足説明
蟹工船」とは、1929年、プロレタリア文学の代表作で、小林多喜二の小説です。

読んだことのない人は、何の例えか認識でしないでしょう。是非、読んでみて下さい。

 

1.核家族化

社会の中で、一見、皆が自立できるような経済状態になると、我儘が通るようになると同時に、助け合わなくてもよくなりますので人間関係が希薄になって行きます。

昔の様に、皆、貧乏だったころの社会や家族の共同体で「しがらみ」の中で、助け合って生きていた国民が、1人では食えない状態から、何とか食って行けるレベルまで、裕福と言わないが、1人でも何とか贅沢をしなければ、カツカツの生活でも、自立できるようになったおかげで、今まで、煩わしい、「蛸壺」の様な、しがらみから、幸か不幸か、逃れることができる様になりました。

そして、「相対的貧困」と云う、社会的な格差が広がっていった。自由になったが、そのおかげで、経済的格差が、どんどん広がり、底辺の階層の人間達は、子供を育てるどころか、虐待が始まった。

他人の子供を街で怒ることも出来ない。近所で、子供の異常な鳴き声がした時だけ、警察に通報する、関わると損する、何されるか分からない、みたいな、そんな社会になってしまっています。しかし、例えば、出産、子育てなどは、これだけ世の中が、どれだけ進歩しても、何千前年も、変わっていません。

「ジェンダー」に関する問題も十分あると思いますが、ここでは、あまり触れません。
でも、「ジェンダー」に関する問題なら、東大の「上野千鶴子」先生の書籍が最高です。「女ぎらい:ニッポンのミソジニー」などは、最高です。「男社会」をバッサリ切っています。私も、「ミソジニー」だと思いますが、そこは、若い子たちは、ちょっと別です。

 

2.人間関係の希薄さの代償を認識していないと

子育てなどは、周りに協力者がいなければ、女性が一番大変なことは、百も承知なはずなのに、チンピラみたいな「腐れガキ」とくっ付くと、女性は1人で地獄な様な生活が待っています。 また、「毒親」に育てられれば、精神も病んで、子供にも「連鎖」する。

自分の暮らしている社会からも、助けを求められず、家族からも助けてもらえない女子が沢山いるんだな。。という事が明らかになってきています。一緒に暮らしている男が、チンピラみたいな「脳」のいかれた奴だと、自分の産んだ子供を一緒に虐待してしまうほど、母親の脳もいかれてしまいます。この現実を見ると、悲しくなります。

 

3.動物のようにはゆきません。

いっそのこと、ゾウやクマ、ヒョウ、キリンの様に、オスは種付けすれば、それで終わり、後はメスが子供を助け合って育てる社会です。 人間の社会もそうしてしまってはどうでしょうか?

そうすれば、虐待を受けた子供や「脳」のおかしくなった子供の数が少なくなるでしょう。子供は、生まれてすぐは人間ではありませんので、人間らしく育ててくれる環境があるから、社会に貢献できる大人に育つのです。

産まれてくる子供は、親を選べません。どんなに「脳」の可怪しい人間でも、生殖機能がまともなら、普通に子供ができるでしょうが、そこから悲劇が始まりますが、誰も止められないのです。

優生保護法」は発動できないのです。 「人権」とやらがあるおかげで。

 

4.「自業自得」の罠に嵌ってしまう弱い人間社会

男・女とも同じように、日本の「蛸壺」社会の中での「個人主義」的な生き方をしようとすると、結局、孤立してしまい、とんでもなことしてしまう。

人間として、一番、やってはいけない、「幼児虐待」をすんなりと、やってしまう「孤立してしまった」人間の末路みたいなもが、出てしまいます。人間、面倒くさくても、ちゃんと家族や社会の中で、誰かと関わっていないと、動物よりダメな行動を平気でしてしまう弱い生き物なのでしょう。

お互いに、監視されたり、余計な干渉されたりする事を嫌う、それがまかりと通る、それを求める社会になると、その代償として、困っても誰も助けてくれない、殺伐とした社会集団、家族になってしまう。「自業自得」と云えばその通リですが、そのリスクを少しでも回避するための能力、社会性を身に付けていなければ、将来、まともな生活をおくれなくなる「恐怖」を想像することもできないのです。

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5.普段、目にする、しょうもない光景

■動物は、必ず、親離れを強いられて、自立します。

人間の場合は、30歳過ぎても、親元に引きこもり、男女関係なく、いっぱしの社会人面をしていても、30歳過ぎても、親にただ飯を喰わせてもらって、平気な面をして生活をしている。

特に、女性の場合は、給料が安いから仕方のない事なのかと思いますが、自立している女子も、ちゃんと居る中で、もちろん、企業は、多く給料を払いたくないから、親離れをしない子でも雇い続ける。 親も「娘」を喰わしてやる事の出来る経済力が有れば、結婚できなくても、そのまま養い続ける。

これができる親元から、会社に通える娘は、幸せな方で、そうできない家族もたくさんいるのです。挙句の果てに、「引きこもり」のチビが、何十年も家にはびこり、親が高齢化してゆく。これも、まだ幸福な方です。 タダ飯食って、ぐっすり眠るところがあるのですから。

■私の小さい頃は、いじめは有ったが、引きこもりは、無かったように思います。そんな、学校に出て来なくなった子供は見たことが有りません。

社会が変わったせいで、子供の面倒は、親だけが面倒をみる状態に追い込まれる。しかも、タダ飯を食わせ続け、家に閉じこもっても、何も対処できなくなる。社会が、緩やかに変化しても、ちゃんと、対処できる、能力のある人間は少ないのです。皆んな、目先のことで精一杯なのです。気がついたら「はまって」いるのです。

 

■女性が子供を産まなくなるのは、当然の結果で、国家にとっては、自業自得の状態でしょう。

子供を労働力の手段としていた、過去の時代ではないのです。 産むはずがないのです。

テクノロジーが発展していろいろ便利になり、一見、幸福そうですが、「価値観」と「脳」が、昔の「蛸壺社会」と同じレベルですので、バカやアホが、多勢に無勢を占める社会では、社会の変化に対応すら出来ず、選挙でも何も変わらないのです。

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