2020年7月12日、
本日もまた面白記事を一つ紹介します。
プレジデントオンラインの記事で、
「人はなぜ不倫をしないのか。私には信じられない」と。。上野千鶴子先生は述べております。
上野 千鶴子(うえの ちづこ)先生をご存じの方はいますでしょうか?
日本のマルクス主義フェミニスト、社会学者。専攻は、家族社会学、ジェンダー論、女性学で、東京大学名誉教授です。
平成31年度、東京大学の入学式の祝辞「女子学生の置かれている現実」でも、話題になりました。
構造主義文化人類学と社会科学の境界領域を論じた理論社会学について研究者となり、この頃の1970年代の論文は『構造主義の冒険』にまとめられている。1980年(昭和55年)にマルクス主義フェミニズムを知り、これの紹介者・研究者となる。
私の場合、大抵の人には口で戦っても勝てるでしょうが、先生には絶対勝てないでしょう。
先生くらいまでになると、「人はなぜ不倫をしないのか。私には信じられない」と言っても、誰も叩きません!
SNSでも、話題にもなりませんし、怖くて、噛みつく人もいないでしょうね。
「出る釘は打たれる」と言いますが、「出過ぎた釘は打たれない」のです。
「SNS(低レベルの人間たちの集合体)」の中で、叩き合いが止まないのですが、便利で手軽なこの集合体から、はやく抜け出すことをお勧めします。無くても何も困らないでしょう。
先生、曰く、
私はフェミニズムが男との平等を求める思想である以上に、自由を求める思想だと思っています。平等より、私は自由がほしかった。
性的な身体の自由はとりわけ重要なものだと思っています。それを結婚によって手放すなんて、考えただけで恐ろしいくらいです。
フェミニズムについての話をいろいろなところでするのですが、年齢層が高いと、この「性的身体の自由」については、スルーして誰も反応してくれません。アキレス腱なんでしょうか。それとももう賞味期限切れと思っているのか。
恋愛はエゴイズムの闘いですよね。独占欲をあからさまに示すのは、人間らしいエゴイズムかもしれません。
男はそれを無邪気に見せますね。男が不倫をするのは無邪気なエゴイストだからだといつも思います。女がそれを上回る無邪気なエゴイストになれば、男が黙って我慢してくれる関係になるかもしれません。
私はこう考えています。
「一夫一妻制」の国ですので、問題はあると思いますが、生き物の宿命として、「相手を選ばない雄の積極性と、相手を選ぶ雌の受動性」が一番、自然で良いのではと思います。
■ダーウィンの覗き穴:性的器官はいかに進化したか
先生の著書を読んだ中では、「女ぎらい」が、大変面白かったのです。
「女ぎらい」これを「ミソジニー」と言います。
とにかく、「男社会」をバッサリ切っています。 そこが、私にしてみれば、怒りなど湧いてこず、とにかく、よくぞ書いたなと思い、面白いのです。
■女ぎらい
多分、私も「ミソジニー」でしょう。 若いおチビちゃんたちは、大好きですが、30歳過ぎても、頭の中が空っぽのくせに、腐れ生意気な「××あ」が、大の苦手です。
人間と云うより、「バケモノ」にしか見えない時があり、自然に鳥肌が立ちます。
本当は、そんな事ではなく、私はフェミニストではありませんが、娘が2人いますので、この男社会の中で、どう感じ、どう生きてゆくのか、何も言いませんが気になる事柄でもあります。
もう一つ紹介します。
文中に記載した「構造主義」に関連する書籍ですが、
■
人類学の分野でも、「文化人類学」なるものがあるということも、当時知らず、ホモサピエンスは、過去と比較して、そんなに進歩したのだろうか?
本当は、本書を読む前に、「実存主義」、「構造主義」、「ポスト構造主義」とは何ぞや?
とかじっておくと、より理解できると思います。
「実存主義」はサルトル、「構造主義」はレヴィ・ストロース、「ポスト構造主義」は代表的な思想家でいえば、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダが登場します。
このように、思想、哲学、社会学、人類学、文化人類学、生物学、遺伝子学、脳神経学など、一見、関連がなさそうですが、全部つながっています。色々な書籍を読んでいる内に、この繋がりを発見した時に、読んでいて「面白い」と認識できるのですが。。。。。
—関連記事—
・【書籍紹介】 日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 小熊 英二 (著)
・【書籍紹介】 「私たちの国で起きていること」 小熊 英二 (著)
・【書籍紹介】 「怖い凡人」 片田 珠美 (著)と「人間の弱さと愚かさ」についてです。
コメント