【社会問題】 NHKスペシャル “車中の人々 駐車場の片隅で”

連休ですので、本日のお題も、社会問題です。

2020年2月15日(土)に放送されたNHKスペシャルで放送していた「車中の人々〜 駐車場の片隅で〜」を観て、社会問題となっている事を知りました。

かつて、2014年4月27日に放送された同じ、NHKスペシャル「調査報告 女性たちの貧困~”新たな連鎖”の衝撃」を観て、衝撃を受けました。 「ネットカフェ難民」です。

年頃の娘2人と母親が、同じ「ネットカフェ」で暮らしていたのです。「ネットカフェ難民」の放送後には当時ホームレスの支援活動をしている人々から言われた言葉があるそうです。

「『ネットカフェ難民』が急に生まれて出てきたわけではない。行き場を失った人々は昔からいる。路上や公園での野宿の人たちがそうした人たちだ。ネットカフェという現代風の施設を使っているだけでホームレスであることに変わりない。それは形を変えたホームレスなのだ」

 

1.道の駅に「車中の人々」

実は、道の駅に「車中の人々」がいるらしいという事は、薄々、分かっていました。確かに、「ネットカフェ」で暮らすより、金がかからないし、一人の空間があるから、まだましなのかと考えてしまいました。

車中生活者はいったいどれだけいるのか。日本全国に1160ヵ所ある道の駅すべてに取材すると、335ヵ所(過去5年以内)、全体で29%の道の駅から「車中生活者とみられる人がいた」という回答が戻ってきた。

335ヵ所という事は、単身で居たとしても、確実に335人以上の人が、そんな生活をしているという事になります。これも、形を変えたホームレスなのです。

自分も、この世で、背負うものが、ほぼ無くなれば「住む家」なんか不要で、小さくても、手足を伸ばして寝れるだけのスペースのある車を1台購入して、渡り鳥のように、日本全国を渡り歩いて、最後の余生を過ごしてみたい願望は、今でも衝きません。

ですが、この番組の取材で登場してくれた人物は、私のような軽い願望ではなく、それぞれ、色々な事情を抱えた人たちでした。

 

1)色々な事情を抱えた人たち

失職、病気、人間関係のもつれなどが発端で、家族や社会、セーフティーネットから落ちてしまう。その結果、車中生活を送らざるを得なくなってしまった人たち。

でも、どこかで、歯車がくるえば、自分の身に起きてもおかしくなく、決して他人事ではないように思います。

よく、「セーフティーネット」と云いますが、社会のセーフティーネットにさえ引っかからない人たちが沢山いるのです。 それだけ、世の中が狭いようで広いのです。

このような番組を観ていて感じるのですが、NHKの取材班が、これだけ詳細に取材しているのに、国の行政機関は、なぜ、このような人たちに、近づこうとしないのか?

「困ったら、役所に来なさい」これだけですか? 「ガキの使いじゃあるまいに」と思います。

2)ガキの使いじゃあるまいに

少しは、NHKの取材班のように、足を使って、探し出して、救済したらどうなんだ。

本当に、中途半端な仕事しかできないくせに、給料だけは、一人前に、税金から支払う。

「NHKの取材班のように、足を使って、調査して、探し出して、救済して、初めてて仕事だ」という法律を作り、公務員を動かせば良いだけですが、「児童福祉」関係の公務員を見ると、ちゃんと仕事をしてないのが、問題は色々ありますが、見えてきていますので、信用できないところもあります。

頭の配線のおかしい「親」と対峙する必要があるのに、「人間力」の無い人間を平気で配属すること自体、仕事するなと言っている事と同じで、おかしいのです。

 

2.戦後、豊かになった国ですが、しょうもない国なのは、戦前も、今も変わりません。

1)高額な税金を使って、ボケ老人が「暇つぶし」をしている

国会では、さももっともらしく審議が行われていますが、議論などしている場面はほぼなく、突っ込む野党もボケ大臣たちの巧妙なボケに、最後まで突っ込むことができずに、うやむやになったまま、はい、おしまいです。

高額な税金を使って、ボケ老人が「暇つぶし」をしているだけです。

人類、どこの国でも、長期に権力を握ると、どんな奴も(悪党でなくても)、好き勝手にやりだすのです。そろそろなのですが、国民の関心が薄いのを良いことに、現状維持がしばらく続くのでしょう。

 

2)今の日本の社会の「しくみ」を作って、現状維持しようとしている階層をちゃんと、認識しておきましょう。

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学」小熊 英二 (著)の中で、

現代日本での生き方を「大企業型」「地元型」「残余型」の3つの類型に分けて説明しています。 60年代後半から70年代のはじめに完成したその構造を「社会のしくみ」と呼んでいます。

「大企業型」が約26%、
毎年、賃金が年功序列で上がっていく人たち。大学を出て大企業の正社員や官僚になった人などが代表です。

「地元型」が約36%
地元にとどまっている人。地元の学校を卒業して、農業や自営業、地方公務員、建設業などで働いている人が多いです。

「残余型」が約38%
平成の時代に増加してきたのが、所得も低く人間関係も希薄という「残余型」。都市部の非正規労働者などがその象徴です。

若者も含め、「どうせ、自分が選挙に行っても何も変わらないだろう」と、判を押したように同じことを言いますが、そうではないと思います。

3つの分類(階層)の中で「残余型」が約38%が、一番「投票所」に行かないのではないでしょうか。。。

この38%が動けば、確実に変わると思うのですが、政権与党は、この階層が「孤立」していることを見抜いていますので、「投票所には来ない」とたかをくくっているのです。

3)「野党」が拾い切れていないのではなく、選挙にも行かないから相手にされないだけです。

ですので、「どうせ、自分が選挙に行っても何も変わらないだろう」では、決してないのです。 選ぶのが先で、あなたの思いが先ではないのです。

「選挙」とは、投票してくれるから相手にしてくれるのです。 投票所にも来ない人を相手にしない、言う事を聞かない、それだけです。

選挙って不思議ですね。 あれだけ選んでいるのに「ろくでもない奴が、ゴロゴロしている」。選挙の後で、お前、何者だ!と思うくらい「ろくでもない奴」が露呈する。。。

もしかして、選んでいないのかもしれません。 選ばせていないのかもしれません。

いかにも厳正にやっていますと表では見せかけようとしていますが、適当にやっているとしか思えなくなります。

 

3.しかし、これも長くは続かないような事態が、将来、起きそうなのです。

1)議員の「人工知能(AI)」化

もう、議員も、しがらみの無い「人工知能(AI)」にしよう。

ろくでもない「人工知能」議員が出てきたら、即刻、電源を切ればお終いですので、大丈夫でしょう。

全部でなくても、クズ議員、老害議員を選挙で落選させれば、半分以上は「人工知能」議員になるでしょう。 税金も、動かすための電気代だけで済みます。年間数十億単位の金が、他の事に使えます。

将来、一番先に「人工知能」を使う職業を「議員」にするように、すれば良いんです!!

 

2)大企業の中高年の「リストラ」が、本当に始まっています。

実は、「人工知能」が、将来、本当に高性能になれば、「大企業型」の階層の人間が、必要なくなるのです。 そうすれば、「大企業型」の階層の人間が少なくなり、増々、格差が2極化する社会になると予想されます。

2019年に「早期・希望退職」を実施した上場企業35社のうち、最終損益が黒字だった企業が約6割を占めたそうです。

現在、大企業の中高年の「リストラ」が、本当に始まっています。
朝日新聞、味の素、カシオ、ファイザー、LIXIL、KIRIN、日産自動車、・損保ジャパン日本興亜など

少子高齢化で、人手不足と言われていますが、矛盾していますよね。 実は「意味のないクソ仕事」をしている階層は、人が余っているのです。

■早期退職と云うリストラの実施理由は、
もちろん「業績悪化」という企業もあるが、それより儲かっているが、AI時代の到来に備えるためとしているところが、なんとも時代の変化を感じるのすが、要らない人たちが切り捨てられる時代が、もうすぐそこに来ていて、始まっているのです。

日本社会の階層で云えば、「大企業型」に属する、40代、50代のお父さん、すでに変動が始まっていますが、いずれは、下の階層までやってくる、落ちてくるでしょう。

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