2020年10月23日、
本日の書籍紹介は、「ペルソナ 脳に潜む闇」 中野 信子 (著) です。
中野信子ちゃんの新刊が出ましたので紹介します。今回の書籍は、初の自伝的な内容に、時系列を溯りながらの展開になっています。
ペルソナとは、マーケティングでも使われますが、ここでは、ユングの概念である他者に対峙するときに現れる自己の外的側面と云う意味です。
「脳に潜む闇」となって居ますが、「闇」という言い方は、私は、あまり好きではありません。なぜなら、分からない時に「闇」という言い方で誤魔化す為の言葉だからです。
分かりやすく云えば、脳のネットワークの配線の複雑さでしょうか。皆、同じではないのです。 自己も正確に把握できてると云うのは、真実ではないでしょう。
ですので、「脳の仕組みの分からないことだらけ」でしょうね。
その前に、近況を
コロナ禍の中、私自身の生活は、ほぼ、何も変わっていません。
一つだけ違うとすれば、各駅、公共の交通機関の車内、お客様の会社の訪問する時など、マスクを着用。。。これくらいなもんです。
札幌の郊外の様子
自宅から、最寄りの駅まで徒歩で行くのですが、みんなマスクをしていることに「はあ?」と思います。 歩道を歩いてゆくのですが、すれ違う人も、まばらなのですが、マスクなどする必要の無い所でも、「バカ」どもは、みんなマスクをちゃんとしているのです。
本当に、日本人は、「他人と合わせていないと不安なんでしょうね」。多分、ゼロリスクを取っているのとは違うのです。
さわやかな秋風が吹いている野外で、もっと蔓延していれば別でしょうが、飛沫を飛ばされるタイミングの少ない状況で、ウイルスを拾う事はまずないでしょう。
バカは、想像力が貧困の為、こんなことも認識できないのでしょう。だからバカなのですが。
但し、人ごみの中、建物の中、換気の悪い室内でのマスク着用の重要性を否定している訳ではありません。完全防備ができない(せいぜい60%)までも、ウイルスの「曝露量」を減らす効果はあるように思いますし、もし自分が「無症候性感染者」だった場合、感染を広げない効果もあるでしょう。
あれだけ、新型コロナウイルスの話題が、連日、報道されていますが、果たして、正確な新型コロナウイルスの情報をちゃんと知っている国民はごく僅かでしょう。
「コロナ菌」と言っているバカもいる。 コロナウイルスは、菌ではない。 アホか。。
ただ、「怖い。。。」これだけで、バカで無知ですので頭の中は空っぽのままです。 世の中を構成している、圧倒的多数の国民は、こんな「低脳」レベルなんでしょう。
今は、世界から見れば、平和な国なんでしょうが、やはり「怖い」国です。 どこの国も大差ないでしょうが、特に、日本の場合は、「同調圧力」が強いのです。
島国独特の「クソ根性」が染みついた国なので、どうしようもありません。こんな国では、「頭の配線のおかしい奴」が、のし上がると、とんでもないことになります。
また、第二次世界大戦の時と同じように「鬼畜米英」と叫ぶ奴で、溢れかえる世の中にあっという間になる恐ろしさを秘めている国なのです。
「思考を停止」したと云うより、元々、「思考していない」国民が殆んどですので、本当に、日本は「怖い」国なのです。
コロナウイルスより、無知で「アホ」国民がたくさん居る日本の方がよっぽど「怖い」。
どこが、先進国だって?
「同調圧力」に支配された「思考できない」国民で溢れかえっています。
▮「ペルソナ 脳に潜む闇」 中野 信子 (著)
<目次>
はじめに わたしは存在しない
1章 サイコマジック――2020
2章 脳と人間について思うこと――2010~2019
3章 さなぎの日々――2000~2009
4章 終末思想の誘惑 ――1990~1999
5章 砂時計――1975~1989
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<感想>
人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった。
自分と、他者との関係性に、喜怒哀楽を交えながら記載されていていますが、やはり他人に規定される自分について、「いや、違うってば」という思いが漂っています。
確かに、「男社会」の中で、たとえ飛びぬけた頭脳を持った「女性」でも生きてゆくのは大変でしょう。
わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。
彼女の人生観、価値観が、随所に記載された、面白いというより、可愛い書籍です。
他人が、私を認識している様に思っても、他人は私のことなど、何一つ、分からないだろう、そう、自分でも分からないのだから。。。。と云う様な思いが溢れていますが、そこが、いいですね。
人間(ホモ・サピエンス)も他の動物も、自分の意思通リに行動していると思ったら、それは、大きな間違いです。
無意識に左右されている部分がほとんどですので、何も驚くことは無いのです。 脳は、まだまだ不明な点が多すぎますので、これが解明されない限り、優秀な人間に似せた、人工知能ロボットは完成しないでしょう。
最後に、こう書いています。
これは私の物語のようであって、そうではない。本来存在しないわたしが反射する読み手の皆さんの物語でもある。
彼女も、幼少期の頃は、おかしい子、扱いにくい子だったようで、共感能力が低く、利己的だととまで、先生に言われているところなど、自分と似ているなと思うのですが、この歳まで来ると、なんとか、他人に自分をあわせる事を少しは覚えたのか、自分でない自分を演じる事がうまくなった様に思いますが、如何せん、私の場合は、嫌われてもかまわないと思っている相手に対しては、かなり「毒舌」なのは変わりません。
しかし、私の毒舌は、媚びませんし、言ってはいけないのだが、世の中の「不都合な真実」を言っているだけで、嘘はついていませんので、内緒で「そうだよね」と言う人が必ず居るはずです。
世の中で、一生懸命に働いている女性を観ていると、やはり、応援したくなります。 これは自分に娘がいるせいもあると思いますが、男社会の中で、どんな風に生きて行くのか。。。
「悪党」と言われる部類の女性との付き合いはありませんが、やはり、性格と云うより、脳の配線が、普通と違う女性もいますし、女性でもコミュニケーション能力の低い子もいます。
特に女性は、自分を最大限、損をしないように良く見せる為に、不利にならないように振る舞う、表向きは言動に注意している所など、半径5m以内に注意を払っているのは分かりますが、所詮、注意している範囲が半径5m以内で、認識すべき範囲が狭すぎる所が悲しい面でもあります。
普通の子達は、当たり前のようにやっていますが、それが、中々、難しい子達もいます。
偏差値の高い、優秀な子に多いのですが、自閉症(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンの子が、男子、女子ともいますが、女子の場合は、男子と違い、特徴を「カモフラージュ」するのが、上手ですので、わかりづらいのですが、特徴さえちゃんと認識していれば、気が付きます。
まず一番わかりやすいのは、隠しても隠しきれない特徴は、あちこち話が飛びまくる「女子トーク」に参加する事が出来ない点でしょう。 そして、こんな女子は、ストレスをためやすく、体調を崩しやすいのです。
政治、社会、脳科学、人類学、遺伝学など、人間って何者なのか? という幅広い知識を身に着けた女性は、あまり見たことがないのですが、いつも行く、「スターバックス」でアルバイトをしている偏差値の高い国立大学の女子学生などは、慣れてきて、おじさんが変な質問をすると、食い付いてきて、一生懸命に考えてくれる時があり、とても愛おしいのです。
「この子なら、男社会の中でうまくやっていけそう」と思う子は心配ないのですが、いくら優秀でも、そうではない子が居ますので、そんな子の方が、ちょっと気になります。
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