2022-10-26、
本日の書籍紹介は、限りある時間の使い方 オリバー・バークマン (著) です。
本書は、時間をできるだけ有効に使うための本だ。
ただし、いわゆるタイムマネジメントの本ではない。
結論から先に言えば、本当に忙しくしている人は、読んで役に立つのかと思うのですが、人生、ぐうたらで、別にたいして忙しくない人が、読んでも「あっそう!」という程度でしょう。資本主義の奴隷になって、金儲け、上昇志向の持った人なら、少し役に立つでしょう。
「生産性が低い」とか 「忙しい」とか 「時間が足りない」などと云う言葉は、何がどうなのか漠然とした状態では議論するには曖昧過ぎるし、具体性がなければ、一般論過ぎて話をする意味がない。
・「生産性が低い」とか・・なんの生産性か?
・「忙しい」とか ・・・・なにが忙しいのか?
・「時間が足りない」・・・なんの時間? バカゲームをする時間、金儲けの時間、睡眠時間
遊びなのか、仕事なのか、人それぞれ、それをどう捉えるのか全然違うでしょう。
要は、あなたの忙しいと、私の忙しいは、全然違うでしょうという事です。
資本主義の奴隷になって、一生懸命、ちゃんとしようと努力をしているつもりの人や、金儲け、上昇志向の持った人には、少し役に立つでしょう。そんな人が読めば、時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろうと言うお話です。
ヒトは、一度抱いた「欲望」はなかなか捨てられないのです。
その欲望と闘い、本来の自分? を取り戻すには良いのではと思うにですが、まず、本来の自分が何か?などと考えても答えは出ないでしょう。
▮限りある時間の使い方 オリバー・バークマン (著)
<目 次>
PART 1 現実を直視する
□第1章 なぜ、いつも時間に追われるのか
□第2章 効率化ツールが逆効果になる理由
□第3章 「時間がある」という前提を疑う
□第4章 可能性を狭めると、自由になれる
□第5章 注意力を自分の手に取り戻す
□第6章 本当の敵は自分の内側にいる
PART 2 幻想を手放す
□第7章 時間と戦っても勝ち目はない
□第8章 人生には「今」しか存在しない
□第9章 失われた余暇を取り戻す
□第10章 忙しさへの依存を手放す
□第11章 留まることで見えてくるもの
□第12章 時間をシェアすると豊かになれる
□第13章 ちっぽけな自分を受け入れる
□第14章 暗闇のなかで一歩を踏みだす
エピローグ 僕たちに希望は必要ない
付録 有限性を受け入れるための10のツール
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