【書籍紹介】パラサイト難婚社会  山田 昌弘 (著) 今年の「最高傑作」日本の現代社会のことが良く書かれています。

2024-02-22、
本日の書籍紹介は、パラサイト難婚社会  山田 昌弘 (著) です。

取あえず、今年の「最高傑作」で日本の現代社会の結婚にまつわることが良く書かれています。
社会学の興味のある方、これから結婚したいと希望を抱いている方は、必読です。決して自分のせいだけではありませんので、自分で打開できる道を見つけるしかないのです。

結婚した3組に1組が離婚し、60歳の3分の1がパートナーを持たず、男性の生涯未婚率が3割に届こうとする日本。
経済停滞、非正規雇用社会の闇が描く、「パラサイト難婚社会」の正体と課題を徹底的に問う!

もう、高度成長期のように働けば、夢と希望を少しでも叶えることができた社会には、ほぼ戻らないのです。絶望の中で、他人と比較せずに、いかに絶望を感じないように生きるしかないのです。

本当に良く書かれた書籍ですので、お勧めします。 読んで「絶望」してください。

■パラサイト難婚社会  山田 昌弘 (著)

目次
【はじめに】夫婦とは「他人」か  etc.
【第1章】「結婚」とは何ですか?
【第2章】「結婚生活」には何が要りますか?
【第3章】「未婚」は恥ですか?
【第4章】「離婚」は罪ですか?
【第5章】「結婚」が人生に与えるもの
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このような社会の状況を見るときは、2つの視点が必要で、個々の人の側面と、社会的な側面を両方観る必要があるのです。
人は社会の状況によって変化させる必要が出てくるのですが、個々の人間の価値観などが、なかなか変化させる事が出来ないために、歪んだ状態になってくるのですが、それを打開できないために、人々は身を守るため、今までにしなかった行動を取るようになってしまう。

それが、社会現象となって、現れてくるのですが、これは予測不能ではなく、クズの政治家たちは次の選挙で自分が当選する事しか考えていませんので、どんな社会が良いのか、対策など、考える事ができるわけがないのです。
政府の「異次元の少子化対策」が、いい例で、少子化の原因の根本は、結婚しないから子供ができないので、夫婦での子供の出生率はそんなに変わっていないのです。将来に希望の無い社会では結婚する人は少なくなるのは当たり前の話で、いかんともしがたい状態が、日本の現状でしょう。
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政府の「異次元の少子化対策」とは? いったいどんな政策を打ち出そうとしているのでしょうか。

結局、誰のせいでもなく、自業自得で片づけられてしまうのです。こんなことは、AI(人工知能)に聞かなくても予測できることが殆どにも関わらずです。

追記> パラサイト・シングル社会
「パラサイト難婚社会」の具体例になるかどうかは分かりませんが、30歳を過ぎても自立できず、親にパラサイト(寄生)して、のんびり暮らしているメスが結構多いのが目立ちます。

その中の一人は、4年生大卒女子ですが、自分のせいで自立できないと云う発想はなく、30歳を当に過ぎているが、会社のボスの前で「うちの会社は給料が安いから自立できないですよね!」と、躊躇いもなく「ほざく」のです。 こんな「脳」の配線状態ですので、例え結婚相手を見つけても、性格が悪いので相手にしてもらえず結婚もできない。 間違って、できたとしてもすぐ離婚でしょう。
こんなメスは毒親(たいてい毒親育ち)に囲われて、一生パラサイトシングルをしていればいいのです。哀れで救われないメスもいるのです。

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■山田昌弘氏の著書
日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? 結婚・出産が回避される本当の原因 (光文社新書)

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