面白い記事を見つけました。。「発達障害の夫、カサンドラな妻」です。 自分を責めてしまう妻

2017年5月11日、
面白い記事を見つけましたので紹介します。。「発達障害の夫、カサンドラな妻」です。

アスペルガー症候群(ASD:自閉症スペクトラム症)を配偶者に持つ、悩める女性たちを記事にした、全9ページに渡る長文ですが、なかなかのレポートです。

本当に、世の中では、「発達障害」という言葉だけが先行し、社会の理解が進んでいない。 そして子供の問題だろうと思っていては認識不足です。大人になっても、引きずっている「大人の発達障害」の方が、結婚生活や職場などで問題が起きています。

よく、あの人「おかしい」などと、自分の薄っぺらな知識・経験で、簡単に言いますが、それでは何の意味もありません。 ちゃんと理解していなければ、お前の方が「おかしい」と言い返されるだけです。

このカサンドラな妻たちは、結婚後、何かをきっかけに「あら?」と違和感を感じ取ってしまったのか、きっかけが無いと違和感を持つことが出来なかったのか、普通なら、こんな「夫」と結婚する前、付き合っている段階で、何故?、気が付かないだろうと、逆に、違和感を覚えます。

こんな男に気が付かないと云う所は、良いとこの「お嬢様」で、若いころから、男性とあまりお付き合いの機会に恵まれなかった女性に多いのではないでしょうか。

特に、結婚前の女子は、ちゃんと認識しておいた方が良いと思います(自分の頭も含めて)。

相手の男性が、優秀だし、収入も良いし、まあまあイケメンだしなどと、相手の人格の表面しか観ることが出来ないでいると、後でとんでもないことが起こります。自分自身が病んでしまいます。

ASDの具体的な特徴
特に、他の発達障害と違い、社会的には優秀な人間が多いのが、「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム症:ASD)」の特徴でもあります。 頭は悪くないのです。 むしろ、脳は高機能ですが、「自閉症」に非常に良く似た「心」を有していますが、優秀さゆえに、見抜けないのです。結婚生活をするまでは。

以前は、「高機能自閉症」ともいわれていましたので、知能は高く、普通の人は、浅い付き合いの中では見抜けないでしょうね。

コミュニケーション能力」が、きわめて低いのです。 

どんな風に低いのか? 決して「話」ができないのではないのです。

話始めると、自分の得意な分野だと、一人で話し続けてしまうという、コミュケーションとは、相手との会話のキャッチボールですが、これができないから「コミュニケーション能力」がきわめて低いと言うのです。

話ができれば「コミュニケーション能力」が高いと言わないのです。 勘違いしないように。

話をしていても、相手の気持ちに気づけない為に、「人の話聞いていないだろう」と思われることもある。 相手の気持ちに気づけない、気づく能力が、普通の人の様に無いのです。そして、こだわりは、人一倍強い。

そして、会話の中で「嘘」や「冗談」を判断することが出来ないので、正直に受け止めてしまい、とんちんかんな答えしかできないのです。

相手と話していて、察することができないので、悪気はないが、すぐに否定的な言葉を言ってしまう。

一見すると、「自分勝手」と云う言葉が、当てはまりますが、そうではなく相手の気持ちに気づけないだけなのです。 相手の気持ちに気づいていて、尚、且つ、我儘(わがまま)なのではないのです。 とにかく、相手の気持ちを察する「心」が無いのです。

簡単に言い現わすと、「心」の中に他人は居ないのです。 自分しか居ないのです。

ピンとこないなら、こういえばわかるかな? 「空気が読めない」のです。

これらは、「自閉症」の特徴でもあります。

悲しいほど共感力が無いのです。 特に「認知的な共感力」が無いのです。

 

恋は「盲目」。。。いやいや、恋は「無知」ですか?

こんな男に容易に、引っかかる。。。後で、気が付いても、もう遅いのですが、後は、自分で、どう折り合いをつけるかです。

捨てるか、「金」のために別れず、このまま無視して一緒に居るかです。

 

カサンドラ症候群とは
カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群(ASD:自閉症スペクトラム症)を配偶者に持ち、「家庭内の苦しみを周囲に信じてもらえない」状態にある人のことをいい、周りに理解してもらえず、身体的、精神的な変調をきたすこと。

カサンドラ症候群は、二次被害でする。どんな二次被害かと言えば、アスペルガー症候群を患っているの近親者(夫など)からの精神的被害です。これが悪化すると、とんでもない事が沢山起こってくることが有ります。

補足説明>—————
カサンドラとは、ギリシア神話に登場するイリオス(トロイア)の王女である。
アポローンの恋人になる代わりに予言能力を授かったが、同時にアポローンの愛が冷めて自分を捨て去ってゆく未来が見えてしまったため、アポローンの愛を拒絶してしまい、怒ったアポローンは、カサンドラに「予言を誰からも信じてもらえない」という呪いをかける。
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私の場合、色んな「娘」達を知っていますが、知り合いの中に発達障害(自閉症スペクトラム)を有している子がいます。これから結婚して上手くゆくのか。。ちょっと心配です。親しくなると、なかなか、本当の事をズバリ言うのは、やはり憚ってしまいます。

知能や能力は、本当に超高性能なんですが、言動、集中力、興味の幅などが、ぴったりと症状が当てはまるのですが、例えば、クラデーションの色で云えば、色の濃い方。。。と言えるだけで、完全に白、黒ではありませんので、素人判断だけは避けてしまいます。

 

なぜ、こんな長文記事を紹介するのかというと、これから、結婚願望を膨らませて、婚活している、彼氏欲しい、若い娘たちに知ってほしい事柄だからです。

自分自身も、同じ発達障害なら、案外、上手くゆく場合が有りますので、なんとも言えない部分がありますが、この様な「発達障害」を背負った人と、結婚して、自分自身が悩まない様にするために、社会勉強です。

 

1.脳のトラブルを大きく括ると

まずは、脳の障害には、どんなものがあるのか、それぞれ、どんな症状を発症するのか、そのような人たちの言動、行動パターンを認識する必要があります。

発達障害
人格(パーソナリティ)障害(良心の呵責のないサイコパスなども、この分類の中です)
愛着障害
の3つに分類できるように思いますが、全く、ちゃんと説明できる人は、1割も居ない。

なんで、こんなに「無知」なんだろうと違和感を覚えるが、理解できない原因は、難しいだけだろうか? 自分が困っていなければ、理解しようとする気持ちもわかないのでしょうか、うすうす分かっていても、バンドらの箱を開けたくないと思えば、自分自ら認識しようとする意志も無いのでしょう。

上の2つの、発達障害、人格(パーソナリティ)障害は、ほぼ生まれつきです。3つめ、愛着障害は、生後の養育環境が劣悪な場合に、脳の配線がおかしくなる症状です。

発達障害と呼ばれている症状は、
・「自閉症」
・「アスペルガー症候群(ASD:自閉症スペクトラム)」
・「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」
・「学習障害(LD)」などが定義されています。

人格(パーソナリティ)障害などは、もっとたくさん症状が分類されています。

愛着障害は、ほぼ生まれつきの障害ではありませんので、治る可能性は3つの中では一番あるのではと思います。

マンガの本を読んでいる暇があるなら、発達障害、人格(パーソナリティ)障害、愛着障害の3つの障害の症状をちゃんと認識しておくべきでしょう。

今の時代、下手に「心理学」を勉強するくらいなら、発達障害、人格(パーソナリティ)障害、愛着障害の勉強をする方が、正解です。

テレビしか観ていないレベルの人間には認識できないのです。何故なら、テレビで放映すると、差別だ、へったくれだと、非難の電話がかかってくるので、なかなか放映できないので、理解が進まないのが現状です。

ちょっと、書籍を20冊から50冊くらい熟読すれば、半年で理解できるようになると思います。低レベルの世の中で、この脳の障害が認識されていなくても、大きな書店に行けば、この手の書籍は、もう腐るほど、本当に驚くほど並んでいます。

 

 

2.なぜこのような障害としての症状が出てくるのか

なぜ、このような障害が起こるのかは、脳の機能を勉強しないと理解できません。

この障害は、本人の性格がねじ曲がっているせいで、発症する問題ではありません。ですので、冷静に、本人を社会の中で排除するのではなく、対処する必要がありますが、やはり、最後は、脳神経学の分野まで、入り込まないと、「なんでそうなの?」と納得できないように思います。

ですので、25歳過ぎても、マンガは読むが、年に1冊も「書籍」さえ読まない人に付ける薬は無いが、結婚して、まともな夫婦で一生過ごしたいなら、ちゃんと「脳神経学」、「脳科学」まで勉強しておいた方が、一度しかない人生を幸福に過ごせると思います。

発達障害などは、心理学の勉強ではなく、なぜ「脳神経学」、「脳科学」の勉強が必要かと言えば、脳の配線の問題、つまり、大脳の前頭前野大脳辺縁系の側坐核、偏桃体、海馬などの各機能と、各脳器官の連携(ネットワーク)の問題だからです。

最近の脳科学は、日進月歩で進んでいます。全部、解明されているわけではありませんが、ある程度の脳機能に関する解明が進んでいます。

 

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