2025-06-19、
本日は、ひとり言です。
戦後80年になるが、戦時中「鬼畜米英」と、愚かにもプロパガンダを叫んでいた高齢のアホどもは、もう少しで世の中から居なくなるが、その前にNHK朝ドラあんぱんの「逆転しない正義」とは。一見関係無さそうですが、そうではないのです。
この課題は、戦争の悲惨さを語り継ぐ事以上に、最も大事な事なのだが、「マスゴミ」も「SNS」上でも伝えようとしない。
1.現在までの日本の「愚民」の実態について
戦争に敗けて平和になったが、相変わらず、世の中が進歩しても「愚民」の数は減るばかりか、増々増え続ける世の中になっています。
この状態で戦争の悲惨さを伝えても何もならない。毎年夏になると、戦争時代の悲惨さを伝える番組が色々と放映されるが、何の役にも立っていない。なぜか?
朝ドラ アンパンの「逆転しない正義」、戦後のハンナ・アーレント「悪と全体主義」など、特に、「鬼畜米英」と叫んでいた日本の愚民の反省が足りないのでは?
死んでいった者たちに対する謝罪もないまま、また同じような事が起こった場合、「愚民」たちは、また同じことを繰り返すのです。 「お国のために、立派に死んで来い」と。。。。
つまり、「俺たちは騙されたんだ! お前たちはかわいそうに」では反省していないのと同じなのです。
2.愚民は、「騙された」と勘違いし続けている。
このドラマが問いかける「逆転しない正義」とは、戦争において自国の正義が必ずしも勝利や道徳的優位に結びつかないという皮肉を含んでいます。
まさに、ハンナ・アーレントが『全体主義の起源』や『エルサレムのアイヒマン』で論じた「凡庸な悪」や「思考の放棄」に通じるものがあります。彼女は、全体主義が大衆の「安心したい」という欲望から生まれ、異分子を排除することで共同体の一体感を得ようとする危うさを指摘しました。
1)「無知は罪悪なり」という言葉は、いつの時代も変わらないのだが、反知性が、蔓延るわけ。
思考停止した頭で、生活していると、気が付くと、だれも止められない状態になっていて、人類は、いつでも戦争を始めてしまうのです。
テレビやネットの記事を観て、世の中、知っているつもりでいる。
自分の半径5m以内の事しか気を配れない、1年に1冊の書籍も読まない「バカ共が多勢に無勢」の世の中では、善とか悪ではなく、常に、危険がはらんでいます。
なぜ、危険がはらんでいるかと云えば、世の中「バカ共が多勢に無勢」を占めているからです。悪い奴が危ないのではなく、悪い奴がのさばるのを「無知」が助長してしまうので危ないのです。
3.夏の敗戦記念日になると、戦争時代の悲惨さを伝える番組を放映するのを止めましょう。
日本も、敗戦記念日が、近くなると、「戦争の悲惨さ」を語り継ごうとしますが、本当は違うでしょうと言いたい。
戦争の悲惨さを語り継ぐのではなく、戦争を起こさないよう、世の中の多勢に無勢のバカ共を少しでも減らす努力です。それができないから、同じことを繰り返すのですが、「無知は罪悪なり」という言葉の重みが無いのでしょう。
戦争責任の問題を残し、簡単に戦後の価値観の転換を果たすのは良いが、将来、また狂った為政者による争いが発生して、クソ「プロパガンダ」に乗せられない、世の中をつくるにはどうしたらよいか? について愚民に問う番組を放映すべきでしょう。
愚かな「大衆」が、なぜ、戦争に巻き込まれるかを「語り継ぐ」べきなのです。
悲惨さを語り継ぐ前にです。 なぜ、こんな簡単事ができないのか?
第二次大戦が終了してから、大きな戦争は起きていませんが、歴史の中で、同じ過ちを何度も繰り返すのは、「バケモノの様な凡人」に支配されしまった人間(凡人)達の、その時々の自分の身を守る行為ですので、何度も、何度も、同じ過ちを繰り返しています。
4.語り継ぐべきは、人間の「愚かさ」です。
1)いつも、思うのですが、よく戦争の悲惨さを語り継ぐ必要があると。。。。
本当は、「戦争の悲惨さを語り継ぐ」のではなく、「人間の、人類の、生き残るための本能を発動すると、同じことを繰り返す」という、人間の「愚かさ」をちゃんと教えることが必要です。
ここが、教育では、全く語られていないのです。 人間の「愚かさ」を。
何故なのか? この欺瞞は。
■「エルサレムのアイヒマン」の著者「ハンナ・アーレント」は、「 」と言っていますが、これを実行できる人間が何人いるかでしょう。
バケモノの様な「凡人」を早めに見つけて抹殺してしまうには、弱い「凡人」たちが、潰されないように、一致団結して仲間を増やし知恵を集めて始末するしか方法がない様な気がしますが、これができない為に、歴史が繰り返されます。
5.「ポピュリズム」と「反知性主義」
社会の閉塞感が進むと、向かってしまう方向
そうです、持てるものと、持てない者の格差が広がりすぎると、持てない者が世の中を不安定にしようとする意識が生まれ、「既得権」を持っている者たちを脅かす存在になります。
ポピュリズムは「知識社会への抵抗運動」です。
「知識社会」とは、定義上、高い知能を持つ者が大きな優位性を持つ社会です。
知識社会における「経済格差」とは、「知能の格差」の別の名前でしかありません。
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このように、現代社会では、産業革命以降、それ以前と比較して、飛躍的に豊かな生活を送れるようになった人類の数が増えましたが、途上国ではなく、発展した国の中でも、この知識社会に、付いてこれない人間たちで溢れかえっています。
我々人類が生き残ったのは、「虚構」を信じることができたからだと言われています。しかし、「虚構」故に、何度も裏切られ、傷つき、それでも生き残って来たが、この先はどうなるのか?
米国民が、トランプを選んだのも、こんな事情があるのではないでしょうか。
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