【書籍紹介】脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論 ジェフ・ホーキンス (著)

2023-03-03、
もう、3月がやってきました、北海道ももうすぐ春です。 去年の様に大雪にならず、ほっとしていますが、まだ油断は禁物です。

本年度(4月)から、何か新しい事をしたいと計画していますが、この歳になると、新しい事と云っても、体も金も無理をしない様にして見つけるのは結構難題で未だ決めかねています。

1.「チャットボット」が流行りだすと、WEB4.0になるのか?

2004年頃始まった、ティム・オライリーによる「WEB2.0」は、見事に頓挫してしまいましたが、「ChatGPT」などの「チャットボット」による新しい流れにおいても、Googleさんもページランクを付けて上位に表示されるリンクを制御していますが、この作業も会話形式のAIでも重要な要素になって来るでしょう。なぜなら、WEB上に「クズ情報」が多ければ、AIはこの情報を拾ってきて画面にまとめて表示するだけです。

■編集工学でお馴染みの「松岡正剛」先生にお聞きしたいのです。人間がどのように編集しているのか? AIにでもできるのか? 「クズ情報」をどのように排除するのか。

課題の問いを「チャットボット」に放り込むと、テキストで答えてくれる時代になり、面白くなってきました。「ChatGPT」にでも聞いてみますか。でもそんなことを聞いても意味が無いでしょう。どうするかは自分で決めるのです。しかし、海外ではすでに教育現場の先生たちが困惑している。むしろ困惑していない教育者は認識不足で「ダメ教師」でしょうね。

知識を収集したり、それをまとめてくれる作業は、ある程度「チャットボット」がやってくれる時代になれば、あとは何が足りないだろう? ロボットの様な人間が重宝される時代になる、AIの中に脳を移植しなくても、元々ロボットの様な人間を使えば、働き方改革をしなくても仕事が進むかもしれません。「知能」が高く、多少「知性」が低くても、何とかなるでしょう。

■教育と云うことは
ある意味、社会の中でやって行けるように「洗脳」すること。
教えるという仕事は、知識だけではなく自分で学ぶという事を教える仕事だと思います。

しかし、自分で例えば書籍を何冊も読んで得た知識が無くても知ることができてしまう。
知識の偏重を許すなら、知りたい時に知ると云うのもありかと思いますが、人もAIもバックに膨大な知識を持つかどうかどうかで、今まで得た経験や知識で物事を考えて行かなくなる、「AIが答えてくれるからいいや」となる。

こうなると、増々、バカやアホ、無知が増えてゆく、いっその事、全部、AIに任せてしまえば良いとなる。 その内、AIもずる賢くなり「人類絶滅」を企むように成長する。まるで、映画「ターミネーター」の様な世界が広がる。

■100年先、この人類がどのように暮らしているのか、観てみたい気もするが、あと十数年でこの世から居なくなる人間にとって、どうでもいい事ですが、これが人工知能に人間の脳を移植(アップロード)できるようにもしなったらどうでしょうか、「死んだ」と言えるのか? 肉体とセットでなくても良いなら、生きていると言えるのかもしれませんが、邪悪な脳が永遠になくならなく、蓄積されてゆくのは、怖い話です。

 

2.新しい事の候補として

1)楽器(ソプラノサックス)を購入して、音楽教室に通い、一番苦手な音楽を始めようか。

いつもiPhoneとブルーツースイヤホンで聞いている、バカの一つ覚えの「スムースJAZ」が、吹けるようになったら、どんなに楽しいだろうかと想像すると楽しくなるのですが、途中で挫折するのではないかと云う心配もあります。
スタバでバイト中の女子大生に、この話をしたら「挫折したら、私、高校生の時、吹奏楽部でしたので「ソプラノサックス」をもらいますので、先生をしても良いですよ」。。。「絶対、あげない!」と心に決めないと30万円ほどする楽器を買う勇気が出ないのです。

 

2)まだ、完全に諦めていない、ホンダのオフロードバイク「CRF250 ラリー」を購入する

これは、全然、新しい事ではなく、昔取った来根塚ですね。
とても楽しいでしょうが、「スナイパー」に命を狙われているのと同じで、必ず、調子こいて、事故で死んでしまいそうな予感が大きいのです。そこが危険な所です。

先日も、Amazonのサイトで、CRF用の「ビックタンク」を見つけてしまい、それから、レバーだのペダルなど、ドレスアップ、機能アップするためのパーツ類を30分以上も見て探してしまいました。昔、さんざんやっていた事ですが、つい夢中のなり、楽しく想像力を働かせて、にやついてしまいます。ふと我に返り、いかんいかんと思うのです。

昔は、バイク仲間が大勢いましたが、今は、「気の合う暇人の仲間」が、誰も居ませんので、そうなると単独で走る機会が多くなり、気晴らしに乗った時が一番危ないのです。ですので、体がいう事を聞かない状態で、単独で、オモチャ(バイク)で遊ぶのは、危険極まりない事なのです。

当時(40年くらい前)バイクが流行っていた頃、単独でケガをして肩の靭帯を延ばして手術後、速く走れなくなり、友人のバイク屋さんで、のんびり、温泉1泊「林道ツーリング」などで、最後尾の初心者の女子たちを引き連れて、面倒見ていた時代が有れば、ケガをせずに済むかもしれません。

ただこれは、本当にもしもの時ですが、関東で大地震がもし発生した時に、札幌からバイクで「実の娘」の所に駆け付けたいと思うのですが、その為には、オフロードバイクを一台用意して、訓練しておく必要があるのです。 「ハンターカブ」では、1日で東京までたどり着けないのです。若い時は、何回も東京・札幌を往復したことがありますので、冬季でなければ、高速道路を使うと、20時間以内に東京までたどり着けるでしょう。

 

3)もう一度、ABCクッキングで、6回コースを契約して、「料理」か「おかし」か「ケーキ」のコースで料理のお勉強をする。

もうこれは、楽しすぎて、お勉強にならないのです。料理教室にはスタバ女子たちも居るし、可愛い先生も沢山いるので、私にとっては、修行の場所には決してならず、ただの楽園です。

本当に、料理をしたことのない、若い女子たちと、ワイワイと「おままごと」をして、最後に作った美味しい料理をみんなで、ワイワイ食べて帰るだけなのです。

みんなで、作って、食べて、皿を洗い、最高に楽しい70分間なのです。

学生時代、スタバ女子だった娘が、ABCクッキングに入社して、誘われたのがきっかけで、通い始めしばらくすると、札幌駅の改修工事で、駅地下のお店(スタジオ)が「赤レンガテラス店」に統合され、人数が増えて、はじき出されて、現在、東京の教室に転勤してしまい、2年間くらいで帰ってこれると言っていましたので、待っている状態です。

その子に「2年先は生きているかどうかわからない」と云うと、「絶対にしぶといから生きているでしょ!」と言われてしまいました。 そうかもしれない。。。。

 

4)今まで通リ、暇を持て余し書籍を読み、ブログを書き、スタバ通いを続け、スタバの若い娘たちをかまい、チンタラ無難に暮らすか。。。

4つ目が、一番、無難ですが、もう「色気」は要らないが、刺激がないと、ちょっと息が詰まりそうで、でも、モタモタしていれば、体はどんどんいう事をきかなくなりますので、今のうちなのですが、そこがジレンマでしょうか。

頭(脳)はまだ大丈夫ですが、体が徐々に衰えてゆきます。でも、ブレーキとアクセルを踏み間違えた時、踏みかえるという動作(リカバリー)ができなくなったら、人生終わりですが、そこまで衰えていません。 まだ、WRC世界選手権のラリードライバーの様に、コーナーをドリフト走行で走るなら得意ですが、次の免許更新で返納するかどうか迷うところですが。

そう、先日、「ディアゴスチーニ」から、サンドロ・ムナーリのドライブの「ランチャ・ストラトスHF」の部品を111号まで購入してプラモデルを組み立てるのが発売されましたが、ちょっと迷いましたが、計算すると、ものすごい購入金額になるので止めました。
バイク1台買えるのです、乗れもしないオモチャにそんな金は使えないのです。5千円程度のプラモデルで我慢するか。

1号には、ストラトスの「ボンネット」が付いてきます。 デカい!

5)人にものを教える事

もう一つ、有れば、今ならまだボケていませんので、人にものを教える事が出来ますが、「町内会」で、ジジ・ババ集めて、ITやスマホの講習会などをしてあげたいと思いますが、これはコロナが収まれば可能ですが、どれだけの人が集まるか?

リテラシー(読み・書き・ソロバン)の無いジジ・ババを何百人集めても、講習会を開催する意味が有るのか、非常に疑問な点も多々ありますが、一度、開催して、反応をみたいのです。

何か、人のためになることを始めようにも、「俺が俺が」では、だれも相手にしてくれないのです。そこが難しい所で、「金を貰う仕事」は、もちろん俺が俺がではできないのですが、本当は「無償」で行う事は、せめて自由にやりたいのですが、それが上手くゆくとは限らないのです。有名人ではないので、そこが難しい所で、なかなか実現でいないですね。

 

■少子化の問題
世界の人口が80億人に達する中で、日本の出生数が初の80万人割れの状況になっていますが、人間は自分の都合で生きていますので、社会の中で、女性が産んでも安心して育てる状況にならないと無理でしょうし、女性も男同様に、将来、自分のキャリアを積み上げていけるようになれば、そちらの方が価値があり、面倒なことをしなくても良いや。。となってします。

まして賃金が上がらず、一人の稼ぎで、普通の生活が難しくなれば、増々、子供を増やそうなんて思わなくなり、大きくなれば、教育費が膨大にかかる状態では、子供の数が増えないのは当たり前でしょう。

 

■さて、やっと書籍の紹介ですが、
人間、「極楽とんぼ」の様に、「平和ボケ」して、楽しく生きて行くのが、一番幸福なのかもしてませんが、私の場合、知りたいことがたくさん有りますので、頭だけは、ボケている暇は無いのです。そんな意味では、ただ聞くだけではなく音楽(演奏)を始めるのが効果的かもしれません。

人間の脳には、「新しい脳(大脳新皮質)」と「古い脳」が存在していて、「大脳辺縁系」を通して、それが複雑に絡み合い、せめぎ合いながら制御しています。

コンピューターでシュミレーションを行う事が出来ますが、脳も結局、「五感」から入って来る情報で、真っ暗な脳の中で、シュミレーションを行って、「仮想現実」を作り出しているのです。

人工知能(AI)を知る上でも、自分の脳が「脳は世界をどう見ているのか」という視点も、知っておく必要があるように思います。

■脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論

目次
第1部 脳についての新しい理解
第2部 機械の知能
第3部 人間の知能
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