【重要記事:子育て】子どもを「大切に大切に」しながらダメにする親と云う記事が、面白い。

2016年4月3日、
子どもを「大切に大切に」しながらダメにする親 – 親技のカガク【20】と云う記事が、面白いので紹介します。 千葉大学教育学部附属小学校教諭 松尾英明さんの文章です。

子供の問題を捉える時に、社会的な問題なのか、脳の「障害」の問題なのか、だとすれば、遺伝している場合もあり、生物学的な連鎖も考える必要がありますので、本当に難しいのです。

1.教師が「敬遠したくなる」子どもとは?

教師がつい指導を敬遠したくなる生徒がいます。乱暴者の子、学力の低い子、授業中に立ち歩く子……ではありません。

注意を素直に聞かない子」です。例えば、次のような態度をとる子です。

●言い訳をする
●ふれくされる
●泣く
●逆切れする

これらを繰り返すうちに、「注意されない子ども」になり、それはやがて「避けられる人」になります。

 

「避けられる子」の親の共通点

そうした子どもの共通点のひとつ。それは、親が「大切に大切に」子どもを育てているということ。端的に申し上げれば、子どもに対して適切に注意したり、叱ったりしない親です。

そうした親御さんは、しばしば次のようなことをしてしまいがちです。

●親と同伴時に、子どもにあいさつをさせない(来客、近所の人、訪問先、など)

●子どもに食事マナー違反を注意しない(口に入れたまましゃべる、食べ散らかして片付けさせない、食べ物で遊ぶ、出されたものに「嫌い、まずい」などと平然と言う、など)

●スーパーや電車内など公共の場での迷惑行為を注意しない(商品や用具で遊ぶ、床に寝転ぶ、走り回る、など)

●言葉遣いについて教えない(相手の立場に関係ない言葉遣い、「てめえ」「うざい」「きもい」などの言葉を本人、または親自身が使う、不適切なほどの大声、など)

●子どもが言う、他人に対する悪口や批判に同意する

●子どもの反社会的行為や暴力行為を注意しない

このように親が注意するのを怠ったり、教えなかったりするとどうなるか。または、仮に親が注意をしても子どもが無視して、それを親がとがめなかったどうなるか。

子どもは「自分の行為が認められた」という認識を持ちます。いわば、こうすれば大丈夫という「成功体験」となり、外の社会、例えば学校などで同じ振る舞いをする可能性が高くなります。

 

2.ここで、気になる事が、「避けられる子」の親の共通点です。

1)この先生、実に上手く、特徴を分類されていると思います。

そうした親御さんは、しばしば次のようなことをしてしまいがちです。

●親と同伴時に、子どもにあいさつをさせない(来客、近所の人、訪問先、など)

●子どもに食事マナー違反を注意しない(口に入れたまましゃべる、食べ散らかして片付けさせない、食べ物で遊ぶ、出されたものに「嫌い、まずい」などと平然と言う、など)

●スーパーや電車内など公共の場での迷惑行為を注意しない(商品や用具で遊ぶ、床に寝転ぶ、走り回る、など)

●言葉遣いについて教えない(相手の立場に関係ない言葉遣い、「てめえ」「うざい」「きもい」などの言葉を本人、または親自身が使う、不適切なほどの大声、など)

●子どもが言う、他人に対する悪口や批判に同意する

●子どもの反社会的行為や暴力行為を注意しない

親が、どう躾けられて、親になったのか、躾の問題のように思えますが、話はそう簡単ではありません。

「子どもを「大切に大切に」する親とは、。。。全然、違うように思います。
子どもを「大切に大切に」する親ではなく、子どもを「大変に」する親ですよね。

如何せん、何らかの原因で、親自体に、「将来、子供が大変になる」と云う「心」さえ、持ち合わせていない場合も十分あります。

躾ができる、できないの問題では無いように感じるのです。

2)「親の共通点」は、うまくとらえていると思いますが、その原因が何なのか? ですよね。

更に、前向きに考えれば、改善する余地は有るのか? です。

原因によっては、改善すべきは、子供ではなく、親の場合も有ります。 しかし、親の場合、先生が改善策を親に講じることは、不可能でしょう。 学校の先生の専門外です。

親の場合ですが、軽度の発達障害は、大人になると、中々、分かりづらくなる場合が、ほとんどです。

脳の障害が子供に遺伝していない、ただ単に「クズ」親に育てられた場合は、何らかの改善策を教育で施す必要が、有るように思います。

「チンピラ」みたいな親に育てられた子供は、親の背中を見て育つのです。

 

3.こんな子共が発生する原因とは

1)親のレベルで、脳に「障害」を抱えている場合

乱暴者の子、学力の低い子、授業中に立ち歩く子……ではありません。と言っています。

じゃ、どんな子供達か?

上記に分類された子供って、何だか、「発達障害」、「愛着障害」を患っている親に育てられた子供の様に思えるのですが。。。。。

「発達障害」、「愛着障害」によって、人と人の関係性が、ぎくしゃくしたままの親から子共に伝わってしまった状態のように見えるのですが、全てとは言わないが、親の教育が悪いのではなく、元々、親の持っている「障害」によって、社会性を身に身に付ける事が出来ない特性を持った状態で子育てをしている。

2)貧困家庭の親か?

日本の人間社会の中で云えば、最下層の親たちか。。。。いや、今の時代は、最下層の親でなくても、こんな親は、掃いて捨てるほど居る。 そんな問題でも無い。

生活レベルではなく、知能のレベルで、最下層の親なんて、大勢います。

元々、社会の中で、うまく生きて行ける能力は、女性の方が、長けている様に思うのですが、それを子供に伝えることができないのは、どうしてでしょう?

 

4.こんな、クズみたいな育ち方をした親の親も、同じように、最下層でなくても、子育てのレベルが、最下層になってしまう理由は、何なのか?

1)今の時代は、昔と違い、社会のコミュニティも崩壊して、子育てを母親一人に背負わせてきた弊害が出てきている様に思う。

爺ちゃん、婆ちゃんもいない、地域の人達も、子供の面倒を見てくれる訳でもない。 ただ、日本の場合は、諸外国にはほぼ無い「ママ友」なる、薄っぺらな繋がりしかない。

ママたちが、協力しあって子育てをする余裕さえなく、そんな状態ではない。

NHKが、NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」の第2弾を放映しました。

上記の様な問題もありますが、母親が悪いと云うのではなく、とにかく、母親1人に子育てを背負わせては、いけないのではと思います。

それは、一人に負担がかかると云う問題よりも、社会性を身に付けるためには、一人で育てさせてはいけないと云う意味においてです。

 

5.なぜ、母親1人に子育てを背負わせては、いけないのか?

1)環境

例えば、地域や家族が、協力し合って、子育てしている状況が無ければ、社会性の無い、性格のネジまがった両親に1人で育てられれば、子供も同じように育ってしまいます。

たまたま、経済的に豊かな男と結婚しても、それは自分の社会的地位では無くても、勘違いしている女親も結構います。

運よく、経済的に豊かな男と結婚しても、育ちは、腐れヤンキーの親に育てられた、撥ねっ返り、だったりする場合もある。

何が、言いたいかと云うと、
子育てをすべき母親が、ちょっとクズでも、みんなで子育てしていれば、親の「クズ」具合からくる影響が少しは弱まるのですが、如何せん、日常的に、専属で「クズ」に育てられる状態になるので、味が、もろ濃くなってしまいます。

自分が親になる前に、社会性、モラル、礼儀、躾を身に着けていない人間が、出産して、ある日から、親になる。そのまた、親も、同じように、ちゃんと躾られていない。そして、クズ、カス人間の連鎖は、多分、親子代々引き継がれている。

 

6.先生たちの限界

この文章を記載した松尾英明さんは、現役の先生ですので、そこまで親御さんたちを「ボロカス」に言えないでしょう。

現象は正確にとらえていますが、そうなる「原因」をちゃんと、想像でもいいのですが、記載してほしい物です。 そこから、あーだ、こーだと話が始まるのですが。。。

人間一人まともに育てる事が出来ない親が増殖しているのも確かでしょうし、脳に「障害」抱えた親が育てている場合も、十分考えられます。

この切り分けが、できないので、下手な事が言えないのでしょう。

更に云えば、あっては困るのですが、先生にも、脳に「障害」抱えた先生もいませんか?
再教育の制度とやらがあるそうですが、そんな再教育で、人間一人、先生がちゃんと、まともな先生になって、現場に復帰できるんでしょうか?

2,3年前から本格的に始まっている「特別支援教育法」これも、教師のほうが、まだ勉強不足な現状があるのではと思いますが、先生たちはいかがでしょうか?

軽度の「発達障害」の子供も多く存在していて、その背景に、やはり、親の障害も見え隠れしているが、なかなか、それを判定することは難しいとも思います。

学校教育で、できることがあるとすれば。。。
親になる前に、学校の授業で、教育すべきことが、たくさん有るように思います。
現代科学の進歩に合わせて、子育て学、脳神経学、発達心理学、人類学、医学など、平等に。。。。

例えば、「発達障害」一つとっても、「無知」な親はたくさんいますが、自分のことには、結構、敏感です。

恐れていることは、
何より、子供がそのような障害を持っていると云う事は、親からの「遺伝」だと云う事も、うすうす気づいているので、なるべく、その「不都合な真実」を知られたくないと云う心理が働いて、それを更に隠そうとする傾向も確実に有りますので、ますます、厄介な事になります。

 

7.「モンスター(親)」が、「モンスター(子供)」を輩出する。

1)「モンスター(親)」が出現する原因は

「モンスター」が、世の中に出現してしまうは、色々なパターン、原因があると思います。

・遺伝的な連鎖
親に障害がある場合、親の親に障害がある場合、経済的な理由に関わらず発生する。

・育ちが連鎖している
親も子供も、育ちが劣悪な環境だった場合、発生する。

 

先日、Microsoft社が開発していた、英語テキストで会話する人工知能「Tay」が人種差別や陰謀論を学習してしまい緊急停止しましたが、ユーザーとやりとりをすればするほど賢くなるというTayの特徴を悪用された結果でしたが、まだ人工知能ですので仕方ありませんが、まあ、システムでも、人間も同じです。

つまり、”「ゴミ」を入力すれば、「ゴミ」しか出力しない”の典型です。

 

最後に、
格差社会と云われているが、問題なのは、平和ボケで、何も考えなくなった社会に、歴史的に見れば、平和な時代は女性がのさばる時代になるのですが、意味不明な自由と平等を掲げた「モンスター」を輩出して、社会がとんでもない危険な事になる。 歴史は繰り返すと云われていますが、男だけの問題でも無いように思うのですが。。。どうでしょう。

日本独特の「タコツボ」社会で、「モンスター」をどう扱うべきなのか、難しいです。

「無知」で、障害を抱えた「脳」で、日本独特の「タコツボ」社会を崩壊に向かわせているのなら、ちょっと危ないですね。

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