2023-04-21、
本日のお題は、「脳科学はマスコミが作り出した幻」一大”脳ブーム”を生み出したベストセラー本を精神医療の権威が完全論破 です。
下記の岩波明(著)『精神医療の現実』(角川親書)の一部を再編集した記事の中で記載されている様で、世の中の低レベルさを暴露しています。
どうやら、脳に関するブームを起こしたきっかけとなる書籍が1995年の『脳内革命』(春山茂雄、サンマーク出版)の出版がきっかけだったらしいのですが、私はその前から、脳に関する書籍を数多く読んでいるが、読んだこともない書籍です。
専門家からはこの本の内容について批判が相次いだ。『医者からみた「脳内革命」の嘘』(永野正史、データハウス)という本も出版されている。批判者によれば、春山氏が述べている「楽しいことを考えれば、気持ちを前向きに持っていれば、脳内モルヒネが出てさまざまな病気が治る」という説は、医学的に実証されていないことが指摘されている。
「脳内革命」の著者は、脳科学の素人で、確かに東大医学部卒の専門は消化器外科の臨床医で、「脳科学」やそれに関する研究とは無縁の存在であったにも関わらず、と本人とこれを持ち上げたマスコミをボロカスにしているのですが、読む方も、読む方でする。これに拍車をかけて乗っかってくるのが健康食品業界で、バカやアホがサプリメントを飲めば治る訳がなく、世の中の大半が、バカやアホだらけの世間に、吹聴されれば、物が売れる事になる。
■過去にも、このような記事を掲載したことがあります。
・【書籍紹介】ベストセラーの『妻のトリセツ』がちょっと問題になっています。
黒川伊保子(著)『妻のトリセツ』などのトリセツシリーズについてです。
彼女は、コンピューターメーカーで14年間AI開発に携わり、脳とことばの研究をしていただけで、脳の研究をしていたわけではないのです。
■バカやアホにつける薬は無い。
年に一冊の書籍も読まない輩が、テレビで言っていれば、「おう、そうかそうか」となってしまうでしょう。 バカやアホは、自分がバカやアホだと、自分自身で「認識」出来なければ、絶対に治らない症状なのです。
最後に、
人間とは何者なのかは、脳科学で言われている脳の仕組みも必要だが、人類学、精神疾患、生物学、遺伝学、社会学、人工知能などの側面から「学習」する必要があり、「人間(男性・女性)」と言う「生き物」の事が理解できると思います。
決して、薬やサプリメントなどで、自分のバカやアホは治りません。
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