【社会問題】不登校、146万人が引きこもり、そんなにいるのかよ! 人によって異なるが、どんな原因か?

Woman Standing in Hallway While Holding Book

2023-04-08、
本日のお題は、社会問題ですが、「不登校、146万人が引きこもり、そんなにいるのかよ! 人によって異なりますが、どんな原因か?」です。

この社会問題は、調べると、今に始まった話ではないように思います。 昔から一定数の国民がこのような状態になっていたが、ひっそりと広く認知されずに家族間だけで困難を抱えていたのでしょう。無理もない、昔は、発達障害、人格障害、LGBTなど、人間の「脳」の特性、疾患なども、何も知らない時代でしたが、現在はすべてではないが、かなりの部分が明らかになってきています。

しかし、現代社会でも、高齢者や毎日怠けて生きている「情報弱者」には、認知されるべくも無く、相変わらず「差別」や「いじめ」が、横行する「世間」になってしまったのは何時からでしょうか、多勢に無勢を占めていますので、どの年代から変わってきたのかは定かではないが、やはり、戦後の経済成長の過程で、徐々に変わってきたのだと思います。

追記
ところで、この記事を書くにあたり、「チャットGPT」に聞いて、当初、手を抜こうと考えましたが、結局、残っているのは、骨子の部分だけで、自分のブログ記事から参照した方が正解でした。結局、記事作成の時間短縮にはならず、より一層、苦労して何倍も時間をかけてしまいました。やはり、GPTの出した回答は、一般的で漠然としすぎて、殆んど補足しなければ、内容の無い文章になるところでした。

「チャットGPT」に質問するのは、難しいのです。 プロンプト(指令文)をより具体的に、突っ込んで質問しないと、なかなか良い答えを出してくれません。具体的な指令文が分からないから、漠然としたプロンプトを入力するのですが、漠然とした答えしか返ってきません。

一番分かり易すい、女・子供が良く使う、低脳な例で言えば、「私どうしたら良いの?」でしょうか。。。
こんな質問、バカたれですが、このレベルの輩には、「チャットGPT」は役に立ちません。

できる人は、自分で「Googleの検索エンジン」や「自分で読んだ書籍」で調べたほうが、速いように思います。

 

1.現状の実態については、驚くべき数値と「9060問題」

引きこもり」は、アメリカ精神医学会編纂の『DSM-III』の診断基準における「Social Withdrawal(社会的撤退)」という用語からきているようです。

引きこもり」の定義について厚生労働省は、『仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人と交流せずに6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態』としています

2022年、東京の江戸川区の調査では、6か月という期間を除き、『仕事や学校等に行かず、家族以外の人との交流をほとんどしない人』と定義しました。

1)実体

■内閣府は、この時は15歳~39歳が対象で、2010年、2016年にもひきこもりの調査をしているが、それぞれ約70万人、約54万人という数字が出ている。ただ40代オーバーの年齢はカウントされていません。

■内閣府の2018年度調査の結果によると、
全国の40歳~64歳までの人口の1.45%に当たる61.3万人がひきこもり状態にあると推計されています。

■内閣府は2023年3月31日、2022年度「こども・若者の意識と生活に関する調査」の結果を公表した。引きこもり状態にある人の割合は、15~39歳で2.05%、40~64歳で2.02%おり、全国の数字にあてはめて約146万人と推計されている

内閣府が発表した調査結果をみると、中高年(40~64歳)では女性が半数超を占めた。40~64歳の中高年でひきこもり状態にある人のうち、女性が52・3%で半数を超えた。15~39歳は女性が45・1%だった。

2)8050問題から9060問題へ

90代など高齢の親が、ひきこもりの60代の子どもの面倒を見ることで、経済面や心身の健康面に影響が及ぶ状態を指します。

以前より問題視されていた、80代の親が50代の子どもの面倒を見る「8050問題」が長期化・長寿化したことで「9060問題」に発展し、問題がより深刻になっている可能性があります。

 

2.なぜ、こんなに引きこもりが多いのか

■引きこもりに対する社会的認知度の向上:
昔は引きこもりという言葉自体がなかったり、社会的に認知されていなかったりしたため、当事者自身や周囲の人たちが引きこもりを自覚することが難しかったことがあります。
しかし、現代では引きこもりが社会的に認知されており、メディアや専門家による啓発活動も行われています。そのため、引きこもりが増加したのではなく、昔よりも引きこもりの存在が認知されるようになったとも言えます。

▮社会の変化

工業型社会から情報やサービスを中心とする第3次産業中心の社会へ移り変わるに従って、求められる能力が変わりました。学力だけでなく、多様な能力を身に付けなければ、いい職に就けない、能力を発揮できない状況になっています。

社会性を身に着けた子供を育てるのは、親と社会のよい環境が必要だが、人間関係も希薄で格差社会の中で、自分の事が精一杯で、そんな環境を構築することさえできない。

昔は、下位の階層にいても、学力だけでよかった。
昔は、学力だけでよかった。受験を突破していい学校に入れば、メドがつきました。

ところが今は、「英語」力、「コミュニケーション」力、「デジタル」力、さらには「人脈」力など学力では測れない能力(非認知能力)のほうが必要になっている。

社会の変化に伴い必要とされる能力が、身についていない人々が、社会の中で対応できず、家にひきこもる状態が発生している様に思います。

昔からある一定数居たのでしょうが、増々、対応できない人間が出てきてしまった、露わになった状態でしょう。逃げ込むところは家しかないのです。

 

3.引きこもりの原因は人によって異なりますが、一般的には以下のような要因が考えられるでしょう

1)社会環境、家庭環境の問題

引きこもりの人の中には、家庭環境が原因となっている場合があります。家庭内の問題、例えば家族との関係の悪化、クソ親による虐待、両親の不和、病気や失業などの家庭的ストレスなどが挙げられます。

親が失業したり、貧困に陥ったりすることで、子どもたちは食事や教育などに不安を感じることがあります。子どもたちが育つ家庭環境が不安定であったり、親や家族とのコミュニケーション不足などがある場合、子どもたちは心理的ストレスを受けることがあります。

▮子供は、教育機関だけで成長しない。
今は、社会が子供を育てない。ですので増々、家庭環境が社会性を身につける上で、重要な役割を負わされてきている。

▮他人との関係性が、極めて、希薄になると、色々なことも経験できなくなる。
幼少期から、親、兄弟、親戚、近所の大人、学校外のお友達、学校が終わっても、人間性を築く場所が有ったが、現代は、塾に行くか、家の中で、一人でじっとバカゲームをしているだけで、学校以外の近所のガキどもと遊ぶこともない。

いつも、接しているのは、せいぜい母親くらい、親父は夜遅くならないと家に帰ってこない。

子供たちは、社会で育てられなくなり、母親だけで育てられている。そして、ちょっと大きくなると、バカゲーム、バカ動画、SNSが、お友達になる。

こんな子供たちが、打たれ強い訳が無いのです。 ちょっと嫌なことがあれば、すぐに引きこもるでしょう。

 

2)発達障害

自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害など、グレーゾーンを含めた発達障害を持つ人々は、社交的なスキルや日常生活スキルの不足、情報処理能力の遅れなどがあり、学校や社会生活に適応できない場合があります。その結果、引きこもりの傾向が生じることがあります。

■「ギフテット」の問題
この「ギフテット」は、特別な才能だけでなく、「発達障害(自閉症スペクトラムやADHD、LDなど)
」の特性も併せ持つケースを「2E(twice-exceptional:二重に特別)」と呼び、二重の特別な配慮が必要だと考える専門家もいる。

発達障害で云えば、自閉症スペクトラム(ASD)、ADHD(注意欠陥多動症)、サバン症候群などもそうでしょうが、こような子たちは、総合的な知能指数(IQ)は高いもののコミュニケーション能力や社会性が極端低い為、社会の中に上手く溶け込めない子が非常に多いのです。

やっと、文部科学省は来年度から特異な才能のある子供への支援に乗り出す様ですが、海外では、並外れた知能や芸術的才能、特定の学問分野の能力などがある子供を「ギフテッド」と呼び、特別な教育プログラムを用意する国もあるのですが、日本は、遅れているというか、皆、同じというタコツボ社会ですので、特別扱いはしていませんでした。

 

3)学校関連の問題

学校におけるストレス、学業上の問題、いじめ、教師との不和なども、引きこもりの原因となることがあります。

(1)この中で特に いじめの問題

いじめと言っている間は、なくなるべくもなく、相変わらず続いていて、世の中の風潮が「どんくさい奴をいじめて、何が悪い」となっているせいなのか、変える事ができません。結果、いじめられた方が不登校になり、家に引きこもる状況になってしまう。

(2)教育システムの問題

学校での競争や成績へのプレッシャー、塾や学習塾への通塾などが、子どもたちにストレスを与えることがあります。また、学校や家庭での過剰な指導や管理も、子どもたちにプレッシャーを与える原因となることがあります。普通の社会でも、困っている大人たちがたくさん居ると考えると、社会の中で、色々なものが見えてきます。

■「忘れられた人々」の存在
忘れられた人々」と言っていますが、私は、ある程度見えますので、忘れてはいません。頭を傾げてしまう「不思議な人々」とでも言いましょうか。

ボーダー(境界知能)と呼ばれている 知的障害者とは認定されない「忘れられた子供たち」も、普通学級の中にもたくさん居るのです。

少年院などで子供たちを見ている過程で、問題を起こして、少年院に入ってこなくても、軽度知的障害(知的障害の8割)、ボーダー(境界知能)の人たちは、知能検査で、問題なしと判定され、認知機能が低いのですが、健常者と見分けがつかなくなり、「忘れられた人々」として、普通の学校でも、困っている子供たちがたくさん居ると言っています。でも、こんな子供たちが、普通学級に十数%存在しているのです。

■学校教育の場では、置き去りにしている
この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の指導要領にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。みんな同じではないのです。 義務教育制度も変える必要があるでしょう。

発達障害に注意を向けていましたが、知的障害にも目を向ける必要があるように思います。

—補足説明———————————————————-
知的障害
■IQ:70 – 85 ボーダー(境界知能)と呼ばれている 知的障害者とは認定されない。
■IQ:69以下が、知的障害(IQにより、軽度、中等度、重度の分けられる)

認知機能とは
外界を正しく認識し、正しく実行するための機能のことで、記憶力、知覚、注意力、言語理解、判断、推論などの幾つかの要素が含まれた知的機能を指します。

歳を取って「認知症」になる場合もありますが、若くても「認知機能」に偏りのある人もいるのです。

人間は、皆、同じ物を観ていると思ったら、大きな間違いなのです。 観る人によって、大きく違っている場合が、多々あるのです。

認知の差が生じるのです。どうしてもです。 それは「脳」の配線(シナプス)と脳の機能部品の性能が、一人ひとり違うからです。

 

4)精神的、心理的な問題

引きこもりの人の中には、うつ病、不安障害、社会不安障害、適応障害などの心理的な問題を抱えている場合があります。これらの問題は、引きこもりの原因となる場合があります。

学校で「発達障害」の子どもが急増する本当の理由、そして、発達障害は増えているのか?

結論から先に言えば、
■「発達障害の診断基準」が変更された事による潜在数が表面化してきた事。今まで見過ごされ、認識されていなかった事が、明らかになってきた事により表面化しただけです。

■最近の研究では発達障害は、生物学的要因(遺伝)と環境要因の両者が関係していると考えられています。
現代社会の中で、とりわけ、生殖(高齢化の妊娠、出産)環境の変化、化学物質の暴露などにより、この様な子供達が増えてきて、先天性の障害も含めて、もうすでに「親」の世代にも、脳に影響を受けた人が沢山いて、親から子へと増加する傾向は止まらない様に思います。

 

(1)精神的な問題の増加

現代社会においては、うつ病や不安障害といった精神的な問題を抱える人が増えています。これらの精神的な問題は引きこもりを引き起こす原因となることがあります。

 

5)社会的な問題

経済的な困難、仕事や就職に関する問題、地域社会の問題、孤立など、社会的な問題も引きこもりの原因となる場合があります。

(1)SNSやインターネットの普及

現代社会において、SNSやインターネットを利用することが一般的になってきました。しかし、それにより子どもたちは、ネットいじめや自分自身のプライバシー侵害などのストレスにさらされることがあります。

(2)社会的孤立の増加

現代社会においては、家族や友人とのつながりが薄くなっていると指摘されています。そのため、社会的孤立や孤独感を感じる人が増えており、引きこもりに至るケースもあるとされています。

以上のように、引きこもりの原因は複数の要因が重なっていることがあります。ただし、家庭環境の問題や発達障害による引きこもりについては、適切な支援が必要です。例えば、カウンセリングや心理療法、社会的スキルトレーニング、就労支援などが考えられます。

以上のような要因が重なり、現代社会においては引きこもりが増加していると考えられます。引きこもりに陥っている人を支援するためには、社会的な孤立感を解消し、心理的な支援や社会復帰の支援を行うことが大切です。

以上のような社会的・家庭的背景があることで、子どもたちはストレスを感じることがあります。そのため、子どもたちを支援するためには、家庭や学校、社会が協力して環境を整え、子どもたちが健康的に成長できるような環境を整えることが大切です。

■社会性を身に着けた子供を育てるのは、親と社会のよい環境が必要。
0歳から3歳くらいまでは、子供にとって親への愛着は、脳科学的にも必要なことですが、それが育たないうちに、親は子供の世話をしないで、自分の世話を優先する。あたかも子供の為と思いをすり替えるが、「後の祭り」と化すことが多々ある。

ヒトの幼児は、生後、運動機能などは未熟で、二足歩行できようになるまで一年もかかる。他の動物と違い、生まれる時点で、頭(脳)が大きくなってきてから生まれるが、社会性を身に着けるための脳の機能は、まだ発達していなく、3歳くらいまでに、脳細胞が刈り込まれて、脳内のネットワークが構築されてゆく。その過程で、劣悪な環境で育てば、脳の配線が異常になり、劣悪なガキが出来上がっても、何の不思議もない。 障害以外にも、「知能」が育たなく認知能力が極めて低い場合もあるので、悪い事をしても反省さえもできないのです。

なぜなら、ヒトの脳の発達は、生まれ持った障害が無くても、劣悪な養育環境で育てば、エピジェネティックといって、余計な遺伝子のスイッチが入って脳が狂ってしまうこともあるのです。

 

最後に、

今の日本の社会の中で起きている「社会問題」を上げれば、DV・虐待、いじめ、依存症、貧困、孤立・孤独死、引きこもり、教育問題(不登校)など、世の中の階層をまたいで発生している。
特権階級も例外ではなく、やはり、脳の配線がおかしいと発生してしまう問題でしょう。

その中で、DV・虐待、いじめなど、悪意のある行動は、世の中で、隠れてひっそりと行われているので、たちが悪い。

ダイバーシティ(多様性)」と簡単に言いますが、この「ニューロ・ダイバーシティ(神経構造の多様性)」の問題は、社会の中でどう扱うのかが、問題になってくるのですが、何も進みません。

「ダイバーシティ(多様性)」とお題目ばかりでは、何も問題は解決しないのです。

社会問題である、DV・虐待、いじめ、教育者の隠蔽、引きこもり(これは別の問題だが)など、どれも社会の中で、ひっそりと見えない様に隠れて、こそこそやっている「人間の醜い部分」ばかりでしょう。

悪事は、発見されない様に、自分より弱い者に対して、ひっそりと隠れて行われているのです。

百歩譲って、社会に出れば、金をもらってやっている仕事のできない奴は叩かれるが、学校は教育現場ですので、みんなと合わない生徒が居ても、いじめるのは間違っている。「弱い者をいじめて何が悪い」という風潮が、世の中に蔓延していて、社会に出る前の子供たちにまで影響を与えている。

 

<社会の分断 他者思う大人はどこに>

「大人(たいじん)」とは、社会の責任を負い、他者を助けるだけの余裕がある人のことだ。それに対し「小人(しょうじん)」は、自分のことで精一杯の人を指す。

そして「大人」であるか否かは、資産や才覚の有無だけでは決まらない。巨万の富があるのに他人も社会も顧みない「小人」はいる。だが「子供の貧困」の前では、誰もが「大人」の役割を引き受けざるを得ない。

普通は、偉くなった人の事を「先生」と呼ぶ、特に代議士の事を。私にとっては、まったく意味が分かりません。 自分より頭の悪い「政治家」を「先生」とは、頭が「ぼけ」ても言わないでしょう。

そして、財をなした人を観ても、社会に対して、自分の富を還元できていない人間に対しては、どんなに偉そうなつらをしていても、1ミリも尊敬しませんね。

どんなに大きな会社の社長でも、ただの「小僧」でしょう。

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