【書籍紹介】 2021年 最近出版された春までに読んでおきたい地球環境と脳科学と人類学に関する書籍を紹介します。

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2021-03-11、
本日の書籍紹介は、春までに読んでおきたい地球環境と脳科学と人類学に関する書籍を紹介しますが、比較的新しい書籍ですので、実は私もまだ読んでいないのもありますので、あしからず。

この時期は、何だか、そんなに忙しくはないのですが、書籍をじっくり読んでいる心の余裕と云うか、他の事に気を取られてしまいます。 なぜか、春が近くなり、温かくなると、決して広くない、クズみたいな「心」が、ざわつくのです。

春は、色々な意味で、お別れの季節でもあります。

1.先日、学生時代に知り合った、バイク仲間の友人が亡くなりました。

病名は、「脊髄小脳変性症」という難病でした。十数年前に、突然、発症して、徐々に体が動けなくなってしまう病です。 亡くなる1年くらい前くらいから、ほぼ、意思疎通が困難な状況でした。

先に逝きやがった。。。

この難病の人は、私の知り合いにも、他に数人ほど居るのですが、遺伝で発症する場合と、突然発症する場合の2種類があるのです。 緩やかに病が進行していると、まだ大丈夫でしょうが、私の友人は、突然発症して、十数年で、最後になってしまいました。

1)彼との思い出

彼との思い出は、学生時代から数えきれないほど、あるのですが、なぜ、友達で居れたのか不思議なのです。 私も、彼も、変な奴でしたが、ただ一つ、私との違いは、彼は集団行動が苦手で、元々、バイク乗りは、集団で行動できない奴が多いのですが、「おーい!、一緒に行くぞ!」と何度か言うと、何となく付いて来るのです。

私たちは、就職でお互い本州(静岡、千葉)に居ましたが、学生時代、札幌でお世話になったバイク屋さんから、夏休み250ccのバイクを購入しようと思い、彼が先に帰るので、私のバイクを先に帰って乗っていて良いと云って、私が数日後、札幌に帰ると、彼は、私のバイクに乗り、実家の近くの国道で、分かっているのにスピード違反で捕まっていました。

何で、近所の交番で取り締まりををしている事を、昔から知っているはずでしたが、すっかり忘れてしまい捕まったようでした。

お互い、結婚して、子供が生まれる時期も同じころで、チビどもが小さい頃、家族で遊んでいました。もうその頃には、バイクも降りて、もう、一緒にツーイングに行くことも無くなりました。

バイク乗りの特性か、寂しいから、みんな集っていたのですが、結婚して家族ができ、子供が生まれると、みんな子煩悩なのか、バイクに乗る機会も減り、バイクを手放す方が多く、集まるのは数年に1回程度になっていました。

 

2)バイクやクルマは、自分にとって何だったんだろう?

バイクもクルマも大好きですが、足代わりにするような道具ではなく、遊び道具で「オモチャ」なのです。 ですので、それで遊ばなければ、もう要らないのです。

クルマがあると便利でしょうが、東京に住んでいた時の様には行きませんが、同じように、自分の足と公共の交通機関を利用して、生活する事に、慣れてしまいました。

もう一つ良かった事は、「不良じじい」ですので、自分のクルマがあれば、必ず、若い娘たちを乗せて遊びに出かけたり、昔の様にアッシー君をしていた自分を知っているので、それを「封印」する結果になった事も良かったと思います。 スタバの娘たちを連れて、ご飯を食べに行く事くらいはありますが。

 

3)5年以上前、お客様の会社で、懇意して頂いた社員の方が「癌」でなくなる前

亡くなる数か月前、ちょうど、北大病院に検査入院していて、最後でしたが、お会いしてお話をしてきました。 お見舞いの帰り、徒歩で北大病院から札幌駅まで戻る途中に、変な気持ちになっていました。

死ねる人の事が、何だか羨ましくて、悲しくないのです。 自分も、先が見えたら、最後、何をするんだろうと。。普通考えるのだろうが、とにかく「羨ましいなー」としか思いませんでした。

もし、そんな死期が近い人が居たら、私は、死んでから「葬儀」で会いに行くのではなく、生きているうちに、ちゃんと会って、じっくりとお話するのが、一番、良いのではないかと、いつも思います。

人は、生れてくる時も、死んでしまう時も一人です。 そして、どんなに頑張っても全員、寿命がくれば、「動的平衡」が止まり死んでしまうのです。

その日が、いつなのか、大抵は分かりません。

もう、そろそろ、いいんだけどなーと思うのですが、私の場合、バカでも、丈夫な体で産んでくれた母親に感謝でしょうか。 まだ、福岡伸一先生曰く「動的平衡」が止まりません。

いやー、何だかなーと思い、ちょっと、ため息が出ます。

人の為に何か、自分のできる事があれば、惜しまず、してあげたいと云う心は有りますが、そこに「悪意」や「狡さ」が見えた時は、容赦なく叩きますし、そんな場合は、嫌われても、全然、平気でしょう。

 

4)自分も、いつ逝ってもおかしくない年になってきたが

彼の場合は「難病」でしたが、自分も、そろそろ、いつ、この世から「おさらばですええ」と云う年齢になってきましたが、「コロナ禍」でも、別に!と考えています。

重症化して、死のうが、生き残ろうが、自分としては、もう、どうでもいい事で、運命に任せるしかありません。 ビクビクしながら生きていても、しょうも無いでしょう。

ですので、人通リの少ない、歩道を歩いている時でさえも、「マスク」をするような、命根性の汚い真似は、これからもしないでしょう。しかも「暴露」する確率が極めて低い場所でマスクなどしない。

コロナ禍により、日本国民の「バカさ加減」と云うか、「無知」ぶりが、よーく理解できたように思います。

もう、感染が蔓延して1年以上経つが、「コロナウイルスとは、何なのか」? さえ知らないバカが殆んどです。 日本の場合、無知でも、同調して、みんなと同じようにしていればいいだけです。

私の場合、「同調圧力」というより「無知の同調連鎖」にまで、付き合うつもりは毛頭ありません。

 

2.東日本大震災 3.11

10年目をむかえる「3.11」関連の番組を夜中に放映しているのですが、研究者によると、地震発生後、大津波が来る前に、危ないと感じて、率先して、声をかけた、ごく狭い地域の町内会の人達は、逃げ切れた様です。

逃げようか、どうか、自分で判断がつかず、誰かに声をかけてもらわなかった人たちが、やはり、逃げ遅れたそうです。

生死の分かれ目、
地震の後に、津波が来ると云う「共通認識」は有ったとしても、まさか10mを超える津波が押し寄せてくるとは、極めて少ない情報の中では、「危ない逃げよう」と云う決断が自分だけではできない様です。 地域のグループの中に、「率先」して逃げようとする人が居れば、吊られて逃げ延びることができたそうです。

地震発生当時、札幌東区のお客様の会社にお邪魔していて、部品倉庫の下が事務所になっていてその中に居て、長ーい横揺れが起きましたが、一人で事務所を飛び出した覚えがあります。

これは、考えるかどうかの「思考」レベルの問題ではなく、「危ない」と云う「恐怖」をつかさどる大脳辺縁系の「偏桃体」が、独自に反応して働かないのです。 そのトリガーが「率先者」の存在でしょう。

こんな場合は、良い意味の「無知の同調連鎖」が、非常に大事になる事例ではないでしょうか。 普段から、他人の様子をうかがいながら生きていると、「率先者」が、いないと逃げ遅れてしまうのです。

1993年7月の道南「奥尻島」の北海道南西沖地震発生時は、数分で到達した「津波」の時も、同じような状況があったのではないかと思いますが、「偏桃体」レベルの恐怖が反応しないと、逃げ遅れてしまうのでしょう。この反応は、他人の行動など関係ないのです。

動物の場合、危険を本能で察知するのでしょうが、人間は、この機能が退化しているのでしょう。みなと「同調」するのではなく、「偏桃体」レベルの恐怖の反応を大事にするべきなのでしょう。 空気を読まない事も時には必要なのです。

 

さあ、この半径5m以内の狭い世界から、抜け出して、もっと、世の中の事を知りましょう。

3.書籍紹介

1)図解でわかる 14歳から知る人類の脳科学、その現在と未来

最近は、学校で性教育をちゃんと教えなければという問題も出てきていますが、自分は何者なのか? を知る上でも、脳の仕組みを学校でちゃんと教えて欲しいものです。

未だに、血液型で人の性格判断している「バカ親」が居る中で、脳の仕組みを知れば、「ダイバーシティ」の特に「ニューロダイバーシティ」の事も理解できるでしょう。

なぜ、ダイバーシティなのか?は、脳科学も人類学も必要なのです。

目次
はじめに
ギリシアの哲人アリストテレスは、人間の「脳」は心の冷却装置と考えた
21世紀のいま、脳の探求はどこまで進展したのか?
Part.1 脳についての基礎知識
Part.2 発見された脳の歴史
Part.3 知覚と行動と脳の仕組み
Part.4 私たちの心と脳の世界
Part.5 脳研究の未来
おわりに
脳が肉体を捨てる日が来る!? 脳研究の前途にある大きな別れ道

 

2)無意識のバイアス――人はなぜ人種差別をするのか

目次
I 私たちの目に映るもの
第1章 互いの見え方――認知とバイアス
第2章 何が育むのか――カテゴリー化とバイアス

II 自らをどう見出すか
第3章 悪人とは――?警察とバイアス1
第4章 黒人男性――警察とバイアス2
第5章 自由な人の考え方――刑事司法とバイアス
第6章 恐ろしい怪物――科学とバイアス
恐ろしい怪物の科学/非人間化の新科学

III 抜け出すための道はあるか
第7章 ホームの快適さ――コミュニティとバイアス
第8章 厳しい教訓――教育とバイアス
第9章 シャーロッツビルの出来事――大学とバイアス
第10章 最後に得るもの、失うもの――ビジネスとバイアス

 

3)ヒトはなぜ自殺するのか

人間以外の動物は「自殺」しないのですが、しかし生き物の「細胞」は、アポトーシスと云って、自殺します(自殺とは言わないかもしれませんが)。
目次
1章 無の誘惑
2章 火に囲まれたサソリ
3章 命を賭ける
4章 自殺する心に入り込む
5章 ヴィクがロレインに書いたこと
6章 生きる苦しみを終わらせる
7章 死なないもの
8章 灰色の問題

 

4)DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法

地球温暖化を「逆転」させる具体的な方法を示した、世界が注目する唯一の書。
目次
エネルギー

女性と女児
建物と都市
土地利用
輸送
資材
今後注目の解決策

 

5)人新世の「資本論」

気候変動、コロナ禍。。人類の経済活動が地球を破壊する「人新世(Anthropocene)」=環境危機の時代。
「新書大賞2021」受賞作でベストセラーになっていますが、マルクスの資本主義批判SDGsの本質など、現代社会を捉える、考えるための良い材料になると思います。

目次
第1章:気候変動と帝国的生活様式
第2章:気候ケインズ主義の限界
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
第4章:「人新世」のマルクス
第5章:加速主義という現実逃避
第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う
第8章 気候正義という「梃子」
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6)WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か」について、語りかけるようなやさしい文体で、「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」の生物学5つの重要な考え方をとりあげて、生命の仕組みについて答える一冊です。

目次
ステップ1 細胞ー細胞は生物学の「原子」だ
ステップ2 遺伝子ー時の試練をへて
ステップ3 自然淘汰による進化ー偶然と必然
ステップ4 化学としての生命ー混沌から秩序へ
ステップ5 生命は情報ー全体として機能するということ
世界を変えよう
生命とは何か?
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