【書籍紹介】 免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ 宮坂 昌之(著)

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2021-09-05、
本日の書籍紹介は、免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ 宮坂 昌之(著)です。

先に、新型コロナワクチン 本当の「真実」 宮坂 昌之(著)を読んでしまった後になってしまいましたが、本書は「ワクチンと免疫のしくみ」となっていましたので、更に、詳しく知りたいと思い読んでみました。

細菌やウイルスにやられない様に、免疫力を付ければ良いのではと単純に考えますが、そうは問屋が卸さないのです。

▮人体のダイバーシティ(多様性)

ダイバーシティ(多様性)と云う言葉がありますが、ストレスなど社会的な影響で免疫力が低下することもありますが、ヒトは、そもそも、脳も体もみな同じではないのです。

生き物は絶滅しない様に、多様性に満ちているのだと思います。過去、人類も14世紀のヨーロッパで「ペスト菌(黒死病)」が流行り、1億数千万人もの人が亡くなっていますが、そんな事では人類は絶滅しません。

新型コロナウイルスも同じで、死んでしまう人は死んでしまい、生き残れる人は生き残るのです。100年前のスペイン風邪でも国内で45万人の人が亡くなっていますが、日本は滅びていませんし、現在、日本で「癌」でなくなる人の数は年間33万人もいるのです。

この多様性の中で、生き残ったか、死んだか、長生きできたか、あなたに選択権は無いのです。 有るのは生き物の多様性だけです。

 

▮生き残るための唯一の方策

生き残るための唯一の方策として、自分自身できる努力が、あるとしたら、「デブを止める」、「生活習慣病」を改善する事ぐらいでしょう。 「サイトカインストーム(免疫暴走)」を起こしてしまいますので。。。

多くの「生活習慣病」は「慢性炎症」状態を起こしている。 デブも同じ。 

過剰な免疫の結果だといわれている。

「ストレス」が良くないと言われていますが、これも、自分で確実にコントロールできないでしょう。 環境や性格が影響しますので、一個人が、どうこうできない場合が殆んどでしょう。

巷に氾濫している免疫力強化をうたう健康食品の多くには暗示効果以上のものはなく、摂取してもからだの免疫力はほとんど変わらない。健康食品は精神安定剤以上のものではない。信じても救われないのです。

免疫系全体の能力を上げるためには、むしろ、血流やリンパ流量をよくすることのほうが役に立つ。

要は、グダグダの生活を続けないで、毎日、ちゃんと自分で体を使い運動する事が、一番、大切ではないでしょうか。 できないなら、細菌・ウイルスに感染して、素直に死んでしまえばいいだけです。 もっと分かりやすく言えば「自業自得」と云うやつです。

 

「免疫力」を高めようと、免疫能力を測定しようとしても、現代科学では、免疫機構は体の複雑な機能の集合体で、未だ「血液」を採取して、免疫機能の一部しか測定できない様です。

それだけ、体の中の機能は複雑でまだ解明されていないのは、「脳」だけではないのです。

▮免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ

目次
第1章 病原体の侵入・拡散を防ぐからだのしくみ
第2章 ワクチンとはなにか
第3章 ワクチンを接種する前に知っておきたいこと
第4章 感染症別ーワクチンの現状と問題点
第5章 免疫記憶とはなにか?
第6章 がん免疫療法は「不治の病」を克服できるのか?
第7章 「夢の新型ワクチン」研究最前線
第8章 「免疫力を強くする」のウソ・ホント
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目次にあるように、ヒトの体の病原体から守る仕組み、ウイルスとは?、ワクチンとは?について、改めて、知識を深めて勉強するのに最適な書籍です。

大体、新型コロナウイルスが、蔓延して、もう1年半以上経過しているのに、ウイルスとは何なのか? mRNAワクチンとは? 体の免疫機能はどうなっているのか? などの知識さえ吸収しようとせずに、のうのうと生きているこの国の「愚民」どもには、呆れて物も言えないのですが、読んでも、理解出来るかどうかは、生物多様性と同じで、あなた次第です。

 

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