【書籍紹介】ちょいバカ戦略 ~ 意識低い系マーケティングのすすめ バカに発見されると流行るのです。

2019年2月2日、
本日の書籍紹介は、「ちょいバカ戦略」 ~意識低い系マーケティングのすすめ  小口 覺(著)

私の様に、物を売ることなど、1mmも考えたことが無い人間でも、分かる「不都合な真実」
世の中のマジョリティは、ほぼ「おバカ」で占められている事さえわかれば、「おバカ」に受けるものを作れば、ほぼ売れるのです。 バカに発見されると流行るのです。

・「意識が高い」のと「意識高い系(揶揄の対象)」は別ものだそうです。
・「意識が低い(揶揄の対象)」のと「意識低い系」は、逆転する。

■「ちょいバカ戦略」 ~意識低い系マーケティングのすすめ

目次
第1章 上から目線ではモノは売れない(アップル躍進の陰には「意識の低さ」がある 革新的でセンスがいい;アップルは本当に革新的だったのか ほか)

第2章 意識低い系の感覚を身につけよう(メジャーはマイナーよりも強い 洋楽好きな俺ってすごい;マイナーをメジャー化する利益は大きい ほか)

第3章 意識のマッピングでマーケットを分析する(お笑い芸人の業界マップ;「ムリ」「ムダ」なゾーンを見つける ほか)

第4章 トレンドは意識的につくるもの(流行ものには福がある ロジックよりも欲望を明確にする;特殊な欲望なら市場を独占できる ほか)

第5章 意識低い系ブランディング(まずは下手に出てみる あえて自分を低めに見せる;孫正義とSNS ほか)
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例えば、AppleとMicrosoft iPhoneはみんな知っているが、「Windows Phone」なんて、ほぼ誰も知らない。「Windows Phone」は、元CEO「スティーブ・バルマー」時代に、Microsoftがリリースしたスマートフォンです。

スティーブ・バルマーが、最後に負け惜しみで言っていたのは、「AppleのiPnoneの様に、サブスクリプション方式で、日本のキャリアにタダで配れば、売れたかもしれない。。。」と。。。この爺さん、何も分かっていないのです。

Android、iOS、Windows Phoneの3種類とも使用したことがありますが、日本のパソコンの普及率、使いこなせるユーザー数を考えると、あの「Windows Phone」の様に小難しいスマートフォンなど、誰も使えないし、使おうともしないでしょう。

Androidのスマートフォンでも危ないですが、Appleの「iPnone」の様に、バカチョンでないと、「意識低い」ユーザーには受けないのです。

 

コマーシャルを見ても分かります。

AppleやMicrosoft社の作成したテレビ「コマーシャル」は、度々、問題になりました。

意識低い」ユーザーから気に入らないと。。。。

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・もう一つ、Microsoft編です。
WindowsのCMで女の研修医が出てるやつ、ムカつかね?

 

なんで、勘違いして、この様なコマーシャルに「腹が立つ」のでしょうか?

簡単です。
本当は、スマホもタブレットも、パソコン(コンピューター)ですが、コンピューターも使いこなせない、オモチャ以外に使いみちのない、自尊心とプライドだけは一人前の「アホ」だからでしょう。

せいぜい、「バカ動画」や「エロ動画」を観たり、「バカゲーム」をするしか能のない奴が「ほざいて」いるだけです。 本来であれば何も気にする必要など、1ミリも無いのです。

 

その点、日本の「キャリア(土管屋)」のコマーシャルは、決して炎上しません。

何故なら、「犬」や「猿」で勝負していますので、決して文句を言われないのです。。。

もっとも、キャリアのユーザーは、「意識低い」と云うより、「犬」や「猿」レベルなので、ぴったりなのかもしれません。日本の「キャリア(土管屋)」共も、そこだけは、あざとく、決して、AppleやMicrosoftの作る様なコマーシャルは間違っても作りません。

こいつら、回線(土管)しか売る物を持っていませんので、「意識低い」ユーザーに嫌われたら、おまんまの食い上げに合いますので、百も承知なのでしょう。

 

この様に、世の中の消費は、ほぼ、おバカな人間たちに支えられて回っている事を教えてくれる一冊です。

こんなのこの本を読まなくても、百も承知な方はいるのですが、物を売る側の方は、この事に気が付いていないのかもしれません。

私などは、物を売っていませんので、世の中の人間に対して、「不都合な真実」や「バカ」「アホ」と平気で記載しますが 、物を売り、儲けたい方は、世の中の大部分を占める、この様な人たちを大事にしないと、物は決して売れないという事を忘れないことです。

メーカーがあり、売るための販売店がありますが、ユーザーとの接点の部分で、売る側、個人の「意識が高い」のは当たり前ですが、「意識低い」ユーザーに嫌われないように売らないと売れないのです。

圧倒的多数の「意識低い」ユーザーが買ってくれるのです。 だから儲かるのです。

意識低い」ユーザーは、決して減らないのです。 そして変わらないのです。「意識低い」のユーザーに好かれるようにすれば、売れる販売店になれるのです。

どうやって?。。。。。そんなの自分で考えろ。 意識が高いんでしょう?

 

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