【書籍紹介】 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか  川北省吾(著)

この記事は約3分で読めます。

2026-02-09、
本日の書籍紹介は、新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか  川北省吾(著) です。

この書籍は、冷戦終結後の「自由で平和な秩序」がなぜ崩壊し、再び軍事力や強権が支配する「弱肉強食の世界」に戻ってしまったのかを鋭く分析した一冊です。

新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか

<目次>
プロローグ 「警察官」の退却
第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ
第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病
第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望
第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興
第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理
第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観
第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威
第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序
第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義
エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
—————————————————

本書は、1989年のベルリンの壁崩壊から現在に至るまでの「30年余りの歩み」を、国際政治の本質から問い直します。

■核心的な問い
かつて私たちは「経済が発展すれば民主主義が広がり、戦争はなくなる」と信じていました。しかし現実は、ロシアのウクライナ侵攻や米中対立、各地の紛争激化など、「力(軍事力や強制力)こそが正義」という古いルールが復活しています。
なぜこうなったのか?

■主な論点

  • 「リベラルな秩序」の限界:
    西側諸国が推進した民主主義と市場経済の拡大が、逆に格差や反発を生んだ背景。

  • グローバル化の誤算:
    相互依存が深まれば平和になると予想されたが、実際には「依存」が武器として使われるようになった(経済的威圧)。

  • アメリカの変質:
    「世界の警察官」を辞めたアメリカと、その空白を突く権威主義国家(ロシア・中国)の台頭。

  • 「正義」の衝突:
    それぞれの国が自国の「正義」を主張し、共通のルールが機能しなくなった現状。

————————————————————————————————–

「最近の世界情勢、どうしてこうなった?」とモヤモヤしている人、国際ニュースを表面的な出来事としてだけでなく、歴史的背景から理解したい人、これからの日本が国際社会でどう立ち回るべきか、指針が欲しい人にお勧めです。

関連記事
【書籍紹介】 「あの戦争」は何だったのか (講談社現代新書) 辻田真佐憲(著)

Sponsored Links




 

コメント