本日の面白記事は、ちょっと最近続いている少年による凶悪事件について、分かりやすく説明している記事を2つ紹介します。 草薙厚子さんの記事2本です。
多くは無いが、突然、起こる、凶悪事件は、なぜ発生するのか?
発達障害は“親の愛情”と関係ない。少年Aへの診断ミスが生んだ悲劇
平成29年度の『犯罪白書』の統計によると、少年犯罪が凶悪化しているとは必ずしもいえません。むしろ問題は、事件がより「特殊性」を帯びていることと、動機が不明瞭になっていることなのです。周囲から「普通の子ども」とみられ、補導歴も全くないような青少年たちがなぜ、突然大事件を起こすのか。親や学校などの周囲は、子どもの異変に気づかなかったのか。次々に疑問が出てきます。
金が絡んでいたり、怨恨の様な事件なら、まだ分かりやすいが、周囲には「普通の子ども」とみられ、補導歴も全くないような青少年たちがなぜ、突然大事件を起こすのか。。。。。そこが一番怖い処でもあり、そのような子供が育った環境が、影響を及ぼしているという事をまず認識すべきです。
「誰でもよかった」と言われれば、被害者は、何の対処のしようもありません。
最初に、分かりやすく説明と言いましたが、一般の人、被害に遭われた方のは、こんな状態の子だったことなど、知るよしも無いのです。
分かりやすく説明と云ったのは、こんな状況で育ってきた子どは、事件を起こしやすくなるという事だけです。何故なら、加害者の生立ちまでは、他人は分からいでしょうし、知る由もないでしょう、事件を起こして、初めて判明することです。
被害者は、こんなの注意のしようが有りません。 「えっ、何が?」ですよね。
1.問題は、「発達障害そのものでなく、ケアしなかったことが悲劇を呼ぶ」
この様な事件を犯してしまう子は、家庭内で、必ず、兆候が出ている様です。
1)子どものシグナルに、見て見ぬふりをする親
2)日常的に子どもを虐待する親、干渉しすぎる親
3)子どもの異変に気付かず、放任したままの親
もちろん、親たちの中には、自分の身内の恥を晒したくないという思いが働いてしまうのでしょう。 また、手を余した親も居るでしょう。
例え、知識階級の親でも、子供にシグナルが出ていても、対処しようとしていない場合が有ります。まして、生活に余裕のない親、何も分からない親は、学校や病院に任せっ切りにしようとする傾向があり、元々、社会や家庭内で起こっている事を一家庭で解決する能力など無いのですから押し付けられるのですが、国の機関だけでなんとかできる問題でもないのです。
愛情をかけて育てなかったせいでもない場合もあります。特に発達障害などは、愛着障害とは違い、生まれ持った特性で、育て方が悪るかったのではなく、それに気が付かなかった親に問題がある場合もあります。これは先天性で、遺伝もしますので、親も同じ障害を持っていれば、対処も誤る場合も、認識できない場合も十分にあるでしょう。
だが、しかし、このまま放置していたら、どうなるか?という事の重大さに気が付かない。
本人(子供)の性格ではなく、脳に、種々の障害を持っているという事さえ、これは、国民全体に言えることだが、理解できない認識できない大人が、本当に多勢に無勢で、腐るほど存在するのです。
2.正常か、〇〇ガイかの判断、認識しかできない、「無知」な国民が多すぎるのです。
未だ、血液型で、人の性格を判断するようなことを平然としゃべっているレベルですので、何一つ、勉強していない状態の国民が多すぎる。
正常か、〇〇ガイかの判断、認識しかできない、「無知」な国民が多すぎるのです。
学校で教えてもらえなかった事は、覚える必要ないと思っている低レベルな民衆です。
発達障害、愛着障害、人格(パーソナリティ)障害の区別も、説明もできない、無知な国民が多すぎるのです。
挙句の果てに、外野は、「国が何とか対策を!」と簡単に言うだけの体たらくです。 子育てをする前に、本当は、膨大な知識が必要なのに、目先の事しか分からず、何一つ大事なことは、知らない状態で、子育てを始めている。
社会の中で、組織の中で、人を使う立場の人間たちも、本当に、レベルが低く「無知」の極みの会社が殆どです。
私の知る限り、中小企業など、どこも低レベルです。
「教育者」でさえ、低レベルな先生たち。。。。たくさん居ますよ。。。。
確かに、手が無い、足が無いという、目に見える障害では無い為、分かりずらいのですが、人を使う必要のある管理職の人たちにとって、重要な事柄だと思うのですが、ピンと来ていない人が殆どです。
グレーな(濃淡の領域にいる)人も大勢いますので、素人が簡単に判断できるものでもないことは確かですが、通常の発達をしていない「脳」を持っていると、どんな症状が、どのように出ているのか、もう、いい加減、認識すべき時が来ていると思います。
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