【書籍紹介】 老化と脳科学  山本 啓一 (著) 頭を使っている人のほうが認知症状が悪くなるのが早いそうです。

2019年8月10日、
本日の書籍紹介は、 老化と脳科学  山本 啓一 (著) です。

今日あたりから、お盆休みに入っている方が、多いのではないでしょうか。

札幌も連日、暑い日が続きましたが、もう夜は寒いくらいの気温ですので、ちょっとホットしているところです。 札幌の場合は、今年も「エアコン」を買わずに済んだと思っている方も多いのではないでしょうか。

お盆休み、初日、札幌駅ビルの三省堂書店で、見つけたのがこの書籍でした。170ページほどの新書ですので、2時間ほどで読んでしまいましたが、最近の脳科学の「小まとめ本」みたいで、興味をそそる様に、「老化」への対策を含めて記載されています。

私の場合、脳科学、脳神経学などの関する書籍を新刊本をメインに読んでいますので、特に新しい説だと思う事柄は感じられないのですが、脳の機能をさらっと認識するのは、ちょうどいい書籍ではないでしょうか。

脳科学、脳神経学といっても、本書の内容は難しくありません、脳の細部をもっと知りたいなら、これをきっかけに、面白い書籍はたくさんあります。

老化と脳科学

著者 : 山本啓一
集英社インターナショナル
発売日 : 2019-08-07

– 目 次 –
第1章 脳と記憶
第2章 海馬の老化と認知症
第3章 アルツハイマー病
第4章 海馬の活性を維持するには
第5章 睡眠と脳
第6章 海馬の老化を防ぐ食事
第7章 脳の死と人の死
———————————————

脳の構造と機能の中で、大人の「海馬」では神経細胞増殖が起こらないのかと云う議論がありますが、どうやら、大人の「海馬」でも、ちゃんと「神経細胞増殖」が起きていることが判明しているようです。論理的に云っても、コンピューターでいえば、「海馬」は一時記憶装置みたいなもので、大脳皮質に記憶を送る前の装置でもあります。

子供のころの記憶がほとんど無いのも、一夜漬けで勉強した記憶も、「海馬」の場合は、約1か月で記憶が無くなるようです。 生きてゆく上で重要な記憶が、選別されて初めて大脳皮質に記憶が残り、海馬は関所みたいなところだと云われる由縁です。

1.こんな奴がいます。

「いやー、どうもデジタルは苦手で。。。」という奴。。。。

「デジタルは苦手?  はあー!」

「お前の脳は、デジタルだっていうの!!!」

「なぜななら、脳の中では、電気信号で情報が伝達されているんだよ!!」

「デジタルが苦手」なのではなく、神経細胞のネットワークが正常に繋がっていないだけで、脳みそが、入っていない訳けでは、決してないのです。

これだけ「知識社会」になっている世の中で、「原始人」みたいな生活をしているから、周回遅れになった居るだけです。 ただ、それに気が付かないから、バカ、無知と言われているだけです。

バカは、せいぜい半径5mくらいの範囲にしか、空気を読んで、気を配れませんので、一生、バカは、バカのままで生涯を終えます。

2.認知症にもならず、健康でいられる秘訣。 若い人も同じ。

ストレスをためないこと。
爺(ジジイ)で、すぐキレる奴がいるが、それとは別問題です。すぐ切れる奴は、大脳の前頭前野が、ガキのように成長していない、未発達なだけで救いようがないのです。

腸内フローラ(細菌)を大事にすること(主に食事のバランス)。

適度な運動をすること。
近くのコンビニに行くにも「クルマ」を使うバカ、歩きなさい。

「バカ」を止めれば、脳はちゃんと活性化する。
脳も筋肉と同じ、使わなければ、ただでさえ低い知能の脳が衰える。

よく、「マインドフルネス」が良いというが、効かない奴もいる。
マインドフルネスは、いわば「瞑想」をして何も考えないことですので、普段、何も考えて生きていない奴は、効果はないのです。

「バカ」は普段から「瞑想」しているので。。。マインドフルネスは無意味です。

 

3.米国の大学病院の研究で

頭の使っている人と、使っていない人が、両方、同時に、認知症になった場合、どちらが症状が多く出てくるか? 調べたそうです。

頭の使っている人のほうが症状が悪くなるのが早いそうです。

なぜか?
頭を使っていない奴は、元々、使っていないので、神経ネットワークが繋がっていませんので、神経細胞(ニューロン)が死んでも、何も影響ないので症状が進まないようです。

皮肉なもんです。 バカのほうが、「認知症」の症状が出にくいなんて。。。

 

補足説明
私が、「おバカ」と言っている人たちは、決して、「知能」の低い人たちの事ではありません。知能が低いのは、生まれつきで、その人のせいではありませんので。。。そこまで傲慢ではありません。

私が、「バカ」と言っている人たちは、下記の様な人たちです。

「知能指数(IQ)」は、通常のものを持っているにもかかわれず、毎日、毎日、仕事して、家に帰り、風呂に入って、酒飲んで、飯食って、テレビやネットのバカ動画を観てバカ笑いして、クソして寝るだけの生活を送っている奴。

■年に1冊の書籍も購入しない、読みもしない、読んでもバカマンガ本、新聞も「テレビ番組」欄しか見ない生活をしている奴。

■たまに、「腐れ生意気」なことを云うが、全部「テレビ」や「ネット」の受け売りをしゃべっている「偉そうな奴」。

■あまりにも、自分と同じレベルの奴が多すぎるので、自分は「バカ」ではないと勘違いしている奴。

■明らかに、「不都合な真実」を背負って生きているのが見え見えなのに、他人には「ばれていない」だろうと思っている奴。

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