【書籍紹介】日本の死角 (講談社現代新書)  意外と見えていなかった「日本の謎と論点」

2023-06-07、
本日の書籍紹介は、日本の死角 (講談社現代新書) です。

この書籍は、各界の著名人たちの社会問題などに関する短編集になっていますので、非常に読みやすいです。バス、電車などで移動中に一編ほど読めるくらいの文字数ですので移動中だけ読んでも、2,3日で読み終わるでしょう。

各内容は、ちょっと、ピンとこない問題もありますが、一応、社会問題として挙げておく必要なのでしょう。

目次
▮「日本人は集団主義」という幻想
▮日本人が「移動」しなくなっているのはナゼ?地方で不気味な「格差」が拡大中
▮日本人が大好きな「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の歪みと闇
▮日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと
▮日本のエリート学生が「中国の論理」に染まっていたことへの危機感
▮いまの若者たちにとって「個性的」とは否定の言葉である
▮日本の学校から「いじめ」が絶対なくならないシンプルな理由
▮家族はコスパが悪すぎる?結婚しない若者たち、結婚教の信者たち
▮ご飯はこうして「悪魔」になった~大ブーム「糖質制限」を考える
▮なぜ「ていねいな暮らし」はブーム化した一方、批判も噴出するのか
▮「死んでまで一緒はイヤ…」日本で死後離婚と夫婦別墓が増えた理由
▮自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感
▮女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態
▮性暴力加害者と被害者が直接顔を合わせた瞬間…一体どうなるのか
▮「差別」とは何か?アフリカ人と結婚した日本人の私がいま考えること
▮私が「美しい」と思われる時代は来るのか?“褐色肌、金髪、青い眼”のモデルが問う
————————————————–
この中で、記憶に残っているのが、2つ。

▮「日本人は集団主義」という幻想
私も、前からそう思っていました。なぜなら、他国の集団主義と違い、横並びになったふりをしているだけで、集団主義ではないのです。だから、隣の国と同じように、一番危ない国なのです。

「村社会」、「タコつぼ社会」ですので、挙国一致になり、戦争にいつでも突き進ませることができて、犠牲になった者は、終わった後に弔えばいいと思っている。

コロナ禍が終わり、5類に移行しても、外で、未だにマスクを外せない「バカで無知な臆病物の国民」をみれば分かるでしょう。 3年もたっているのに、7割以上の「バカ」で、しかも「無知」な、臆病者の大人が、世間に大勢いるのです。

日本国民はこのレベルなのです。

核家族化していなかった頃は、家族が年寄りを守っていたが、核家族化が進み、年寄りだけの家庭が増えて、犯罪者たちにピンポイントで狙われると、すぐに詐欺被害に遭ってしまう。 すぐに騙されてしまう。

「バカ」でしかも「無知」な国民だらけなので、一番危ない国なのです。

 

日本の学校から「いじめ」が絶対なくならないシンプルな理由

認定すべきは、犯罪であり、加害者が触法少年であることであり、学校が犯罪がやり放題なった無法状態と化していたことだ。

公的に責任を問う局面で犯罪認定すべきところを「いじめ」扱いでお茶を濁すこと自体が不適切。

学校が、人間(ガキ)を群れた「怪物」にする有害な環境になっている。

このように、学校を閉ざされた世界の様に扱うのは、もう止めた方が良いのですが、成人前の将来のある少年少女だからという大義名分のもとで、それが出来ない。

被害者が学校を去るのではなく、加害者たちが「少年院」に送致されるべきでしょう。 隠蔽した教育者も、犯罪者として扱うのが、当たり前のことだと思う。

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