【書籍紹介】 2017年 夏休み 読んでおきたい書籍6冊です。 自然科学系の書籍です。

【書籍紹介】 2017年 夏休み 読んでおきたい書籍6冊です。

いよいよ、学生さんは夏休みに突入しました。そして社会人は、もう少しでお盆休みですね。夏休み、お金が無くて、どこにも行かない方、読書のタイミングです。どこにも行かなくても、ちょっと涼しい静かなスタバなどの喫茶店で読書などいかがでしょうか。

私の場合、面白い書籍に、ぶち当たると、喫茶店のはしごは元より、電車の中でも、乗り越してでも読んでしまいます。 東京など良いですよね、山手線一周しますので、内回り、外回り1セット、乗り越しても、戻ってきますので、何の問題もありません。

今回、紹介する書籍は、私の場合、人間の「脳」や「体」、「人類学」について、興味がありますので、これに関連する比較的、新しい自然科学系の書籍を紹介します。

私も、まだ、読みかけの書籍もありますので、お盆休みに読破します。

1.睡眠の科学

最近、睡眠不足で悩んでいる方が、多いと思います。 寝だめは効きません。。。何故か?

目次
第1章 なぜ眠るのか?―いまだに解けない謎と、記憶強化にはたす睡眠の驚くべき効果
第2章 最新技術で探る「睡眠の正体」―画像解析でわかった「レム睡眠とノンレム睡眠はこんなに違う」
第3章 睡眠と覚醒を切り替える脳のしくみ―神経伝達物質とニューロンがつくりだす巧妙な2つのシステム
第4章 睡眠障害の研究から生まれた大発見―覚醒をもたらす物質「オレキシン」の決定的に重要な役割とは
第5章 オレキシンが明かした「覚醒」の意味―ヒトや動物は、なぜ目覚めなくてはならないのか
第6章 ヒトはどこまで睡眠をあやつれるか―不眠治療薬の最前線と「眠らないですむ薬」の可能性
第7章 睡眠に関する日常の疑問と、これからのテーマ―「夢」の役割、「腹時計」から、睡眠物質では解けない謎まで
終章 なぜ眠るのか―私の仮説
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人間の脳は、「覚醒」していない時が、デフォルトだそうです。スイッチみたいな機能で、脳を叩き起こしている仕組みが、この書籍を読むと良くわかります。 脳の機能を理解するうえでも、とても参考になります。

突然眠り込んでしまう睡眠障害「ナルコレプシー」についても言及しています。

「脳」が使うエネルギーの内訳です。
・意識活動に5%
・脳細胞の維持・修復に20%
・無意識活動に75%

人類って、ほとんど「無意識」で動いているのでしょう?

 

2.脳死

人間の普通の「死」ではなく、臓器移植などのときにおこる「死」は何を持って、人間としての「死」なのか? 人体や脳の仕組みも含み、この難しい問題について記載されています。

著者 : 立花隆
中央公論新社
発売日 : 1988-11-10

人間は、「ご臨終です」。。と言われて、亡くなっても、意識は無くなるが、脳はまだ、一部機能しています。 数十分は機能していると言われています。

よく、途中で生き返った人が、三途の川を見てきたような事をいいますが、それは、脳の中で、夢を見ていただけで、「三途の川」まで行ってはいないのです。

幽体離脱も、脳が作り出した「幻覚」です。 体から、「魂」が離脱する訳無いでしょう。。。

 

3.自閉症の世界

最近、「ブルーバックス」の新書が、紀伊国屋書店などで、平積みで置いてありますが、自然科学系の書籍が安い値段で読めますので、嬉しいですね。

目次
序文 オリバー・サックス
序章 自閉症は増えているか
第1章 クラハム・コモンズの魔術師
第2章 緑のストローへのこだわり
第3章 シスター・ヴィクトリンは何を見たのか
第4章 魅力的な特異性(奇妙さ)
第5章 毒親の誕生
第6章 ハイテクのパイオニアとして
第7章 怪物とたたかう
第8章 自然界のものをはっきりと二分するのは不可能である
第9章 レインマン効果
第10章 パンドラの箱
第11章 自閉空間の中で
第12章 「脳多様性」の世界をめざして
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なぜこの書籍を取り上げたかと云うと、現在、「発達障害」などの脳の障害が、問題になっていますが、「自閉症スペクトラム」としてアスペルガー症候群やサヴァン症候群などの発達障害も含む幅広い概念として捉えられるようになったのはなぜか。

知的障害ではなく、精神疾患でもない「自閉症」について、さまさまな、研究の経緯を含めた、自閉症の歴史書です。

 

4.生命に部分はない

人間部品産業(ヒューマンボディショップ)のリアルな実態に警告を発した歴史的名著を『生物と無生物のあいだ』の「福岡伸一氏」が翻訳したものです。福岡ハカセの「原点」ともなる作品をついに新書化。

福岡先生の書籍「動的平衡」、「生物と無生物のあいだ」を書いた「原点」ともなる作品を新書化した書籍です。

生命科学が発達することにより、人間の体(臓器、血液)を部分的に売買する人間たちが現れ、倫理的に許されるかどうか、国家レベルで規制しなければいけない事例が多々発生している。

立花隆さんの「脳死」を取り上げたのも、普通の「死」ではなく、臓器移植などのときにおこる「死」は何を持って「死」なのか? この難しい問題についても記載されています。

 

5.世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる

人の健康に対する腸内微生物集団の影響に関する話題や微生物との共生について、記載されています。 ちょっと、難しいです。

目次
まえがき 動物園への旅
第1章 生きている島々
第2章 見たいと思った人々
第3章 体を造るものたち
第4章 諸条件が適用される
第5章 病めるときも健やかなるときも
第6章 長いワルツ
第7章 お互いの成功を保証しあう
第8章 大きな進化は速いテンポで
第9章 微生物アラカルト
第10章 微生物研究の未来

類似する書籍として、「あなたの体は9割が細菌」、「マイクロバイオームの世界」、「腸科学」などがありますが、こちらの書籍の方が、最初に読むなら、読みやすいでしょう。

 

6.セレンゲティ・ルール

セレンゲティとは、タンザニアのセレンゲティ国立公園の事なんですが、生体内における分子レベルの「調節」と生態系レベルで動物の個体数が「調節」される様相とのあいだに見出した共通の法則(ルール)と、蝕まれた生態系の回復に成功した実例が記載されています。

目次
イントロダクション 奇跡と驚異
第1部 すべては調節されている(からだの知恵;自然の経済)
第2部 生命の論理(調節の一般的なルール;脂肪、フィードバック、そして奇跡の菌類;踏み込まれたままのアクセルと故障したブレーキ)
第3部 セレンゲティ・ルール(動物の階級社会;セレンゲティ・ロジック;別種のがん;六〇〇〇万匹のウォールアイの投入と一〇年後;再生)
あとがき 生きるために従うべきルール

分子生物学者の「福岡伸一」さんの書籍を合わせて読むと面白いと思います。

 

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