【書籍紹介】 2021年コロナ禍 秋の夜長に読んでおきたい「自然科学」系の書籍まとめ

2021-09-26、
札幌市も、クソ暑い日々も終わり、今は丁度いい気温(20度前後)になって、エアコンのお世話にならなくても、夜を過ごせるようになりました。

さて、本日の書籍紹介は、秋の夜長、読んでおきたい、これから読みたい自然科学系の書籍のまとめです。

1.ウイルス関連

まずは、コロナ関連の書籍でが、もう2年近く、コロナ禍が続いていますが、ただ「コロナウイルス」が恐いとホザクだけで、ウイルスとは何なのか? 自分の体の免疫機構はどうなっているのか? など、何一つ認識できないで、郊外で出歩く時でさえ、マスクをしているアホが沢山いる「愚民の国」です。

▮感染者数が、激減?して、国は、緊急事態宣言を解除しようと、実証実験?をしようとしていますが、意味がよく分からないですね。

ワクチン2回接種しても、抗体値が高いままの人、段々下がる人、抗体ができない人の約3種類のヒトがいる様ですので、抗体検査をしないと、感染しやすいヒトの存在がありますので、抗体検査(血液採取で測定)をする必要があるでしょう。

実証実験?をしようとしていなら、行動規制を緩和して実験する前に、抗体検査(血液採取で測定)を実施すべきでしょう。 そうでなければ実験にならないでしょう。

ヒトの体は、人それぞれ違うのです。 コロナに感染しても、バケモノの様に「無自覚無症状」のひともいれば、生活習慣病など持病があるヒト、後は「デブ」なども、重症化しやすいでしょう。

「ゼロコロナ」は無理ですので、これからは、その人の体の「免疫力」に合わせて対処する必要が出てくるように思います。

・抗体値が、段々下がる人、これは、3回目のブースター接種が必要でしょう。
・抗体ができない人。。。これは注意が必要で、コロナに感染しやすいヒトですので対策が必要でしょう。

 

▮コロナに感染した人で、後遺症で「記憶障害」が出ていると自分で言うのですが。。
コロナに感染した人(50代女性)で、感染後、後遺症で「記憶障害」が出ていると自分で云うのですが、「おい、おい、お前の場合、それはコロナウイルスに感染する前からだろう!」と言いたくなる奴もいますので、脳が元から低性能なのを自覚できないのか、元々「認知症」の症状なのか不明ですが、こんなのが多々いますので注意が必要です。

元々、自分の「記憶障害」を「コロナウイルス」のせいにする小賢しさ? 意味不明。

 

字は読めても、何が書いてあるか理解できない奴は、無理だと思いますが、少なくても何が書いてあるか理解できる方は、読んでおいた方が良いでしょう。

 

1)新型コロナワクチン 本当の「真実」

目次
プロローグ 新型コロナウイルス感染症はただの風邪ではない
第1章 新型コロナワクチンは本当に効くのか?
第2章 新型コロナワクチンは本当に安全か?
第3章 ワクチンはそもそもなぜ効くのか?
第4章 ワクチン接種で将来「不利益」を被ることはないのか?
第5章 ワクチン接種で平穏な日常は戻るのか?
第6章 新型コロナウイルスの情報リテラシー
第7章 「嫌ワクチン本」を検証する
第8章 新型コロナウイルス感染症の新しい治療法、そして未来
エピローグ
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コロナ過で、「急に開発されたワクチンなんか信用できない」と言われていますが、そうではなく、mRNAワクチンは、30年以上前から、女性の「生化学者」により苦悩の研究が進んでいたのです。

カリコー・カタリンはアメリカ合衆国在住のハンガリー人生化学者。RNAの修飾機構を専門とし、ガラス管内で修飾させたmRNAを用いて蛋白質療法への応用を研究する

女性の「カタリン・カリコ」博士は、新型コロナウイルスの発症と重症化を防ぐ「切り札」と期待されるワクチンの1つ「mRNAワクチン」に欠かせない技術を開発したことで知られ、世界的に注目される科学者がいたから実現できたのです。

「コロナウイルス」も「mRNAワクチン」も、DNAを書き換えることは無いのです。なぜなら、メッセンジャーRNAの機能は、タンパク質をつくるための情報をDNAから、コピー(転写)するだけですので、HIVやレトロウイルスの様に、逆転写をかけて「DNA」を書き換えることは無いと言われています。

「DNA」と「RNA」の違いも分からない「バカ」が殆んどでしょう。

▮書籍を読んでも理解できない奴は、マンガで「はたらく細胞」シリーズがありますので、これを読破することをお勧めです。

これはよくできた漫画本で、どうせ読むなら「バカ漫画」ではなく、こんな漫画本を読みましょう。

はたらく細胞

2)免疫力を強くする

目次
第1章 病原体の侵入・拡散を防ぐからだのしくみ
第2章 ワクチンとはなにか
第3章 ワクチンを接種する前に知っておきたいこと
第4章 感染症別ーワクチンの現状と問題点
第5章 免疫記憶とはなにか?
第6章 がん免疫療法は「不治の病」を克服できるのか?
第7章 「夢の新型ワクチン」研究最前線
第8章 「免疫力を強くする」のウソ・ホント
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目次にあるように、ヒトの体の病原体から守る仕組み、ウイルスとは?、ワクチンとは?について、改めて、知識を深めて勉強するのに最適な書籍です。

 

3)京大 おどろきのウイルス学講義

目次
第1章 「次」に来る可能性がある、動物界のウイルス
第2章 人はウイルスとともに暮らしている
第3章 そもそも「ウイルス」とは何?
第4章 ウイルスとワクチン
第5章 生物の遺伝子を書き換えてしまう「レトロウイルス」
第6章 ヒトの胎盤はレトロウイルスによって生まれた
第7章 生物の進化に貢献してきたレトロウイルス
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そもそも「ウィルス」とは何 という処から、新型コロナウィルスをめぐる騒動については敢えて触れず、ウィルスを巡る話題を基礎から最新の科学技術迄をできるだけ簡単に解説した内容で構成されています。

最後の方におもろ白い事が書いてあります。

現生人類(ホモサピエンス)もいつかは絶滅して、次の進化へ。。。と地球が消滅する以前に、別の人類的な生物が出てくるかもしれないと言っています。

現生人類は、やがて絶滅する。これは悲しい事ではなく、自然の摂理です。

 

4)スピルオーバー

目次
Ⅰ 青白い馬――ヘンドラ
Ⅱ 一三頭のゴリラ――エボラ
Ⅲ あらゆるものはどこからかやって来る――マラリア
Ⅳ ネズミ農場での夕食――SARS
Ⅴ シカ、オウム、隣の少年――Q熱、オウム病、ライム病
Ⅵ 拡散するウイルス――ヘルペスB
Ⅶ 天上の宿主――ニパ、マールブルグ
Ⅷ チンパンジーと川――HIV
Ⅸ 運命は定まっていない
補章 私たちがその流行をもたらした――新型コロナ
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スピルオーバー(異種間伝播)とは、ある病原体が種から種へと飛び移ることを指している。

エイズ、マラリア、SARS、エボラ……。いずれも感染は、野生動物と人間の接触によって起こっている。ウイルスの宿主は、野生動物の中にいる。人間がこれらの動物を狩ったり、伐採や採掘で生息地を奪ったりして生態系を乱すとき、私たちは動物に代わる新たな宿主となりうる。

 

2脳科学 関連

ここから先は、これから読もうと考えている書籍ですが、どれも新しい書籍ですので、気になります。

1)夢を見るとき脳はーー睡眠と夢の謎に迫る科学

目次
夢について考えてみる
夢をつかむ―黎明期の冒険者たち
夢の秘密を発見した―とフロイトは思った
新しい夢科学の誕生―睡眠中の精神をのぞく窓が開いた
睡眠―それは眠気を解消するだけのもの?
犬は夢を見るのか?
私たちはなぜ夢を見るのか
NEXTUP
夢の中身はひと癖もふた癖もある
その夢はなぜ見たのか〔ほか〕
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1953年のレム睡眠発見を機に進展した夢の科学的研究は、21世紀の現在、核心に迫りつつある。

 

2)ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性

目次

1 性別と脳(覚醒;ねじ曲げられた事実の歴史 ほか)
2 人間はモザイク(変化する脳;性別がすべてではない ほか)
3 ジェンダーの何が問題か(男女というバイナリーから多様性のモザイクへ;ジェンダーという幻想 ほか)
4 ジェンダーのない世界へ(ジェンダーという神話にどう対処するか;混ざり合うジェンダー ほか)
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脳に見つかる男女間の平均的な性差は、現れてはまた消える。だから、脳に性別はないのだと言っています。

生物の発生学的な原型は、女性(female)、そこから男性(male)が分化していきます。

よく日本の世の中では「おとこ脳・おんな脳」などと言いますが、脳に性別はない、ただ、ホルモンのバランスと、生物学的な男と女の形状差はオスとメスですので明瞭に違うのでしょう。

・ひどい言葉ですが、子供のできない女を「いしおんな」と書いて「石女(うまずめ)」と言いますが、でも女は女です。

・男の場合は「石男」と言いません。 「種無し」と言います。

自分が、いくら女だと言い張っても、雄の生殖器が付いていれば、生物学的には男(雄)でしょう。

 

 

3)脳はいかに意識をつくるのか―脳の異常から心の謎に迫る

うつ・統合失調症・植物状態の患者の脳が明かす、心と意識の秘密とは

「意識」という難物に迫るのですが、その対象は「健常者」でなく精神疾患のある患者の脳からである。

目次
第1章 意識の喪失
第2章 意識
第3章 自己
第4章 抑うつと心脳問題
第5章 世界を感じる
第6章 統合失調症における「世界‐脳」関係の崩壊
第7章 アイデンティティと時間
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このように、今だ解明されていない事柄を言語で表現していても、読んでいて「もどかしさ」が浮かんできますので、ちょっと、いつも晴れない気分になってしまう一冊です。

 

 

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