【書籍紹介】シャーデンフロイデ  他人を引きずり下ろす快感 中野信子 (著)

2018年1月18日、
本日の書籍紹介は、「シャーデンフロイデ」  他人を引きずり下ろす快感
中野信子 (著)
170ページの文庫本ですので数時間で読んでしまいましたが、彼女の文章は、とても読みやすく、読んでいて、立ち止まることも無く、一気に読めます。 人間の「脳」の「不都合な真実」を語るのがとても上手です。

人間って、「自分の意志だけで行動している」と思っている人は、地球100周ほど、周回遅れですが、自分がどんだけ、世の中から遅れているか、分かっていない人たち、多勢に無勢ですので、「そんなことはない」と。。。。同調圧力がかかります。

よく、こんな事を云う奴も居ます。「自分はアナログなので、デジタルは苦手で。。。」

お前の頭は「脳」は、電気信号で情報のネットワークがはられた「デジタル」だってことを何も分かっていない奴も、多勢に無勢です。 人の脳は、実に都合がいいんです。

 

– 目 次 –
第1章 シャーデンフロイデ
第2章 加速する「不謹慎」
第3章 倫理的であるということ
第4章 「愛と正義」のために殺し合うヒト

シャーデンフロイデ」とは、誰かが失敗した時に、思わず湧きおこってしまう喜びの感情のことです。
成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し、喜びに浸る。実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっているようです。
彼女も、脳内物質「オキシトシン」の存在、役割をよく自身の著書で使い説明します。
脳内物質は、オキシトシンばかりではなく、セロトニン、ドーパミン、エンドルフィン、アドレナリンなど、多数存在していて、脳をコントロールしていますが、「絆(きずな)」ホルモン、「愛着」ホルモンともいわれている「オキシトシン」の存在は、これは無くてはならない物質なのですが、人間の相反する行動(愛と憎しみ、集団を守るための原動力になっています)を引き起こす原因にもなっています。

ヒトは、集団を構成することで生存率を高め、生き延びてきた種であると考えれています。

内部の敵、外部の敵が有りますが、集団を崩壊させないように、最も危惧するのが、内部の敵で、社会的排除の原理が働きます。 現代社会ででは、「ネットでのバッシング」、学校の中の「いじめ」だったり、昔であれば「村八分」などがそうでしょう。

脳内物質「オキシトシン」は母親になるのに、大切な物質なのですが、これが、結構、生き物をコントロールしている事が、面白く記載されています。

 

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