【書籍紹介】2023年夏休み もうすぐお盆ですが、どこのも出かける予定の無い方向け書籍紹介です

2023-08-10、
本日のお題は、2023年夏休み、コロナ明けの年になり、もうすぐお盆ですが、どこへも出かける予定の無い方向け書籍紹介です。

札幌も、暑い日が続いていますので、じっくりと書籍を読むタイミングが少なくなっていますのですが、何とかしなければなりません。

さて、チャットボット「ChatGPT」を生かせる副業には、以下のものがありますが、皆さん、使えそうなものはありますか?
そうなんです。 高度な知識が要求されますので、そう簡単には使えないので、副業は無理です。

●翻訳サービス
●ソーシャルメディアマネジメント
●アプリケーションやゲームの開発
●グラフィックデザインの作成
●データ分析やリポート作成
●オンラインコンテンツの作成
●データ入力や表作成
●プログラミング
●オンライン教育コンテンツ作成

 

1.脳科学

脳神経細胞(ニューロン)の研究は進んでいますが、脳細胞の約8割を占めるグリア細胞についての研究は百年くらい遅れていますが、人間の脳に関する最近の新しい知見として、グリア細胞についての研究が注目されています。

グリア細胞は、神経細胞のサポートや保護を担う細胞であり、脳の正常な機能に重要な役割を果たしています。最近の研究では、グリア細胞が神経細胞との相互作用や情報伝達において重要な役割を果たしていることが明らかになってきています。また、グリア細胞の異常が神経変性疾患や精神疾患などの病気と関連している可能性も示唆されており、その解明に向けた研究が進んでいます。

そこで下記の3冊を紹介します。脳腫瘍、認知症、新型コロナウイルスによる後遺症など、脳神神経細胞の問題ではなく、数種類の脳神経細胞をバックアップしているグリア細胞による原因の方が多いということが認しくできるようになります。

1)もうひとつの脳

目次
第1部 もう一つの脳の発見
□1章 グリア細胞とは何か ― 梱包財か、優れた接着剤か
□2章 脳の中を覗く ― 脳を構成する細胞群
□3章 「もうひとつの脳」からの信号伝達 ― グリアは心を読んで制御している
第2部 健康と病気におけるグリア
□4章 脳腫瘍 ― ニューロンはほぼ無関係
□5章 脳と脊髄の傷害
□6章 感染
□7章 心の健康(メンタルヘルス) ― グリア、精神疾患の隠れた相棒
□8章 神経変性疾患
□9章 グリアと痛み ― 恩恵と災禍
□10章 グリアと薬物中毒 ― ニューロンとグリアの依存関係
□11章 母親と子供
□12章 老化 ― グリアは絶えゆく光に抗って奮い立つ
第3部 思考と記憶におけるグリア
□13章 「もうひとつの脳」の心 ― 意識と無意識を制御するグリア
□14章 ニューロンを超えた記憶と脳の力
□15章 シナプスを越えた思考
□16章 未来に向けて ― 新しい脳
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2)脳の寿命を決めるグリア細胞

目次
第1章 脳はグリア細胞から老化する
第2章 脳ニューロンだけでは働けない
第3章 アストロサイト―脳を陰で支配する
第4章 オリゴデンドロサイト―ニューロンの命運を握る
第5章 マイクログリア―脳内環境を整える
第6章 神経幹細胞―グリア細胞・ニューロンに分化する
第7章 集中系と分散系―脳の2つのネットワークを上手に使いこなす
第8章 間違った脳の使い方が、老化を加速させる
第9章 精神的ストレスから脳を守る技術
第10章 グリア細胞から見た覚醒と睡眠
第11章 グリア細胞を護ることは、脳を守ること
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3)「心の病」の脳科学

目次
第1章 シナプスから見た精神疾患 ~「心を紡ぐ基本素子」から考える:林(高木)朗子
第2章 ゲノムから見た精神疾患 ~発症に強く関わるゲノム変異が見つかり始めた:久島周
第3章 脳回路と認知の仕組みから見た精神疾患 ~脳の「配線障害」が病を引き起こす?:那波宏之
第4章 慢性ストレスによる脳内炎症がうつ病を引き起こす? ~ストレスと心と体の切っても切れない関係:古屋敷智之
第5章 新たに見つかった「動く遺伝因子」と精神疾患の関係 ~脳のゲノムの中を飛び回るLINE-1とは :岩本和也
第6章 自閉スペクトラム症の脳内で何が起きているのか ~感覚過敏、コミュニケーション障害…様々な症状の原因を探る:内匠透
第7章 脳研究から見えてきたADHDの病態 ~最新知見から発達障害としての本態を捉える:岡田俊
第8章 PTSDのトラウマ記憶を薬で消すことはできるか ~認知症薬メマンチンを使った新たな治療のアプローチ:喜田聡
第9章 脳科学に基づく双極性障害の治療を目指す ~躁とうつを繰り返すのはなぜか:加藤忠史
第10章 ニューロフィードバックは精神疾患の治療に応用できるか :柴田和久
第11章 ロボットで自閉スペクトラム症の人たちを支援する :熊﨑博一
第12章 「神経変性疾患が治る時代」から「精神疾患が治る時代」へ :勝野雅央—————————————————————-

関連記事
・【書籍紹介】「心の病」の脳科学  なぜ生じるのか、どうすれば治るのか 林朗子(著)
・福井大学が、ADHDの脳構造の特徴を人工知能(AI)により解明し、遺伝子多型の影響を発見
・【重要記事:精神医療の現状について】成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要

 

2.人工知能

最近、本屋さんに行くと、人工知能、特にチャットボット、もっと言えば、大規模言語モデルの「ChatGPT」関連の書籍で溢れています。

「ChatGPT」のhow-to本はさておき、人工知能と人間の知性との関連を記載した書籍を集めて紹介します。

1)大規模言語モデルは新たな知能か

大規模言語モデルとはどのような仕組みなのか。何が可能となり、どんな影響が考えられるのか。人の言語獲得の謎も解き明かすのか。新たな知能の正負両面をみつめ、今後の付き合い方を考える。

目次
序章 チャットGPTがもたらした衝撃
1章 大規模言語モデルはどんなことを可能にするだろうか
2章 巨大なリスクと課題
3章 機械はなぜ人のように話せないのか
4章 シャノンの情報理論から大規模言語モデル登場前夜まで
5章 大規模言語モデルの登場
6章 大規模言語モデルはどのように動いているのか
終章 人は人以外の知能とどのように付き合うのか
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2)生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

最新の知見をもとに、生命知能と人工知能の違い、生命知能を支える意識の働きを解説、生命知能を成長させる脳の使い方、育て方のヒントを提示する。

目次
序 章 人工知能化が進む日本社会
□第1部 私たちの脳と計算機
□第1章 脳という巨大な情報システム
□第2章 「進化」から見る脳
□第3章 脳は勝手に動く

第2部 知能とは何か
□第4章 生命知能を創る
□第5章 知能はどう育つか

第3部 知能を支える意識
□第6章 意識とは何か
□第7章 人工知能は芸術作品を創れるか
□第8章 意識が科学と宗教を生んだ
□終章 強い生命知能と豊かな意識を育てるために
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3)相対化する知性 人工知能が世界の見方をどう変えるのか

人工知能の登場を契機として、相対化されることになった人間の知性。知性をどう認識し、人間はどのように生きればよいのか

目次
第1部 人工知能  ディープラーニングの新展開
1章 人工知能のこれまで
2章 ディープラーニングとは何か
3章 ディープラーニングによる今後の技術進化
4章 消費インテリジェンス
5章 人間を超える人工知能

第2部 人工知能と世界の見方   強い同型論
6章 人工知能が「世界の見方」を変える
7章 認知構造はどう変わろうとしているのか
8章 強い同型論
9章 強い同型論で知能を説明する
10章 我々の「世界の見方」はどこからきてどこに向かうのか

第3部 人工知能と社会
11章 人工知能と人間社会
12章 自由主義の政治哲学が直面する課題
13章 人工知能とイノベーションの正義論
14章 世代間資産としての正義システム
15章 自由の根拠としての可謬性
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