【書籍紹介】全員“カモ”: 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

2024-03-10、
本日の書籍紹介は、全員“カモ”: 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法 です。

現状、「副業・当選金・投資」などの特殊詐欺が多発していますが、ヒトはどうして騙されるのか?

「収入、学歴、金融リテラシー、数学能力が低い人々」は”搾取的マーケティング”にとりわけ弱い

本書には、詐欺に遭わないため、だまされないための有用な情報が満載ですが、ヒトの「脳」の特性をうまく利用されて騙されるので、優秀な人でも、まして金を持っていても「バカやアホ」レベルの人達は、必ず騙されるでしょう。なぜなら「」があるからです。

「無能」なくせに「欲」を出して、「投資」などの楽して金儲けする話に乗ってしまうのが良い例でしょう。「依存心」の塊で、とんでもない事に「金」を振り込めば儲かると思っていること自体、どうかしているでしょう。 「世の中、そんなうまい話があるわけがないでしょう」と言っても、乗っかってしまう。

世の中、「騙し合い」と云うより、全員”カモ”状態なのは、確かで、今も、どこかで誰かが騙されている。

「無能な人間は、楽して金儲けはできない」。 腐れ「欲」を出さない事です。

目次
■ 邦訳版への解説ーー合法的かつ効率的に私たちの脳はハックされている 橘玲

■ はじめにーー絶対にだまされるはずがない人たちがカモになる心理バイアス

【ハビット】
1 集中(フォーカス) ーー相手は何を隠しているのか
2 予測(プレディクション)ーー 「期待外れ」を喜べ
3 思い込み(コミットメント)ーー判断を後回しにする
4 効率(エフィシェンシー)ーー相手の痛いところを突く
【フック】
5 一貫性(コンシステンシー)ーーこの世界は不合理だ
6 親近性(ファミリアリティ)ーー「これ知ってる」を疑え
7 正確性(プレシジョン)ーー“数字”の落とし穴
8 有効性(ポテンシー)ーー「奇跡」と「ドラマ」はない
結論ーーそれでも、賢く、したたかに生きる
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著者名:
・ダニエル・シモンズ【著】
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校心理学部教授。同校の視覚認知研究所ディレクター。

・クリストファー・チャブリス【著】
ペンシルべニア州の統合医療機関である「ガイジンガー」教授。行動・意思決定科学プログラムの共同ディレクターおよび行動洞察チームの教員共同ディレクターを務める

・児島修【訳】
・橘玲【解説】
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追記
もう一冊、紹介します。
■錯覚の科学

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