2023-01-21、
本日のお題は、「異次元の少子化対策」とは?
いったいどんな政策を打ち出そうとしているのでしょうか。
誰が考えて、誰が主導して行くのか? 社会の中には、色々な階層、地域、生い立ちにより、物の考え方が、それぞれ違うのですが、そこをどう調整して行くのかですが、人の好みまで対策できないでしょうから、そこが難しい所で、社会が成熟して行く中で、格差が拡大して、多数の経済的に落ちこぼれてゆく人たちのための政策が必要に思います。
「少子化対策」ではなく、男女の「結婚化対策」で効果を上げないと、まず、子供が増えないでしょう。ここには、手を付けないのなら、子供は増えない。なぜなら、女性の社会進出が進み、晩婚化の傾向が進み、1人の女性が生む数は、そんなに多くならないからです。昔の様に5,8人兄弟なんて夢の話で、せいぜい、1,2人でしょう。
相対的貧困は、普段、目に見えないが、結婚となると、その格差が、現実の姿として、露骨に見えてしまうのです。 更に言えば、結婚の数は増やす必要があるが、離婚の数は減らず、ここには手を付けないのでしょう。
どこかのカルト教団の様に、合同結婚式を国で実施するか。。。。
1.少子化対策と云いますが、出生率は夫婦の場合、昔から、そんなに低くない。
そもそも、結婚する事ができないから、子供も生まれないのに、手っ取り早く、産んだ夫婦の為の政策になっていないか? 子供ができない夫婦は別として、確かに、結婚しても子供を作らない夫婦が居るので、そこを何とかするという意味においては、有効かとは思う。
夫婦で、子供が、できない、作らない、居ない原因は?
1)経済的な理由 作ってしまうと自分たちの生活が大変になる
故意に、子作りしない夫婦は少ない様に思うが、子供が小さいうちは、そんなに金はかからないが、子供のためにと欲を出せば、将来、教育費に膨大な金がかかることは確かです。 将来、自分自身の境遇と同等以上の生活をさせてやろうと望む親がいると、2人で稼いでも、難しいと思うでしょう。
2)メス(石女)、オス(種無し)と致命的な場合もある。
最近では、不妊の原因の半分は、男の精子が不良の原因が指摘されています。それは、生物学的には、「卵子」もそうですが、「精子」も劣化と云うか、老化する。
去年、「欧米男性の精子の濃度が40年で半減した」という衝撃の調査結果が発表されました。男性の精子に危機が迫っているのですが、何がどうなのか?
WHOによると、自然妊娠するには精液1ミリリットル中に精子が1,500万以上。そのうち活発なものが40%以上いるのが望ましいとされています。
精子の状態に3つの問題があります。
1)濃度 :精液1ミリリットル中の精子の数が足りないのです。
2)運動率 :数はいるが、ちゃんと動いていない精子がある。
3)DNAの損傷 :例え、受精できたとしても、35歳を過ぎると細胞分裂を促す精子の力が衰えていく人たちが存在するといいます。原因の1つと考えられているのが、精子の中にあるDNAの損傷です。DNAの損傷した精子が、30%を超えると自然妊娠が難しくなるといいます。
2.問題は、婚外子は別として、結婚できない、しない男女が増えているのではないか?
結婚できない理由として、多いのが「適当な相手に巡り合わない」、「結婚資金が足りない」です。
1)この「適当な相手」とは、一体、何なのか? どういう適当な相手なのか?
大体、人を観る目があり過ぎるほど賢いのか? それとも逆なのか? 全然、意味が分からないのですが。。。
今までさんざん、「チャラ男」ではなく、「チャラ女」をしてきたくせに、今さら、何を言っているのかと思う奴が実に多い。 多分、携帯電話でSNS依存症になっているような、アホ女にかぎって、「適当な相手」とホザクのでしょう。
親の援助の元で、さんざん、適当に生きてきて、適当な相手が見つからない? アホか。
2)男性で多いのが、「結婚資金が足りない」ですが、2人で暮らすのに、なんで資金が足りないのか?
今時、見栄を張って結婚式など、しなくても結婚できるでしょう。 見栄を張る生き物ですので、仕方ないかと思うのですが、どんなに盛大に金をかけても、離婚することを考えれば、無駄な出費でしかない。
新婚旅行、今時、そんなに金をかけて、海外に行きたいか? 成田離婚もあるので、最初が肝心と云えば、そうかもしれない。 頼りがいのない「マザコン男」は別にして、自分がしっかりしていれば良いでしょう。
「結婚資金が足りなくても、一緒になってくれる人を探せ」
本当に「資金」が必要なのは、子供が出来て、将来、この子供が大きくなった時に、教育に膨大な金がかかるので、まだ猶予があるでしょう。
「親」の金を当てにしないと、自分たちで自立できななら、結婚する意味もない。一生一人で暮らせ。
3.晩婚化も、原因ではないかと思う
女性にとって、卵巣の機能が成熟し、女性ホルモンのバランスも整って、妊娠・出産に最も適している年齢は20~30歳くらいといわれています。
1)結婚適齢期と出産適齢期は違う
結婚適齢期は、そんなものは無いが、「出産適齢期」は、現代医学をもってしても、35歳過ぎては、生物学的に観ても、遅いのではないでしょうか。
自民党の失言の多い「腐れジジイ」が、1月15日に少子化の最大の要因を「女性の年齢が高齢化しているから」と説明して「体力的な問題があるのかもしれない」と言っていたが、それが最大の要因ではなく、それ以前に、なぜ晩婚化するかと云う問題があるからだ。 それを言わずに、ほざくから叩かれるのです。
2)「晩婚化」以前の問題として「売れ残り女」、「売れ残り男」の存在
晩婚化の以前に、生涯未婚化も進んでいる
男は「売れ残り男」と言われないが、女は、なぜ「売れ残り女」と言われるのか?
殆んどの動物でも、生殖の選択権はメスに有るのに、なぜ売れ残りと言われてしまうのか? 動物の世界では、強いオスが選ばれ、弱いオスは、メスと交尾もできないで、売れ残るのです。
女を売り買いと云う言い方は本当に失礼で、人間社会でも、売れ残っているのは、悲しいが「オス」の方でしょう。
・晩婚化が進んでいるのはなぜ?
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/804.html
最後に、
石破氏が、「望む人が『結婚して家庭を持ち、子供を産み育てるほうが、経済的に余裕ができる』ような仕組みを構築することが必要です」とつづった。
子は「国の宝」の意味が、本当に分かっている議員が何人いるか? 子供の数は増やす必要があるが、議員の数をまず、減らせ!
いずれにしても、毎月、高額な給料が、不景気でも、振り込まれる「腐れ議員」が、いくら考えても、問題は解決しないのです。 何が問題なのかも理解できていないでしょう。
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