【教育問題】最終学歴“未就学・小卒”が1万6千人超…県立の『夜間中学校』三重県が新設検討 2025年度開校目指す

Students Putting Things on their Bags

2022-10-08、
本日のお題は、最終学歴“未就学・小卒”が1万6千人超…県立の『夜間中学校』三重県が新設検討 2025年度開校目指す です。

三重県内には、2020年の国勢調査で最終学歴を「小学校卒業」や「未就学」とした人が1万6000人以上いることがわかっていてるそうですが、なんでこのようなことが日本社会の中で起こっているのか?

日本のこの現代社会でちゃんと、義務教育さえも終了していない子供たちが溢れている。
これは「三重県内」のお話で、全国の都道府県を集計したら、恐ろしい数になるのは必然でしょう。

教育問題は、色々な問題があることは認識していたが、これほどまでの状況になっているとは知らなかったのですが、色々な問題が絡んでいて、どこから話せばいいのか、悩ましい問題でもあります。

■親の問題として分類すれば
少子化が進んでいるのに、なぜ親は子供を虐待・ネグレクトするのか?
今まで、普通に日常的に行われていた、粗雑な親たちが、世の中の正常、異常の考え方が変化しているにも関わらず、対応できない、するつもりもないかの様に、密室で繰り返される行為を誰も止められない。

子どもは社会の宝」と云うなら、「クズ親」に子育てを全部させないで、もっと社会で育てようと云う考え方が進まないといけないが、「クズ親」に限って、自分の子供だと権利を主張してくるから始末が悪い。 子供の問題は、親の問題でもある。育てる能力のない、親が子供を産んでしまう現状は変えられない。

■学校教育は、誰かが言っていましたが、ある意味「洗脳」です。
みんなに同じことを教える、それが間違っていようが、いまいがに関わらず教え込まれる。
教師と生徒、生徒間の関係性において、うまく立ち回れない子供が多くなっているのも確かです。

■これらの問題をどう分類すべきなのか、すべきでないのか、本当に難しい。
ヒトは社会的な動物ですが、その社会の中で、うまく生きて行けない人たちの中には、決して目に見えない「脳」の問題を抱えている場合がある。それが「生まれ付き」なのか、「生後の養育環境」なのか、複合的な問題なのか、一人ひとり違うので厄介なのです。しかも、親の代から続いている場合もあるので、どうしようもない。

しかし、何が正常なのか?、異常なのか? 社会および個人がはらむ「異常の構造」は、何なのか? もう一つ、正常の構造は何なのか? 「常識の意味」は何なのか。

こんなことを考えさせれる問題でもあります。

1.社会全体の問題では

1)少子化の問題

■そもそも、産まない女たちも居る。
なぜ、女が子供を産んだあと子育てしなければならないかと云う議論もある。
だが、動物界では、クマ、ゾウ、ヒョウ、キツネなどは、雄は交尾をする時だけ雌に近づき、子育てはメスだけで子供を育てる。 サルは乱交型で誰の子か分からない。ゴリラは、雄1頭に数頭のメスが居るハーレムを作る。
だから「睾丸」の大きいのは、「精子間競争」の激しいサル(チンパンジー)が一番大きく、ゴリラが一番小さい。ヒトはサルとゴリラの中間です。

ヒトの社会では、大抵は好き勝手に交尾をするから子供が生まれるので、ちゃんと育てる事が出来なければ、悲惨なことになるが、産む、産まないは勝手だが、ちゃんと育てることができないにも関わらず、交尾をするから子供が生まれる。動物の中では、ヒト(人間)は成長するまで一番手間のかかるい生き物ですが、それが出来ない人間が居るにもかかわらず、交尾をするから子供が生まれる。

■産む、産まないも勝手。ちゃんと育てる、育てないのも勝手では、人間社会が「カオス」になる、もうなっているか。

まともな女性は、中々結婚できずに産むチャンスを逃すが、後先考えない、すぐに結婚してしまうような女性は、好き勝手に子供を産んだはいいが、ちゃんと育てる事ができない女性が多いのか、少ないのか?

2)相対的貧困の問題

貧困の定義としては、大きく分けると
・「絶対的貧困」:人間として最低限の生存を維持することが困難な状態
・「相対的貧困」:その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態
に分かれます。

親の経済的な貧困ー->教育格差ー->子供の低学力・低学歴ー->不安定な就業、社会的排除とスパイラルが発生する。

親の経済的な困難は、子どもにさまざまな影響を及ぼし、世代を超えて連鎖します。

2.親の問題では

1)虐待・ネグレクトなどクズ親の問題

児童虐待は、2020年度は20万件超で過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめでわかりました。増してや、児童虐待、DVについても、誰も騒がない。。。世の中、マスコミが騒がなければ、騒いだとしても、何も関心がないのでしょうか?

自分が存在している社会の階層は、決して高くなく、むしろ、底辺の方ではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。 そんなモンスターみたいな奴、見たことない。。。のです。

棲んでいる「階層」が違うと云うより、孤立した中で密かに行われている「悪事」の様に思います。

虐待の内容別にみると、最も多かったのは
▮暴言をはいたり、子どもの目の前で家族に暴力を振るったりする「心理的虐待」で12万1325件(59.2%)に上り、前の年度より1万2207件、率にして11.2%増えました。
▮殴るなどの暴行を加える「身体的虐待」が、5万33件(24.4%)
▮子どもの面倒をみない「ネグレクト」が、3万1420件(15.3%)
▮「性的虐待」が2,251件(1.1%)

そんなに、暴力や暴言を吐く、そんなクズ「親」が沢山いるとは思いたくないのだが、経済的に困窮し、孤立すると、人間は、簡単に「クズ」、「鬼畜」に成り下がってしまうほど弱い存在なのでしょうか。 しかし、大丈夫な人もいる。 この違いは、どこからくるのでしょうか?

現代社会では、結婚しても、義理の親とも一緒に暮らすのは、もちろん嫌だし、頼れない実の親もいる。 だから、貧困状態に近ければ、逆に核家族化してゆく。 そうすると、誰も見ていないため、自分の困窮を一番弱い者に向けて、ぶつけてしまうのでしょう。

虐待、ネグレクトが発生している家庭は、どんな親で、どんな経済状態なのか?
クズとくっ付いて、別れて、経済的に困窮する これは親のまた親の時代からの連鎖の場合もある
犯罪と同じで、見つからなければ、何でもやってしまう

「性的虐待」など、本当に頭の配線が狂っていなければできない様な事でも、平気で一線を越えてしまい、それでも平気で生活して行ける。

「鬼畜」とよく言うが、それ以下でしょう。 「外道」という。

世の中、「サイコパス」以上に、簡単に「鬼畜」以下になり下がることのできる「バケモノ」がたくさん存在しているのは確かです。

子供には、今まで「人権」が無いかのように扱われているが、その親自身も、劣悪な養育環境の中でそうやって生き抜いてきているので、それが当たり前と思い込み、始末が悪い。

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2)保育園や幼稚園に通えない「無園児」の問題

厚労省は2月、保育所や幼稚園、認定こども園に通っていない0~5歳児が全国で約182万人(19年度)に上るとの推計を公表した。

施設に通わない子どもは「無園児」と呼ばれる。
今年8月16日、親子が孤立すれば虐待などのリスクが高まるとの指摘があり、それを回避するのが狙いなのですが、政府が初の本格的な対策に乗り出すことが分かった。

保育所や幼稚園に通っていない小学校就学前の子ども(0~5歳児)のうち、育児で困難を抱える家庭について、対策が施されれば良いのですが。

3)親の格差が生む教育格差と養育環境の劣悪さ

親の格差と云っても、経済的な格差、教育レベルの格差などあるが、必ずしも、生活レベルが上にいても、病んでいる親を持てば、格差が生じてしまう。

劣悪な環境で、生き抜き育った「親」が、その子供に同じような環境を強いることになってしまう。

3.学校教育の問題では

1)イジメの問題

なぜ、イジメられた子供が転校するのか? そうではなく、イジメた子供は、「少年院」の一歩手前の学校を作り、その学校に送致する、そこで再教育する。

被害者を動かすのではなく、加害者を囲え。

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2)いじめを隠そうとするクズ教育者(特に管理職)の問題

「いじめ」は、決してなくならないのです。
どう対処したかを評価すべきで、「うちの学校にいじめはありません」とほざく、隠蔽した教育者は、教員資格をはく奪、校長・教頭は平の教員へ降格すればいい。

3)教員不足の問題

先生もまた病んでしまう。
先生に、多くの役割を負わせすぎではないでしょうか。

先生なんて、一般企業で働いたことのない、「かごの中の鳥」状態の人が殆んどでしょう。
その先生に、子供に教えること以外のカウンセラー的な仕事や、「モンスターペアレント」の対応までさせるから、先生も病んでしまうのでしょう。

少子化の中、先生が足りないなんてありえないでしょうが、教育現場では、働き方改革などは、嬉々として進まない状態が続いている。

 

4.発達障害の問題、不登校の問題

「引きこもり」「不登校」になる問題は、引きこもる、不登校でも居られる家があるうちは良いが、親が亡くなったら、どこに逃げ込むのか?

社会や学校で活動できなくなってしまった人たちの中には、発達障害などのグレーゾーンの人達がたくさん居て、社会や学校などでそれを受け入れない状態が続いているからでしょう。

「不登校」や「引きこもり」になる人たちの何割かは、発達障害を背負った人たちだと言われていますが、同じように、ボーダー(境界知能)と呼ばれている人たちが含まれていると予測します。

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5.人間の「知能(IQ)」に関する問題

知的障害
■IQ:70 – 85 ボーダー(境界知能と呼ばれていて、知的障害者とは認定されない。
■IQ:69以下が、知的障害(IQにより、軽度、中等度、重度の分けられる)

 

1)「ボーダー」の子供たちを置き去りにしてきた問題

少年院などで子供たちを見ている過程で、問題を起こして少年院に入ってこなくても、軽度知的障害(知的障害の8割)、ボーダー(境界知能)の人たちは、知能検査で問題なしと判定されます。
しかし、認知機能が低いのですが、健常者と見分けがつかなくなり、「忘れられた人々」として、普通の学校でも、困っている子供たちがたくさん居ると言っています。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々が居るのです。

この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の指導要領にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。
みんな同じではないのです。 「義務教育制度」も変える必要があるでしょう。

 

2)「2E型ギフテッド」の問題

「ギフテット」は、特別な才能だけでなく、「発達障害(自閉症スペクトラムやADHD、LDなど)」の特性も併せ持つケースを「2E(twice-exceptional:二重に特別)」と呼び、二重の特別な配慮が必要だと考える専門家もいる。

文科省は来年度から支援策づくりを始めるが、その内容は教育委員会や大学に
〈1〉個々の才能に応じた柔軟な授業作り
〈2〉学校になじめない子供を支援するNPOなど学校外組織との連携
〈3〉才能と障害を併せ持つ児童生徒への対応
などに取り組んでもらう。2023年度中にも効果的な指導法や支援策をまとめる。

文科省は今回の支援策を英才教育とは位置づけておらず「過度な競争をまねく恐れ」があるとし、IQ(知能指数)などの基準に基づく才能の定義づけも行わない。

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