本日の書籍紹介は、 脳はすこぶる快楽主義 パテカトルの万脳薬 池谷 裕二 (著)です。
それをまとめたものを書籍にしています。
今回の書籍は、週刊朝日での連載をまとめた3冊目の単行本だそうです。
1つ5分も掛からないくらいの長さの文章でまとまっていますので、交通機関の中で、ちょっと読んでも、3話くらい読み進む事が出来ますので、ちょっとした空き時間を利用して読んでいると、いつの間にか、読み終えてしまうでしょう。
私は、電子書籍は利用せず、紙の本を購入するのですが、この書籍は、きっと「電子書籍」でも、短編で構成されていますので大丈夫でしょう。
■脳はすこぶる快楽主義
—目次—
【I】だから人はおもしろい
【II】計り知れない脳
【III】感性を刺激する
【IV】愛の不思議
【V】未知なる力
【VI】明日のために
コラム記事をまとめた書籍ですので、2ページほどの短編で、ためになるお話が、たくさん詰まっています。内容は、一つだけ紹介します。 傑作です!!
美人を眺める時の脳の活動を記録すると、眼窩(がんか)前頭皮質を含む、報酬系全体が活性化していることが分かります。これらの脳部位は、お金を獲得した時に活性化する部位と同じです。
つまり、美人を眺めることは「報酬」なのです。
一方、ブサイクを見た時には、お金を失った時に活性化する脳部位が活動します。 これは「罰」です。
あまりに露骨すぎて、もはや言葉を失いますが、しかし、これが脳の語る真実です。
と、こんな感じで、脳の活動を分析すると、こんな感じなのですと、さらっと、書いている所が、楽しいのです。
人間は、自分の意識の中だけで行動していると思っていたら、大間違いなのです。 意識と無意識が有るとすれば、ほぼ「無意識」に支配されているのが認識できていれば、脳科学をかなり勉強している人でしょう。
池谷先生の書籍は、読みやすいので、脳のお勉強には、一番です。 突然、難しい、脳神経学の書籍を読まないで、先生の書籍を数冊続けて読めば、きっと、脳科学にハマります。
■進化しすぎた脳
まずは、池谷先生の書籍を最初に読むなら、この書籍をお勧めです。 なぜなら、中高生を相手に書いた書籍なので、初めて自分の「脳」についてお勉強するには、素晴らしく、分かりやすく、興味が湧いてくるのです。 この書籍を初めて読み終わった時、すぐに読み返しました。
■脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできていた!?
■脳には妙なクセがある
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