2022-11-21、
本日の書籍紹介は、宇宙の終わりに何が起こるのか 最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」 ケイティ・マック (著)です。
「ハッブル宇宙望遠鏡」に代わり、近赤外線カメラを使った、より高性能な「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の写真をよく見ることになっていますが、考えてみたら加工した画像を観ているのですが、これは現在の姿ではなく、遠い過去の状態を観ているんだということに気が付きます。決して現在の姿を観ることはできないのです。
例えば、光の速度は速くて、遅いので、地球から「月」を見ていると、1秒と少し前の姿を観ているのです。また10光年離れた「恒星」は、地球から見ると10年前の姿です。
どうせ、宇宙が終わるまで生きていることなど不可能ですが、どんな風に終わるのかは、興味があります。
太陽系の恒星(太陽)も赤色矮星から、白色矮星になり、終わるのか、爆発するのか、シュリンクするのか、それまで人類は絶滅しているのか、それとも別の生命体に変化して生き残るのか、未来の姿を観てみたいものです。
<目次>
第1章 宇宙について大まかに
第2章 ビックバンから現在まで
第3章 ビッグクランチ
第4章 熱的死
第5章 ビッグリップ
第6章 真空崩壊
第7章 ビッグバウンス
第8章 未来の未来
第9章 エピローグ
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〈最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」〉
1:ビッグクランチ──急激な収縮を起こし、潰れて終わる。
2:熱的死──膨張の末に、あらゆる活動が停止する。
3:ビッグリップ──ファントムエネルギーによって急膨張し、ズタズタに引き裂かれる。
4:真空崩壊──「真空の泡」に包まれて完全消滅する突然死。
5:ビッグバウンス──「特異点」で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す。
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