【書籍紹介】連星からみた宇宙 超新星からブラックホール、重力波まで  鳴沢 真也 (著)

2020年12月18日、
本日の書籍紹介は、
連星からみた宇宙 超新星からブラックホール、重力波まで 鳴沢 真也 (著)です。

超新星爆発、ブラックホール、ダークエネルギー、重力波などは、すべて連星からもたらされた。もしも連星がなかったら、人類は宇宙のことをいまだにほとんど知らないままだそうです。

連星? 聞きなれない言葉でしたが、宇宙を知る上で、とても重要な事柄でした。宇宙を探査する為のビックプロジェクトはリサーチしているのですが、「連星」については、ノーマークでした。

カッシーニ
土星の無人探査船「カッシーニ」が、地球を飛び立ったのは1997年10月、スイングバイ航法を駆使して加速し、やっと「土星」の周回軌道にたどり着いたのは、2004年でした。 遠いですね、実に7年間もかけて、やっと土星の周回軌道に到着するんですから。2005年には、子機「ホイヘンス」が土星の最大の衛星「タイタン」に着陸。そして、12年間という長期にわたって土星系を観測し、多大な成果を残してきました。 2017年9月、最後のミッションで、土星の大気圏に突入して燃え尽きるてしまいました。

なぜ、燃え尽きさせてしまったのかと云えば、土星の衛星「タイタン」や「エンケラドス」が、将来、移住可能な「ハビタブルゾーン」の衛星になりそうですので、地球の「」を土星の周回軌道上に残しておくのはまずいと考えたからです。菌は宇宙空間では死んじゃうだろうと思うでしょうが、菌類の中には、真空でも生存する事のできるものもいるのです。

ウイルスも同じで、生物の細胞内に侵入するまでは、生き物ではありませんので、存在できるのではないでしょうか。

ボイジャー1,2号
2018年12月11日、米航空宇宙局(NASA)が、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー2号(Voyager 2)」が、11月5日に太陽圏の外側にある星間空間に、打ち上げから41年経過して到達したと発表しました。

11月5日に、ヘリオポーズを通過した「ボイジャー2号」は現在、地球から180億キロ以上の距離に達している。太陽圏を脱出したが、まだ太陽系を出たわけではなく「まだ当分の間は太陽系を離れることはない」と、NASAは述べている。

Heliosphere(ヘリオポーズ)とは、
高温の太陽風が星間物質として知られる低温で高密度の星間領域に接する太陽圏界面です。

はやぶさ
探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウへの往復6年の旅から帰還。無事、予想以上の量のサンプルを地球に届けました。分析はこれからですので楽しみですね。

※カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者らが、
太陽系を高速移動できる「宇宙ハイウェイ」を研究者が発見と云う記事が有りました。

多くの惑星などの重力を上手く利用することで、探査機が従来に比べてはるかに速く、遠くの惑星へ、さらには太陽系外へと少ない推進力で航行可能になる可能性を秘めた発見だということです。

何十億年先か知りませんが、「太陽」もいずれも燃え尽き、縮んでしまい、「地球」もホモ・サピエンスが、生存できる環境では、無くなるでしょう。

太陽系内だけでなく、「スイングバイ航法」を使わなくても、星間の重力を上手く利用して、遥か何十億光年の先まで行ける方法が、見つかると良いのですが、しかし、果たして人類は長い間、この宇宙空間で、正常に生きていられるのか? 何でも、細胞の中に居る「ミトコンドリア」がおかしくなる(ミトコンドリアの機能が悪影響を受ける)と云う研究結果も出ていますので、人類が別の星に移住となると、人工的にゲノム編集をかけて、どんな状況にも、耐えられるような、人体に改造をしないと、移住できたとしても、生存、繁栄することが出来ないように思います。

 

こんな感じで、宇宙に対するイメージは、少しは出来ていましたが、

NHKの番組で「コズミックフロント☆ヒーリング」という夜空の星を眺めるだけの番組をやっています。夜空にあんなに沢山の星(恒星)が有るのか。。。。と見ていると、とても不思議に思います。 確かに広大な空間なのですが、隙間がないほど、あんなにびっしり「星」が有り、よく衝突しないのか?。。と思ってしまいます。もしその「恒星」に惑星が存在していれば、「ぶつかるよな」などと、低レベルの心配をしてしまう。そんな事くらいしか思い浮かびません。

夜空を見上げ、見えるものを「星」と簡単に言っていますが、星と言ったら、殆どは恒星(自ら光を放っている)の事です。

惑星は、恒星の光を反射して輝いている天体。
衛星は、惑星のまわりを公転する天体。
ですので、この関係で云えば、「太陽」が恒星で、「地球」という惑星の周りを回っている「月」が衛星になります。 惑星と衛星の組み合わせは、連星とは言いません。

 

ここからが本題になります。

連星とは?

夜空に輝く星の半分は「連星」であるという事実は、不思議とあまり知られていない様で、私も知りませんでした。

連星とは、2つ、あるいはそれ以上の星が、お互いに回りあっている星である。1個にしか見えない星の、少なくとも半分は連星なのだ。
じつは北極星も、3つの星が回りあっている「3重連星」だ。有名なあの星座のあの星は、4つの星が回りあう「4重連星」だし、南天を代表するある星座には「5重連星」もある!

いったい何重連星まであるのか?
宇宙はこれほど連星に満ち満ちていて、私たちの太陽が1つしかないことが寂しく思えるくらいだ。しかも連星は、じつは私たちが宇宙のことを知るためにも不可欠である。

宇宙における人類の大発見――超新星爆発、ブラックホール、ダークエネルギー、重力波などは、すべて連星からもたらされた。もしも連星がなかったら、人類は宇宙のことをいまだにほとんど知らないままなのだ。
だから「星とは連星のことである」と言っても、決して過言ではない。

連星からみた宇宙 超新星からブラックホール、重力波まで

目次>———————
第1章 あれも連星、これも連星
第2章 連星はどのようにしてできたのか
第3章 なぜ連星だとわかるのか
第4章 連星が教える「星のプロフィール」
第5章 「新しい星」は連星が生む幻か
第6章 ブラックホールは連星が「発見」した
第7章 連星が暗示する「謎のエネルギー」
第8章 連星が解いた「天才科学者最後の宿題」
第9章 連星のユニークな素顔
第10章 連星も惑星を持つのか
第11章 連星は元素の合成工場だった
第12章 もしも連星がなかったら
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宇宙空間は、ビックバンから膨張を続けていると言われていますが、その中に複数の銀河が存在して、その中の一つの天の川銀河の中に、地球という惑星が存在する太陽系があります。

太陽系の渦巻きは、数億年かけて、天の川銀河を周回しています。地球の46億年の中で、銀河を20周くらい周回している計算になります。

このように、宇宙空間では、なぜか、ある集団で、渦巻き状に回転しながら星が存在しています。

その中で、連星とは、最小単位の回転(渦巻き)ではないでしょうか。 2個から数個まで、お互いに回転しながら存在している状態なのです。もちろん、連星の中にも衛星が存在もしています。

「星座」を見上げて、1つの星(恒星)だと思っていたら、大間違いで、2つの星が、離れているがくっ付いて見えている場合が、全部ではないがあるのだそうです。

 

宇宙の事を知りたいなら、連星については、この機会に知っておく必要のある事柄でしょう。

 

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