【不毛な言葉の争い】「不登校は親の責任」ではありません。 じゃ、誰の責任なんだよ!

2023-10-19、
本日のお題は、不毛な言葉の争い、東近江市長が「不登校の責任の大半は親にある」と言ってしまいました。 その後、謝罪したが発言は撤回しませんでした。

フリースクール関係者「不登校の責任は親だけじゃない」

じゃ、誰の責任なんだよ!

2023年10月17日、不登校対策についての首長会議においては「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」と発言。その後の取材では「不登校の責任の大半は親にある」と発言したことが報じられた。

その事により、「不登校は親の責任」ではありません。小椋正清・東近江市長に発言の撤回求める署名活動スタートしてしまいました。

不登校になる要因、原因について

不登校の原因は、「いじめ」や「境界知能」、「発達障害(ADHD、ASD、学習障害)」、「貧困」など多岐にわたりますので、親の責任だけではありませんが、なんで「学校教育になじめない子どもたち」が大勢出てきてしまったのか。

不登校(学校に登校しないこと)の原因は個人によって異なり、多くの要因が影響を与えることがありますが、不登校の一般的な原因は、大きな社会問題を抱えています。まずは、分類して対策を考えるべきでしょう。

1.クソ生意気だが、直ぐに、いじけてしまう様なひ弱なガキが多い。

「発達障害」や「境界知能」の場合もあるし、障害は無くても貧困家庭だったり、貧困では無くても、親が毒親だったり、核家族化の中で、家に帰ってから、親とも会話せずバカゲームをしている様では、学校外で社会性を身に付ける環境が乏しいので、ちょっと嫌な事があると、クソ生意気だが、直ぐにいじけてしまう様な「ひ弱なガキ」が多い。

そのいい例が、下記のアンケート結果にもよく表れている。

不登校のきっかけは、先生――。滋賀県内の不登校経験者と保護者に支援団体がアンケートを実施したところ、不登校のきっかけは「先生と合わない、怖い、体罰があった」など先生関連が最多の3割を占める結果となった。保護者も半数以上が休職や転職など働き方の変化に直面。当事者の実態や生の声を明らかにした初の調査で、支援団体は「本人や家族を尊重した施策の充実が必要だ」と訴えている。

参照:不登校のきっかけは「先生」3割、「合わない・怖い・体罰」など…保護者が休職や転職する場合も

■不登校のきっかけは「先生と合わない、怖い、体罰があった」など先生関連が最多の3割を占める結果

はあ? 何考えているんだ、腐れ、ひ弱なガキどもと思う。 私は教師ではないが「お前たちが、先生に合わせるんだよ!」ホザクなと言いたい、中には質の悪い教師も居るが「義務教育で教師を選ぶ権利はないだろう、甘ったれるな!」

■ことごとく、「社会性のない」、「クソ生意気」だが、直ぐに「いじけてしまう」様なひ弱なガキが、本当に多い。

誰も言わないし、言いたくもないだろうが、両親がちゃんとしていない親の元で養育されて、家でバカゲームばかりして、外でガキどもと一緒に遊ばなくなったガキは、こうも社会性のない子供に育つのかと思うのだが、当の母親たちは、私のせいでないと思っているが、母親だけで子供を育てていると、こんなガキが大勢出てきてしまうのは、必然の様な気がする。

■親も自分の都合の悪い事は、仕方が無いと知らんぷりか?

親も、飯を食わせて、学校に行かせれば、ちゃんとした親だと勘違いしている。
子供とちゃんと会話をする暇も余裕のない経済状態で親が生活していれば、子供は親から何も学ばないでしょう。「社会性」の無さが露呈するだけでしょう。 父親などは、殆んど子育てに参加していないでしょう。母親だけが悩む。

■まるで、「クソ女親」だけに養育された「クソガキ」が今日も量産されている。
既存の学校教育になじめない子どもたちをフリースクールがセーフティーネットで受け止めてるだけでなく、なんで「学校教育になじめない子どもたち」が大勢出てきてしまったのか、親たちには都合の悪い事かもしれないが、「家庭での養育環境」から、考え直す必要がある。

■「産むのも自由、育てるのも自由」だと思っているなら、大きな間違いの始まりです。
昔のように、地域社会でめんどうをみなければ、片親の場合もあるが、両親とも、もっと関わるべきだが、生活がいっぱいいっぱいで、特に男親など、子供と、一緒に遊んだり、会話もないだろう。

要するに、ガキにはガキなりの社会性が、社会変化や親のせいで、身に付いていない。フリースクールを使って、そこに逃すだけで良いのか? という問題が潜んでいるが、誰も個々の子供の事など、分析する能力も無い。

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【納得の面白記事】教育費をかけているのに子どもの学力が低い家庭の特徴、教育費をかけなくても「頭のいい子」に育つ秘訣

 

1)こんな場合も原因の一つにあるようですが、要因と結果が、ちょっとズレているような気がします。

不登校や引きこもりのお子さんの親御さんに共通する傾向性を知るだけで、親子関係は良くなり目に見える形で前進する場合が多いということです。

なぜかというと、この傾向性が不登校・引きこもりの根本的な原因となっているからです。

ではこの「傾向性」とは何なのでしょうか?
それは、不登校や引きこもりのお子さんがいらっしゃる親御さんは、「~でなければならない」といった考え方の 「規範が強い」ということなんです。

具体的には、お子さんが不登校や引きこもりになってしまうと世間体が気になり、せめて高校くらいは卒業しなければならないと考えるような傾向にあります。この規範があると、不登校・引きこもりの現状や子供の存在をありのまま受けいれられません。

これは根本的な原因ではなく、症状が出た時の一つの要因に過ぎないのではと思います。
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2)チャットGPTに聞いたらこんな答えが返ってきました。

個別の不登校や引きこもりの事情や背景は個人によって異なりますが、一般的な要因として以下のようなものが考えられます:

1. 学業上の困難:
学業の難しさや学業に対する不安が原因となることがあります。

2. ピアプレッシャー:
同級生との関係やいじめが不登校の要因となることがあります。

3. 家庭環境:
家庭内での問題、親の離婚、虐待、家庭内の不和などが影響することがあります。

4. 精神的健康問題:
不安、うつ病、自己価値感の低さなど精神的な問題が関連することがあります。

5. 学校環境:
学校での不快な状況、教育制度への不満が原因となることがあります。

6. 社会的要因:
社会的孤立や友人関係の欠如が不登校や引きこもりの要因となることがあります。

これらの要因は一つまたは複数が組み合わさり、不登校や引きこもりの問題を引き起こすことがあります。したがって、個別の事情や背景は個人ごとに異なり、理解し解決するには個別の評価が必要です。

なる程、特に1から3などは、ガキでも自分の都合の悪い事は親にも言いたくないでしょう。だから、不登校の理由が、想像つかないのです。 これもバカ親だからしょうね。

 

3)不登校に様々なケースがある中で…「驚異の成功率」で改善する画期的なメソッド 29歳社長が手掛ける支援サービス

確かに不登校には様々な要因があり、正解はないのだろうが、ある程度のストライクゾーンはあるのかもしれない。
スダチの具体的なサポート内容としては
①生活習慣を整える。
②スマートホンやデジタル機器との付き合い方を見直す。
③親子間の愛情としつけを区別することなどがある。

小川さんは「子どもに共感し、寄り添うのではなく、ダメなものはダメ」という姿勢を貫くことが大切だと説き「ゲームを制限したことで実際、暴れるお子さんもいますが、わたしたちの経験上、長く続くことはありません」と話す。

子供たちは、外で遊ばなくなり、家の中で「バカゲーム」をしているが、親の都合もあり、これを止めさせることもできない。

原因を探る作業は、子供の生活習慣と本当の心を読む必要がる為、バカ親では、一生分からないでしょうね。

 

2.いじめの問題

令和4年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」と同2年度の「不登校児童生徒の実態調査」を比較。
不登校の原因に「いじめ」を挙げた割合が、
・学校が答えた問題行動調査だと0.3%
・当事者が答えた実態踏査では25%強と、85倍の差が表れた。

学校でのいじめは、不登校の主要な原因の1つです。被害者は学校に行くことを嫌がり、安全な場所を求めるために登校を避けることがあります。

■なぜいじめに遭うのか?

これも、その子供によって違う。

グレーゾーンの「発達障害」の場合もあるし、「境界知能」の場合もあるし、障害は無くても貧困家庭だったり、貧困では無くても、親が「毒親」だったり、核家族化の中で、家に帰ってから、親とも会話せずバカゲームをしている様では、学校外で社会性を身に付ける環境が乏しいので、ちょっと嫌な事があると、クソ生意気だが、直ぐにいじけてしまう様なひ弱なガキが多い。

 

3.教育システムの問題、学業の困難

学業の難しさや理解できない科目に対する不安が、不登校の原因となることがある。特に学業的なプレッシャーや試験のストレスが高まると、学校を避けることがある。

■「忘れられた人々」の存在
忘れられた人々」と言っていますが、私は、ある程度見えますので、忘れてはいません。頭を傾げてしまう「不思議な人々」とでも言いましょうか。

どんな人か?

ボーダー(境界知能)と呼ばれている 知的障害者とは認定されない「忘れられた子供たち」も、普通学級の中にもたくさん居るのです。

精神科医の先生が少年院などで子供たちを見ている過程で、問題を起こして、少年院に入ってこなくても、軽度知的障害(知的障害の8割)、ボーダー(境界知能)の人たちは、知能検査で、問題なしと判定され、認知機能が低いのですが、健常者と見分けがつかなくなり、「忘れられた人々」として、普通の学校でも、困っている子供たちがたくさん居ると言っています。

でも、こんな子供たちが、普通学級に十数%存在しているのです。

学校教育の場では、置き去りにしている
この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の指導要領にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。みんな同じではないのです。 義務教育制度も変える必要があるでしょう。

発達障害に注意を向けていましたが、知的障害にも目を向ける必要があるように思います。

日本人の7人に1人(14%)!
「普通」でも「知的障害」でもない、はざまの子どもたちと大人

今の日本の社会の中で起きている「社会問題」を上げれば、DV・虐待、いじめ、依存症、貧困、孤立・孤独死、引きこもり、教育問題(不登校)など、世の中の階層をまたいで発生している。特権階級も例外ではない問題は、やはり、脳の配線がおかしいと発生してしまう問題でしょう。

■「境界知能(ボーダー)」とは、
IQが70~84程度で、いわゆる「知的障害」(IQ69以下)とまでは言えないが、現代社会では、普通学級で教育を受けて、そのまま社会に出されて、生きていく上では相当程度の困難に直面していると考えられている人たちのことだ。

  • 昔は知的障害と定義されていたIQ70~84の人
  • 35名のクラスに約5人いる
  • 日本人の7人に1人
  • 平均的な子の7~8割くらいの発達年齢

■「境界知能」という、特にテレビではある種タブー視されている領域に踏み込んだ作品でした。
・参考サイト
真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」で注目 「ケーキの切れない非行少年」とは?

 

本来、この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の「指導要領」にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。
みんな同じではないのです。 義務教育制度も変える必要があるでしょう。先生も、ちゃんと支援者と支援者を支える人が居て、しっかりしていれば、改善する余地は十分に残っていると言われています。

■犯罪や引きこもり、いじめ、虐待、DV、貧困などの色々な社会問題の発生にも、大きく絡んでいるのは確かで、生きにくい生き方をしている人たちを支援して行く必要があるのではないでしょうか。

「ダイバーシティ(多様性)」とお題目ばかりでは、何も問題は解決しないのです。

関連記事
【書籍紹介】 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ 宮口幸治(著)

 

4.発達障害

自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害など、グレーゾーンを含めた発達障害を持つ人々は、社交的なスキルや日常生活スキルの不足、情報処理能力の遅れなどがあり、学校や社会生活に適応できない場合があります。その結果、引きこもりの傾向が生じることがあります。

■「ギフテット」の問題
この「ギフテット」は、特別な才能だけでなく、「発達障害(自閉症スペクトラムやADHD、LDなど)
」の特性も併せ持つケースを「2E(twice-exceptional:二重に特別)」と呼び、二重の特別な配慮が必要だと考える専門家もいる。

発達障害で云えば、自閉症スペクトラム(ASD)、ADHD(注意欠陥多動症)、サバン症候群などもそうでしょうが、こような子たちは、総合的な知能指数(IQ)は高いもののコミュニケーション能力や社会性が極端低い為、社会の中に上手く溶け込めない子が非常に多いのです。

やっと、文部科学省は来年度から特異な才能のある子供への支援に乗り出す様ですが、海外では、並外れた知能や芸術的才能、特定の学問分野の能力などがある子供を「ギフテッド」と呼び、特別な教育プログラムを用意する国もあるのですが、日本は、遅れているというか、皆、同じというタコツボ社会ですので、特別扱いはしていませんでした。

 

5.愛着障害

(1)愛着形成

幼児は、生後6ヶ月頃より、2歳頃までの期間に、身近な特定の養育者に対して守ってくれる人に依存する感情「愛着」を抱きますが、これが満たされない状態で養育されると、成長過程で人との関係を築くのが困難な「愛着障害」になります。

三つ子の魂、百まで」と云いますが、まさに、このことで、3歳位まで、自分が安心できる居場所(安全基地)が無い状態で、育つと、人との関わりで、色々な問題を引き起こしてしまいます。

人間の脳は成長過程の中で、徐々に配線(脳内ネットワーク)が組まれて行きますが、劣悪な環境下では、それが阻害されると言うことです。

幼児が、お母さんにべったりで、居なくなると泣き叫びますが、だんだん居なくても、泣かなくなるのは、幼児は養育者を、探索のための「安全基地」として使い始め、慣れてくるので、安心できる存在があってこそ、安定した精神状態でいられるのも、愛着を育てる事が出来たからです。

養育者は母親でなくてもいいが、愛着を育てる為には、養育者が頻繁に入れ替わるのではなく、長期的に同じ人が面倒を見る必要があります。世界大戦下のドイツの病院で、看護婦さんが、交代でちゃんと乳児の面倒を見ても、死亡する確率が高く、母親では無くても、特定の人に持続的に養育されないと、命さえ危うくなるという研究結果も有ります。

(2)なぜ「愛着障害」がまずいのか?

この障害は、発達障害のように先天的な生まれ持った「脳」の障害では無く、生まれてきた後の通常、母親と愛着形成に問題がある場合に生じてくる障害です。

障害というより、「自己防衛本能」に近いもので、脳に異常な思考パターン、行動パターンが固定されてしまう状態になっている。

親にネグレクト、虐待(DV)されたり、親と早くに死別したりすることが原因とされていますが、親自身が被虐待児だったり、人格障害・精神障害を抱えていたり、親同士が不仲で離婚していたり、子供は親を選べませんので、被害をもろに受けてしまいます。また、極端に「過保護」に育てられた場合も、同じような症状をきたします。

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6.社会環境、家庭環境の問題

引きこもりの人の中には、家庭環境が原因となっている場合があります。家庭内の問題、例えば家族との関係の悪化、クソ親による虐待、両親の不和、病気や失業などの家庭的ストレスなどが挙げられます。

親が失業したり、貧困に陥ったりすることで、子どもたちは食事や教育などに不安を感じることがあります。子どもたちが育つ家庭環境が不安定であったり、親や家族とのコミュニケーション不足などがある場合、子どもたちは心理的ストレスを受けることがあります。

(1)家庭環境

▮子供は、教育機関だけで成長しない。
今は、社会が子供を育てない。ですので増々、家庭環境が社会性を身につける上で、重要な役割を負わされてきている。

■子供に問題がある以前に、親に問題がある場合が、実に多いのです。

毒親の正体
子供を危ない育て方をしている親の中に「毒親」も存在しますが、毒親の正体は、「毒親」と云う親が発生・成長してしまう精神医学的事情は、下記の4つのパターンがあり、何の事情もなく「毒親」になることはないようです。
1 発達障害タイプ(自閉的スペクトラム障害=ASD、注意欠如・多動性障害=ADHD)
2 愛着障害タイプ 不安定な愛着スタイル(不安型と回避型)
3 うつ病などの臨床的疾患 (トラウマ関連障害、アルコール依存症)
4 DVなどの環境問題 (深刻な嫁姑問題、育児に対する心の準備不足)

 

▮他人との関係性が、極めて、希薄になると、色々なことも経験できなくなる。
幼少期から、親、兄弟、親戚、近所の大人、学校外のお友達、学校が終わっても、人間性を築く場所が有ったが、現代は、塾に行くか、家の中で、一人でじっとバカゲームをしているだけで、学校以外の近所のガキどもと遊ぶこともない。

いつも、接しているのは、せいぜい母親くらい、親父は夜遅くならないと家に帰ってこない。
子供たちは、社会の中で育てられなくなり、母親だけで育てられている。そして、ちょっと大きくなると、バカゲーム、バカ動画、SNSが、お友達になる。こんな子供たちが、打たれ強い訳が無いのです。 ちょっと嫌なことがあれば、すぐに引きこもるでしょう。

■社会性を身に着けた子供を育てるのは、親と社会のよい環境が必要。
0歳から3歳くらいまでは、子供にとって親への愛着は、脳科学的にも必要なことですが、それが育たないうちに、親は子供の世話をしないで、自分の世話を優先する。あたかも子供の為と思いをすり替えるが、「後の祭り」と化すことが多々ある。

ヒトの幼児は、生後、運動機能などは未熟で、二足歩行できようになるまで一年もかかる。他の動物と違い、生まれる時点で、頭(脳)が大きくなってきてから生まれるが、社会性を身に着けるための脳の機能は、まだ発達していなく、3歳くらいまでに、脳細胞が刈り込まれて、脳内のネットワークが構築されてゆく。その過程で、劣悪な環境で育てば、脳の配線が異常になり、劣悪なガキが出来上がっても、何の不思議もない。 障害以外にも、「知能」が育たなく認知能力が極めて低い場合もあるので、悪い事をしても反省さえもできないのです。

なぜなら、ヒトの脳の発達は、生まれ持った障害が無くても、劣悪な養育環境で育てば、エピジェネティックといって、余計な遺伝子のスイッチが入って脳神経ネットワークの配線が狂ってしまうこともあるのです。

 

🔸不登校の問題において、親の問題が影響を与えることがあり、考えられる具体的な事柄ですが、このような状況になっているかも認識できなければ、どうしようもないでしょう。

1. 家庭環境の不安定さ:
家庭内での不安定さ、親の関係の問題、離婚、虐待、家庭内の暴力などが、子供が学校に行くことを難しくする要因となる。

2. 学業への期待と圧力:
親が子供に対して過度な学業への期待や圧力をかけることは、不登校の原因となることがあります。適切なサポートやバランスが欠如している場合、子供は学業へのストレスから遠ざかることがある。

3. 学校関連の問題への対処の不足:
親が子供が学校で問題を抱えている場合、適切な対処やサポートを提供しないことが、不登校の要因になることがあります。親の無関心や無力感が影響します。

4. 学習困難や発達障害への理解の不足:
子供が学習困難や発達障害を抱えている場合、親がこれを理解し、適切な支援を提供することが不登校を予防するのに役立ちます。親の無理解が問題を悪化させることがある。

5. 精神的健康の問題:
親が精神的健康の問題を抱えている場合、子供に影響を及ぼすことがあります。親の不安やうつ病などが、子供の不登校の原因となることがある。

 

(2)社会環境の変化

工業型社会から情報やサービスを中心とする第3次産業中心の社会へ移り変わるに従って、求められる能力が変わりました。学力だけでなく、多様な能力を身に付けなければ、いい職に就けない、能力を発揮できない状況になっています。

■社会性を身に着けた子供を育てるのは、親と社会のよい環境が必要だが、核家族で人間関係も希薄で格差社会の中で、親も自分の事が精一杯で、そんな環境を構築することさえできない。

昔は、下位の階層にいても、学力だけでよかった。
昔は、学力だけでよかった。受験を突破していい学校に入れば、メドがつきました。ところが今は、「英語」力、「コミュニケーション」力、「デジタル」力、さらには「人脈」力など学力では測れない能力(非認知能力)のほうが必要になっている。

社会の変化に伴い必要とされる能力が、身についていない人々が、社会の中で対応できず、家にひきこもる状態が発生している様に思います。昔からある一定数居たのでしょうが、増々、対応できない人間が出てきてしまった、それが露わになった状態でしょう。逃げ込むところは家しかないのです。

 

最後に、

親たちは、子供の教育を学校に任せているが、教育現場は学校だけでなく、「家庭」も立派な教育現場なのに、ロクでもない親や、バカな親も多い。 学校教育の中で、親になった時、ちゃんと教育しなければならない事を教える「教育学」を教えた方が良いように思う。

核家族化して、「バカ親」が好き勝手に子育てしても、反面教師の場合もあるが、質の悪い勉強不足の親から立派な人間(子供)が育つわけがないのです。

核家族化して、社会で子供の面倒をみなくなり、社会環境が変化している中で、家庭内での子供の面倒が重要になってきているにもかかわらず、そこには触れず、困った困ったと言っている。

障害を持った子供でなければ、フリースクールに金を払って行かせる前に、親の自分が何とかしろと思うのですが、今更、能力不足ですので、どうにもならないでしょう。

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