【発達障害】公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性がある事が、文科省調査の調査で判明

2022-12-14、
本日のお題は、公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性がある事が、文科省調査の調査で判明 です。
2016年に記載した記事でも、言っていますが、社会の理解が進んでいないのです。
▮「発達障害」という言葉だけが先行し、脳科学の「社会の理解が進んでいない」

問題は、「発達障害」だけではなく、「人格障害」、「愛着障害」もあります。 実際のところ、脳の障害ですので、手や指が1本無いのと違い、ちゃんと勉強していないと、絶対に理解できないのです。

障がいの無い人間でも、バカやアホが多いため無知で、このような事柄は、「変な奴」として認識されるだけで、イジメの加害者になり、被害者は、当然、不登校などになりやすい状況になっている。

 

世の中、不思議なもので、バカやアホは多勢に無勢ですので排除されないが、発達障害の場合は、いまだ「マイノリティ」ですので、このバカやアホの連中が排除しようとします。

 

1.人間、皆、標準の脳は持ち合わせてはいないのです。

このような障がいは、生まれつき遺伝する場合もあり、幼少期の劣悪な環境により発症してしまう場合も多々あるのです。育った環境も人それぞれ違うのですから、当然、起こりうる事態なのです。

調査は今年1~2月、全国の公立小中高校の通常学級に在籍する子ども約8万8500人を抽出し、学級担任らが子どもの発達障害を診断するチェックシートに回答(回収率84・6%)。知的発達に遅れはなくても、学習面や行動面に著しい困難を示す子どもへの支援を検討するため、学習障害(LD)▽注意欠陥多動性障害(ADHD)▽高機能自閉症――の三つについて評価した。医師の診断や、専門家チームの判断によるものではない。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/ad52bce87f8aa05556228877c1d4fa91fd1c4333

学習障害(LD)▽注意欠陥多動性障害(ADHD)▽高機能自閉症となっていますが、現在の「DSM-5米国精神医学会によって発行された分類学および診断ツールである精神障害の診断および統計マニュアルの2013年の更新です。)」では、高機能自閉症(アスペルガー症候群)とは言わず、「ASD(自閉症スペクトラム症)」と言い方を変えて、自閉症の括りを一つにしてあるはずです。

これは、専門家ではなく、学級担任らが子どもの発達障害を診断するチェックシートに回答した結果だが、専門家でなくても、生徒をいつも観ている「質の高い先生」であれば、信憑性は高いように思います。

いわゆる、グレーゾーンの子供たちは、専門家ではなくても、生徒と毎日、接している先生たちの方が、よーく見ていてわかるように思います(ただし、勉強不足の先生は除きますが)。

発達障害の「グレーゾーン」は正式な名称ではなく、「発達障害の傾向があること」を表す一般用語です。

 

2.一般の中小企業にも、発達障害等のグレーゾンの人間達が、もうすでに8%近く居るでしょう。

一般の中小企業にも、発達障害、愛着障害、人格障害等のグレーゾンの人間達が、もうすでに8%近く居るでしょう。しかし、上司も部下も、無知が多いため、このような人たちに困り果てていますが、解雇することもできず、現場の社員が疲弊している会社もあります。

1)当サイトの「Googleのコンソール」で分析すると、下記のようなキーワードで、当サイトに流入しているのが、増加しています。

 

上位のクエリ
・adhd 同僚 やめてほしい
・境界知能 仕事できない
・adhd 仕事できない

当サイトにたどり着いた人のキーワードを見ると、
自覚させるには? —>無理でしょう。
辞めさせるには? —>上司に相談できないなら諦めるしかない。
「adhd 同僚 やめてほしい」adhd 仕事できない」など

こんなキーワードを見かけられますが、何か被害を受けているせいで、こんなキーワードで検索するのでしょうが、排除したいが排除できず、明らかに「発達障害」と診断され障害として認められれば、社会的にも障がい者として認められますが、それも難しく、グレーゾーンの人間も含めると、1社に数人は居て、全体で云えばかなり大勢いるのです。

一緒に働く人たちから、このように疎まれていますが、どうしようもない状態が、延々と続いているのだと思います。

 

しかし、下記の例の様に、発達障害グレーゾーンが、組織内に多数存在していれば、案外、うまくゆく場合もあるように思います。

3.グレーゾンの場合、発達障害などの認定を受けることもできない為か、障がい者の枠で雇うこともできず、組織内で問題をおこすことも多々ありますが。。。

先日、ある会社で、メーカーのサポートセンターで、冬場だけ、かかってきた電話に出て取次ぐための業務で、繁忙期、毎年、派遣社員を雇うのですが、この中で、今回、かなり症状の顕著な人が居て、女子社員と言い争いになり、何度も、社内が気まずい雰囲気になっていますが、本人は、以前から、別の会社でも、このような問題を起し慣れているのでしょう。ですので、まだ会社にいます。

一度目は、噛みついた相手が、空港で仕事をしていた経験もあり、脳のおかしい客を扱うのが慣れていたため、冷静に上司に連絡して事なきを得ました。 私は、その子に「あなたで良かった」と言っていました。

しかし、悪い予感が当たってしまいました。
また、社員と言い争いになり、二度目の相手は、怖いもの知らずの「ASDグレーゾーン」、プラス「毒親」育ちの社員ですので、今度は、社内の小競り合いに、派遣社員は、その場で警察に電話をかけて警察を呼んでしまいました。

ここまで来ると、どっちもどっちで、2人共、反省など、全くありません。さすがに毒親育ちの社員は、警察まで呼ぶ狂ったやつが居るという事だけは学習したようです。

 

1)ある程度は、予想できていましたが、やはり、

ある女子社員なのですが、「毒親」に育てられた「ASDグレーソーン」の子は、知能は高いので、客ともめることはほぼ無いのですが、怖いもの知らずですので、問題の派遣社員とやり合ってしまいました。

グレーソーンのASDが、恐いもの知らずなのは仕方ありません。
元々、人の気持ちも分かりませんし、忖度もできませんので、知能は低くないので、気に喰わない事を言われたら、なんぼでも言い返すのです。毒親に育てられていますので「怖いもの無し」なのです。

障がいの無い子なら、通常なら、冷静に上司に相談するのでしょうが、お互いに、脳に問題があると、バッチバチになってしまい、上司が仲裁に入らないと、止まらなくなるのです。

 

2)毒親の正体

▮「自分が絶対に正しい」と思い込んでいるので、説得したり、反論すると、逆に火に油を注ぎます

子供とのかかわりの中で、「化け物(モンスター)」の様な振る舞いをしてきます。

 毒親(toxic parents)とは、「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」のことです。1989年に医療コンサルタント、スーザン・フォワードが作った言葉で、学術用語ではありませんが、現在、日本でも広く認知された言葉となっています。

では、毒親に育てられるとどうなるのでしょうか。
・対人関係がゆがんだものになる
・自分を愛せなくなる、人を愛せなくなる
・依存心が強く、自立できなくなる
・メンタルがやられる。メンタル疾患を発病する
・離婚率が高くなる
・自分自身も毒親になってしまう

参照:https://diamond.jp/articles/-/314157

▮精神科医の斎藤学氏は、「毒親」を4タイプに分けて定義しています。

下記の4タイプ
1.過干渉、統制型の親(「あれをしなさい、これをしなさい」と何でも先回りして指示を出す)
2.無視親(ネグレクトも含まれる、ワーカホリズム(仕事依存)の親など)
3.ケダモノのような親(暴言・暴力などの虐待や性的虐待など)
4.病気の親(精神障害をもった親、反社会性人格の親など)

並べてみて分かるように、3と4の親はその質の悪さが群を抜いていると思います。この4つの分類は学術上のものであり、私たちが生活している中で語る場合の定義としては、少々不便なのではないでしょうか。

 

▮「毒親」と云う親が発生・成長してしまう精神医学的事情は、下記の4つのパターンがあり、何の事情もなく「毒親」になることはないようです。
下記の4つのパターン
1 達障害タイプ   :(自閉的スペクトラム障害=ASD、注意欠如・多動性障害=ADHD
2 愛着障害タイプ    :不安定な愛着スタイル(不安型と回避型)
3 うつ病などの臨床的疾患(トラウマ関連障害、アルコール依存症、統合失調症)
4 DVなどの環境問題    :(深刻な嫁姑問題、育児に対する心の準備不足)

水島広子先生が診てきた「毒親」で最も数が多いのは、実は「発達障害」の人たちだという。

関連記事
【書籍紹介】「毒親」の正体 ―精神科医の診察室から 水島広子(著)

生れてきた子供が、正常でも、それを養育する「親」が狂っていれば、その子供も同じ様に、脳に障がいが無くても狂ってしまう事があるという事実だけは、覚えておいた方が良いのです。

 

3)以前から問題のある会社なのですが、その訳は?

この会社は、以前、君臨していた独裁国家のようなボスで「脳」のおかしい人でしたので、脳に問題のある社員が集まってしまいました。通常なら数パーセントなのでしょうが、この会社は、3割くらい、脳に問題のある子が結構うまく社員として働いています。あまり、イジメられることも無いのです。なぜなら同類どうしですので。

「類は友を呼ぶ」と云うより、自分もおかしいため、それを認識できず、おかしい人間達を多く採用してしまったのです。

▮幹部(部長クラス)は、ここは「施設でなはい!」と言いますが、いやいや「施設」の状態なのです。
観ていて思うのが、同類が多いと、イジメも少ないのです。お互い自分の事しか考える事ができませんので、他人の事など、どうで良いのです。 いざこざさえなければ、同類が多いと結構、うまくゆくのです。

この会社は、一応、幹部は居ますが、文鎮型の組織で、「ヒエラルキー」がありませんので、発達障害の子たちが上手くブレンドされていても、喧嘩さえしなければ、自分の事さえ考えていれば良いので、うまく言っている例ではないでしょうか。

危ない奴(社員)を、正常な社員は細かい障害の内容は「無知」で知らなくても、ちゃんと認識していますので、過度な要求もしませんので、何となく、うまく言っている様に見えますが、まとまりは、ほぼ、無いのです。 不思議な会社なのですが、ある意味「ニューロダイバーシティ」がうまく機能している組織の様な気がします。

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・”「本人が自覚していないと周りが振り回される」「事務作業が苦手」大人の発達障害当事者会で見えた課題”  池上正樹さんの記事を読んで思う処。
■自分で気が付けば、苦労しないのですが
発達障害のグレーゾーンとは?特徴や仕事ができないと悩む方への対策を解説

 

4.受け皿の内容が変ってしまう場合もある

北海道 余市町にある「北星余市高校」は、以前は、学校の勉強が知能が低く、授業についてこれなかった、全国の「ヤンキー」の集まる高校でしたが、現在は、様変わりして学級内でうまくゆかなかって「不登校」になった「発達障害グレーゾーン」の子たちが集まる学校になっている様です。

社会の中で、「ちょっと、変な子」として受け入れられるのですが、かなりずれていると、差別されたり、イジメられたりしてしまいます。

このように、教育機関でも、ある程度の同類を集めれば、うまく機能するように思います。この中から、薄気味悪く、小賢しい、バカやアホがたくさん居る、現実社会に旅立ってゆくのですから、大変なことは大変ですが、うまく生き抜いて欲しいように思います。

 

最後に、
このように、社会の中で、受け入れられない様な人たちが、世の中で、イノベーションを引き起こしますので、人類学に観ても、淘汰されず、生き残っているのです。 マイクロシフト社のビル・ゲイツ、Appleのスティーブ・ジョブズ、テスラ社のイーロンマスク、Amazonのジェフ・ベソスなどが典型でしょう。

みんなみーんな、頭の配線のおかしい人ばかりなのです。 普通の人間は、イノベーションなど絶対に起こせないのです。仕事ができて、ある程度、社会に受け入れられれば、他人の顔色を伺わない、忖度しないから、成功するのでしょう。

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