【面白記事】キレやすいおじさんに共通する特徴があった…! 相手を「許せない」のはなぜか

grayscale photo of man with mouth open

2024-06-25、
本日の面白記事は、キレやすいおじさんに共通する特徴があった…! 相手を「許せない」のはなぜか です。

世の中、「煽り運転」など、クズやカスがたくさん世の中に潜んでいますので、本当に困ったものですが、日常生活の中でも、高齢化社会になり、「脳」の配線がそれぞれ違う為に、色々な軋轢が生まれてきます。

生物多様性、ダイバーシティと言う言葉が有りますが、「人類の多様性」も相当、多様性たらけで、地球環境が物理的に激変し崩壊しない限り、生物は生き残れる仕組みを兼ね備えているのです。

この話をする前に、

1.「コロニー」を形成するアリやハチなどは、働いているのは2割と言われている

アリやハチのコロニーにおける「働きアリ」の割合については、「2:6:2の法則」または「働きアリの法則」と呼ばれる現象があります。これは、コロニー全体を100とした場合、20%がよく働くアリ(働きアリ)、60%が普通に働くアリ、そして残りの20%がほとんど働かないアリ(サボりアリ)で構成されるという法則です。

yellow and black bee on yellow and black surface

1)なぜ、そのようなことが生じるのでしょうか?

この法則が生じる理由は、アリの社会が「反応閾値」によって動いているからです。アリの前に仕事が現れたとき、まず反応閾値が最も低い(つまり一番働きやすい)アリが働き始めます。次に仕事が現れたときには、次に反応閾値が低いアリが働き始めます。これにより、仕事の分担がなされています。

仕事が増えたり、最初から働いていたアリが疲れて休むなどして仕事が回ってくると、それまで働いていなかった反応閾値が高い(つまり働きにくい)アリが代わりに働き始めます。このように、一見サボっているように見えるアリも、実際には「休憩しているアリ」であり、彼らが存在することでアリのコロニーは持続可能になっています。

また、働きアリだけを集めても、その中から6割の普通のアリ、2割の働かないアリが出てしまいます。つまり、優秀なアリだけを残しても、すべてのアリが働くわけではなく、2:6:2の割合になってしまうのが特徴です。

生き物(コロニーなど集団を形成する)の世界では、同じ反応で、働いて、全員、疲弊しない様に、何かあった時に絶滅しない様に、誰からの指令、指示も無くても、上手く生き残れるように、余剰人員?を確保する仕組みが「反応閾値」なのです。

 

2.このような特性は、アリの世界だけでなく、人間社会のあらゆる場面でも見られます。

これは、少数の要因が大きな結果を生み出す「パレートの法則」または「80:20の法則」とも関連しています。この法則を理解し活用することで、私たちの生活や仕事をより効率的に過ごすためのヒントになるかもしれません。

■パレートの法則について
パレートの法則は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した考え方で、「事象の8割が2割の要素が生み出している」というものです。これは「80:20の法則」または「ばらつきの法則」とも呼ばれます。

■この法則は、経済だけでなく、自然現象や社会現象など、さまざまな事例に当てはめられます。
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行うほうが効率的である。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
ただし、これらの事例は経験則であり、常に成り立つわけではありません。また、パレートの法則は、物事をスムーズに運ぶための補助的なものと認識することが重要です。この法則を理解し活用することで、私たちの生活や仕事をより効率的に過ごすためのヒントになるかもしれません。

 

3.職場でも、プライベートの生活でも「反応閾値」の差が

例えば、
■プライベートで、ほんの少しでもほこりがあると気になってすぐに掃除する人は、部屋の清潔さに対しての反応閾値が低く、かなり汚くなるまで掃除しない人は反応閾値が高いということになる。

■職場でも反応閾値の差が、彼氏との同棲生活以外でも、職場の人間関係で反応閾値の差を感じたことがあるという。
「私は仕事の納期への反応閾値が高く、もちろんきちんと間に合わせますが、逆に言うと当日に提出すればOKという考え方。だから納期から逆算してスケジュールを立てて余裕をもって取り組んでいます。例えば納期が3日後の案件があったとすると、私はその3日間で仕上げればいいというタイプだから、残業せずに即帰宅するんです。

でも、職場のある同僚は仕事の納期に対しての反応閾値が低くて……。
同じような案件を任されたその同僚は、任された仕事をなるべく早く、前倒しで終わらせたい性分のようで、たびたび残業しているんです。それだけならいいんですけど、周囲からは『あの人は残業してとてもがんばっている』と評価されて、相対的に私がサボッているように思われているようで、それが納得いかないんですよね」

 

4.反応閾値は、元々、生物学で使われる用語だった

性別や年齢によって反応閾値に差はあるのだろうか。また、個人の反応閾値はどのように決まるのだろうか。

1)生物の場合

そこで、ここからは北海道大学大学院准教授・進化生物学者の長谷川英祐氏の解説によると、「反応閾値という言葉は生物学で使われている用語で、アリなどの生態研究の際に用いることの多い言葉です。生物学的にいう反応閾値の意味は、ある仕事が出現して、その仕事を処理してくれという刺激を出し、それに対して個体が仕事を始める刺激の強さのこと、その個体が反応するかしないかという限界のことを閾値と言います。

アリは閾値の違いによってずっと働き続けているアリもいれば、滅多に働かないアリもいます。そして、働き続けるアリの8割は過労死してしまい、働かないアリと比べて早く死んでしまうということが研究でわかっています。ただ、働きアリが働かないアリに不満を持つだとか嫌だとかいう感情は全く含まれていないので、これが人間とアリの反応閾値で大きく違う点でしょう」

 

2)ヒトの場合、経験や育ってきた環境に左右される

では人間の個人の反応閾値の差についても教えてみる。

「まず、男性だから、女性だからといった性別による反応閾値の差はないと思います。遺伝的に決まっている部分もあるかもしれませんが、個人の反応閾値は、その人の経験や育ってきた環境に大きく左右されているようです。例えば、一般的に女性のほうが子供の頃から『女の子なんだから整理整頓してきれいにしなさい』などと、注意されるといった傾向があるでしょう。それも元来の性別の問題というよりも、『女性だからこうすべき』というような育てられ方をした経験によるものが大きいというわけです。

また、育ってきた環境という意味では、年代によって反応閾値の差はかなりあるでしょう。その時代時代で一般的な価値観や常識なども少しずつ異なりますからね。また、歳を取っていって自分が組織のなかで恵まれていないと感じる人は、他人に対する閾値が下がり、相手に対する許容範囲が非常に狭くなる傾向があるのではないでしょうか。自分の境遇に不満を持っている人は対人関係の閾値が低くなりがちということです。この“歳を重ねるにつれて反応閾値が低くなる”という現象は、男性に多いと感じます」

 

3)ヒトの場合、脳の障害「発達障害」、「人格障害」、「愛着障害」などの「脳機能障害」の度合いによっても左右される

新聞も雑誌も書籍も読まない、テレビ、ネットしか見ていない最下層の国民は、「脳」の仕組み、障害などについての知識が、学校でも学習しませんので、何も身に付いていません。

キレやすい人が増えている背景には、「前頭前野の未発達」、「セロトニンの不足」、「血糖値の乱高下」という3つの原因が考えられる様です。

ニューロダイバーシティ(神経構造の多様性):ニューロは「ニューロン(神経細胞)」、ダイバーシティの意味は「多様性」で、「人間、同じ「脳」を持った人間はいない」という事をどう認め合うのかだと思います。

例えば、
■ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合は、他人の事など感知するべき配線を持ち合わせていないので、協調する心など無いので、「反応閾値」の対象外でしょう。

ASDの場合、ルーチン作業を好むが、途中で別の仕事を割り込ませると、急に怒り出す場合があるので注意が必要です。

■ADHD(注意欠陥・多動症)の場合は、「やらなきゃ」と分かっていても実行できない、甘えが生じてしまう人たちですので、普通の人からすると、イライラする人たちでしょう。「反応閾値」が最低レベルの狂った対象外の人たちでしょう。

これらの発達障害の人達は、「グレーゾーン」の人達がたくさんいますので、すぐに分かる場合と、見分けるのが非常に困難です。

■老人の場合、高齢化社会になってくると、歳のせいで「認知機能」が衰えるとで、脳には「前頭前野」と云う部位があり、大脳「前頭前野」の抑制機能が衰えて、大脳辺縁系の「偏桃体(:恐怖、怒りなどを発動する機能)」が勝ってしまうで、すぐ切れる老人が出現していますが、これは仕方ありません。

怒りが急に発生したり、収まらなくなる事が多々発生する可能性が大きくなります。

一番、分かり易いのは、親に甘やかされて育った「腐れガキ」。。。前頭葉が幼稚なのです」。
育てた親の責任ですが、どの親も責任を取らない。

 

4)仕事とプライベートで閾値を変える人も

■事務職のBさんは、比較的に私生活での反応閾値が低く、仕事での反応閾値が高いというタイプだったが、このように家と職場で反応閾値が変化するという事もあるのだろうか。

「Bさんのケースとは逆ですが、例えば職場で反応閾値が低めで限界に達していても、仕事だから我慢しているというタイプの人は多いでしょう。
その精神的疲労の反動で、私生活では反応閾値が高くなり、家庭ではやらないといけないことをずっと先延ばしにしているというような人も少なくないでしょう。仕事とプライベートで閾値を変えなければやっていられないということかもしれませんね」

■結婚生活にも役に立つ方法として、領域ごとに役割を分担
最後に、反応閾値の差が大きい人と同棲や結婚といった共同生活を送るうえで重要なポイントについて

「家事などは領域ごとに役割を分担するのが一番の対処方法です。反応閾値は個人差がありますし、その人の疲労度や所属するコミュニティによっても変化します。反応閾値が高い人も、低い人も、ある程度相手を許容し、自分の価値観を押し付けないようにするという考え方が大切で、その心掛けが共同生活を円滑にしていくでしょう」

共同生活の相手に不満が溜まると、ついつい相手に強く当たったり改善を求めてしまったりしてしまうかもしれない。しかし、「反応閾値の差があるのだから仕方ない」とある程度割り切って、生活するしかないのかもしれません。

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