2025-05-17、
本日のお題は、今流行りの「クソガキ」どもの不登校の問題について、ただオロオロしている「バカ親」が多いのではないでしょうか。親は、ちゃんと子供の「本音」を見抜き、対処できるのか?
■こんな記事もあり、実態はこんなもんでしょう。
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親は、ちゃんと子供の「本音」を見抜き、対処できるのか?。。。 到底無理なようでです。
不登校の子供の「本音」は、一概には言えません。なぜなら、不登校に至る背景(家庭環境など)や抱えている気持ちは、一人ひとり全く異なるからです。環境が違うように子供の心の内も複雑で多様です。
例えば、「発達障害」や「境界知能」の場合もあるし、障害は無くても貧困家庭だったり、貧困では無くても、親が毒親だったり、核家族化の中で、家に帰ってから、親とも会話せずバカゲームをしている様では、学校外で社会性を身に付ける環境が乏しいので、ちょっと嫌な事があると、クソ生意気だが、直ぐに、いじけてしまう様な「ひ弱なガキ」が多い。
ただ、多くの子供に共通して見られる気持ちや状況をいくつか挙げることはできます。それは、まるで心の奥底にそっとしまわれた、言葉にならない声のようなものです。
そこに「不都合な真実」が隠れています。
「不都合な真実」ですので、決して子供自ら白状することはないでしょう。
まずは、こんな「苦痛からの逃避」という本音
・「いじめや人間関係のストレスから逃れたい」
・「勉強や校則など、学校のシステムに息苦しさを感じる」
・「発達障害やHSP(敏感な気質)で、環境が合わず疲れてしまう」
・「境界知能だが、だれも分かってくれず、勉強について行けない」
1)学校生活における困難:
- 学業への不安やプレッシャー:
「授業についていけない」「テストで悪い点を取ったらどうしよう」といった焦りや不安を抱えていることがあります。まさに境界知能の子供などは、段々と授業について行けなくなるでしょう。 - 人間関係の悩み:
クラスメイトとのいじめや仲間外れ、先生との関係など、学校での人間関係に傷つき、心を閉ざしてしまうことがあります。放課後など、地域の子供たちと外で遊ぶことが少なくなり、学校以外での人間関係を築きずらくなっている。 - 学校の雰囲気への違和感:
厳しすぎる校則や、競争的な雰囲気に息苦しさを感じていることもあります。
2)心身の不調:
- 体調不良:
頭痛や腹痛、倦怠感など、心身の不調が不登校のきっかけになることもあります。これは、身体が「もう無理だよ」とSOSを出しているサインかもしれません。 - 心理的な負担:
不安や抑うつ、無気力など、心のエネルギーが低下している状態かもしれません。
3)家庭環境の影響:
- 家庭内の不和:
親御さんの不仲や、家庭内の問題が、お子さんの心に大きな負担をかけていることもあります。 - 過保護・過干渉:
親御さんの過度な期待や干渉が、子供の自主性や自信を奪ってしまうこともあります。 最近多いのが、親も病んでいて、よーく観察すると発達障害、愛着障害を背負った親が「毒親」になり、無意識に子供たちを苦しめている場合が結構多いのです。
4)その他の要因:
- 将来への漠然とした不安:
「将来どうなるんだろう」「自分のやりたいことは何だろう」といった、将来への見通しが持てず、不安を感じていることもあります。 - 自分のペースで過ごしたい:
集団行動が苦手で、自分のペースで落ち着いて過ごしたいと感じていることもあります。
これらの本音は、子供自身も気づいていないことや、言葉にするのが難しいこともあります。だからこそ、周りの大人が、お子さんの小さなサインに気づき、寄り添い、じっくりと話を聞くことが大切です。
夫婦共働きで、子供にここまでかまう余裕のない家庭も多数存在するでしょう。
もし、子供の不登校で悩んでいるのであれば、一人で抱え込まず、専門機関や信頼できる人に相談してみる事です。きっと、子供の心に寄り添うためのヒントが見つかるはずです。
2.こんな悩みは昔からあるが、何故にこんなに増えたのか?
不登校という悩みは、確かに昔から存在していたと、昭和生まれなら誰しも思うでしょう。しかし、ご覧の様に、近年その件数が増加傾向にあると言われています。
この背景には、単一の理由ではなく、社会全体の変化や子どもたちを取り巻く環境の複雑化が深く関わっていると考えられます。まるで、様々な要因が絡み合ってできた複合汚染のように。
考えられる要因をいくつか挙げてみると。
1)社会の変化と価値観の多様化
- 競争社会の激化と学歴偏重:
昔に比べて、学歴が重視される傾向が強まり、子どもたちへのプレッシャーが増している可能性があります。 - 情報化社会の進展とSNSの普及:
インターネットやSNSを通じて、様々な情報が瞬時に手に入るようになった一方で、他人との比較や承認欲求、いじめといった新たな問題も生まれています。 - 働き方の変化と家庭環境の多様化:
共働き家庭の増加や、非正規雇用の増加など、家庭環境が多様化する中で、子どもたちが親と過ごす時間や、親の精神的な余裕が減少している可能性も考えられます。これは、家族の 「つながり」が希薄になり、孤立感を深める要因となるかもしれません。 - 価値観の多様化と学校教育の画一性:
社会の価値観が多様化する中で、学校教育の画一的なシステムが、一部の子どもたちにとって合わなくなってきている可能性があります。
2)子どもたちの変化:
- ストレスに対する脆弱性の高まり:
近年の子どもたちは、情報過多や人間関係の複雑さなど、様々なストレスにさらされる機会が増えていると考えられます。 - 自己肯定感の低下:
過度な競争やSNSでの比較などにより、自己肯定感を持ちにくい子どもたちが増えているという指摘もあります。 - 発達特性への理解の深まり:
以前は「怠け」や「わがまま」と捉えられていた発達特性を持つ子どもたちが、不登校の背景にあることが認識されるようになってきました。
3)学校や地域の変化:
- 教員の多忙化とサポート体制の限界:
教員の業務が増加し、一人ひとりの子どもに十分な時間をかけたり、きめ細やかなサポートを提供したりすることが難しくなっている現状があります。これは、SOSを出している子どもに気づく余裕がない、あるいは気づいても十分な対応ができない状況かもしれません。 - 地域社会のつながりの希薄化:
近年、地域社会のつながりが弱まり、子どもたちが安心して過ごせる居場所や、困った時に頼れる大人が減っている可能性があります。これは、何かあった時に一人で悩みを抱え込んでしまう状況を生み出しているでしょう。
4)親が可愛い子供を「躾(しつけ)」と称して、平然と虐待する
クソ親の元に生まれてきた子供は、本当に可愛そうで、親が病んでいるかどうか、選べないのでどうしようもない問題を抱えている場合が多々ある。
現在の全国の虐待の発生件数を見れば明らかだろう。 子供の前に、まず親が病んでいる。
<毒親の正体>
子供を危ない育て方をしている親の中に「毒親」も存在しますが、毒親の正体は、「毒親」と云う親が発生・成長してしまう精神医学的事情は、下記の4つのパターンがあり、何の事情もなく「毒親」になることはないようです。
1 発達障害タイプ(自閉的スペクトラム障害=ASD、注意欠如・多動性障害=ADHD)
2 愛着障害タイプ 不安定な愛着スタイル(不安型と回避型)
3 うつ病などの臨床的疾患 (トラウマ関連障害、アルコール依存症)
4 DVなどの環境問題 (深刻な嫁姑問題、育児に対する心の準備不足)
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これらの要因が複雑に絡み合い、昔に比べて不登校という問題が顕在化し、増加していると考えられます。まるで、複合汚染ように、多くの要因が重なり合って、現代の不登校の状況を生み出していると言えるでしょう。
大切なのは、不登校を単なる「問題行動」として捉えるのではなく、その背景にある子どもたちのSOSのサインとして理解し、社会全体で寄り添い、支えていく姿勢を持つことではないでしょうか。
と言っても、他人の子供に関わる人は少ないでしょうから、原因がある程度見えたら、あとは、親がその「不都合な真実」を取り払う環境を自ら作ってあげられるかどうかにかかっているでしょう。
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