2017年12月14日、
本日の書籍紹介は、動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ 福岡伸一著
「動的平衡」 「動的平衡2」 「動的平衡3」と、6年ぶりのシリーズ最新作です。
福岡先生の書籍は、ほぼ全部読んでいますが、最近は、書かれている内容が、初めてでないような内容が、記載されています。 なぜなら、分子生物学、脳神経学、人類学、細菌学、遺伝学などの書籍を読み漁っていますので、あっ、この記述、あの本に書いてあった。。。などと、先生が参照しているような書籍まで分かるようになってきました。
まさに、私が、ここ数年かかって、読んできた書籍を少しずつ、まとめたような内容になっています。例えば、記憶は遺伝するのか?、腸内細菌から、膣内細菌まで出てきます。
まずは、「動的平衡としての生命体」と、「エントロピーの増大」の意味をじっくりと味わってみてください。
200数十ページですので、あっという間に読み終わりますが、お勧めです。
私の場合、「自然科学系」の書籍が多いのですが、書籍を読むときは、同じコンテキストの内容であれば、複数冊、必ず読むように、心がけています。 1冊だけですと、「ガセネタ」をつかまされることがあるからです。
ネットの情報も同じように、1つの記事に、とらわれないように注意しています。さらに自分以外の人に、物を話すときは、同じコンテキストの内容で複数冊の書籍を読んだ後にするように気を付けています。
ですので、書籍で騙されることは、年に1回くらいありますが、ネットの情報で、騙されたことは、ほぼ、ありません。 なぜなら、最初から信じていませんので。
「自然科学系」の書籍を読んでいると、死後の世界、霊界。。。などと言う、「ファンタジー」に何の興味も湧かなくなります。 人間、死ねば、分子、原子に戻るだけです。 そして、地球上で、使い回されます。 ただそれだけです。
「生まれる」ことの意味など無いのですが、それでも、命尽きるまで、生きるだけです。
■動的平衡3
<目次>
第1章 動的平衡組織論
第2章 水について考える
第3章 老化とは何か
第4章 科学者は、なぜ捏造するのか
第5章 記憶の設計図
第6章 遺伝子をつかまえて
第7章 「がんと生きる」を考える
第8章 動的平衡芸術論
第9章 チャンスは準備された心にのみ降り立つ
第10章 微生物の狩人
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■動的平衡2
<目次>
第1章 「自由であれ」という命令―遺伝子は生命の楽譜にすぎない
第2章 なぜ、多様性が必要か―「分際」を知ることが長持ちの秘訣
第3章 植物が動物になった日―動物の必須アミノ酸は何を意味しているか
第4章 時間を止めて何が見えるか―世界のあらゆる要素は繋がり合っている
第5章 バイオテクノロジーの恩人―大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力
第6章 生命は宇宙からやって来たか―パンスペルミア説の根拠
第7章 ヒトフェロモンを探して―異性を惹き付ける物質とその感知器官
第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?―エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代
第9章 木を見て森を見ず―私たちは錯覚に陥っていないか
第10章 「動的平衡」時間論―世界は流れゆく
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■動的平衡
<目次>
プロローグ 生命現象とは何か
第1章 脳にかけられた「バイアス」―人はなぜ「錯誤」するか
第2章 汝とは「汝の食べた物」である―「消化」とは情報の解体
第3章 ダイエットの科学―分子生物学が示す「太らない食べ方」
第4章 その食品を食べますか?―部分しか見ない者たちの危険
第5章 生命は時計仕掛けか?―ES細胞の不思議
第6章 ヒトと病原体の戦い―イタチごっこは終わらない
第7章 ミトコンドリア・ミステリー―母系だけで継承されるエネルギー産出の源
第8章 生命は分子の「淀み」―シェーンハイマーは何を示唆したか
第9章 動的平衡を可視化する―「ベルクソンの弧」モデルの提起
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