【書籍紹介:地球物理学系】2022年1月15日、トンガ王国でフンガトンガ火山が噴火し、津波が日本に押し寄せてきました。

2022-01-18、
2022年1月15日(土曜日)、南太平洋上のトンガ王国でフンガトンガ火山が噴火し、爆風で津波が発生して日本にも押し寄せてきました。

https://www.youtube.com/watch?v=4AYDJl-cTjs

私たち人間が生きていられるのは、せいぜい100年程度ですので、自分の生きている時代に地球に何か起こると、壊れるのではと不安になりますが、「ジャイアントインパクト」、「パンゲア」など、何十億年も前から大変動が起きているのです。この先、どうなるのか?など考えてもしょうがないのですが、生きているうちに地球の仕組みを少しでも学んでおいた方が面白いでしょう。

宇宙も面白いですが、今立っている地面の下は、どのような仕組みで成り立っているのでしょう。この強大なエネルギーの放出では、人類は何もできないのですが、まずは「プレートテクニクス」理論から、地球の仕組みを勉強しましょう。

今回爆発した海底火山も、地球の海洋プレート上に穴があり、爆発して島ができています。
太平洋上の島を地図でみると分かると思いますが、島が右下側がに点在しているのが分かりますが、マグマが噴き出す3つの仕組みのうちの1つ「ホットスポット(地球に固定されている)」と呼ばれるマグマのでやすい場所があり、これはプレートが左側(太平洋プレートは日本に向かっている)に動いている為、プレートが移動するので、そのたびに間隔を置いて、噴火する為、島が右側に点在するようになるのです。 例えば「ハワイ島」がいまホットスポットで他の島は死んだ火山です。噴火後、カルデラ湖の様に真ん中が凹み、「環礁」が出来上がる所もある。

それまで生きてはいませんが、最終的に「ハワイ諸島」は日本列島のすぐそばまで来るでしょう。 飛行機で日付変更線を超えなくてもすぐ遊びに行けるでしょうね。

もう一つ、地球の仕組みで云えば、深層循環という現象があり、気候変動に大きく影響しているのです。 海洋の深層循環は、海水の水温と塩分による密度差によって駆動されており、熱塩循環と呼ばれています。

現在の気候において、表層の海水が北大西洋のグリーンランド沖と南極大陸の大陸棚周辺で冷却され、重くなって底層まで沈みこんだ後、世界の海洋の底層に広がり、底層を移動する間にゆっくりと上昇して表層に戻るという約1000年スケールの循環をしています。

参照:気象庁
:https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/mar_env/knowledge/deep/deep.html

 

今回紹介する3冊は、同じコンテクストの書籍ですので、1冊ではなく、複数冊読むと、重複する個所もありますが、色々な知識が身につくと思います。

 

1.地球を突き動かす超巨大火山 新しい「地球学」入門

目 次
第1章 海底に世界一の火山を発見
第2章 世界中に分布する超巨大火山
第3章 マグマをつくる地球内部の運動
第4章 大陸を分裂させる巨大火山
第5章 地球をつくる巨大火山
第6章 大量絶滅を引き起こした巨大火山
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2.見えない絶景 深海底巨大地形

目 次
第1章 深海底世界一周
第2章 深海底巨大地形の謎に挑む
第3章 プレートテクニクスのはじまり
第4章 冥王代の物語
終章  深海底と宇宙
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関連記事
・【書籍紹介】見えない絶景 深海底巨大地形 藤岡換太郎 (著)

 

3.海に沈んだ大陸の謎

目 次
第1章 ムー大陸は本当にあったのか?
第2章 南太平洋の失われた大陸
第3章 そもそも大陸とはなにか?――その材料と成り立ち
第4章 大陸形成の歴史
第5章 第七の大陸は実在する!
第6章 大陸沈没を超える天変地異
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【書籍紹介】海に沈んだ大陸の謎 佐野 貴司 (著)  「日本沈没」より差し迫っている大地震

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