【面白記事】女性の脳は月経周期で劇的に変化すると判明、感情や記憶への影響は未知数、最新研究

2024-02-18、
本日のお題は、女性の脳は月経周期で劇的に変化すると判明、感情や記憶への影響は未知数、最新研究 です。

今の時代、「だから女はダメなんだ!」などと云う「女性差別」的な発言をすれば、世の中の「腐れ正義」に叩かれ、大変なことになりますが、SNSなどは、一切やっていませんので、はっきりファクトを言っておきます。

1.女性と男性が大きく違う所は、

適齢期になれば、毎月「排卵がある」事、そして、卵子と精子が受精しなければ(交尾しなければ)、卵子が、無駄に子宮から剥がれ落ちる事です。

世の中の男どもは、決して女の前では口にしないが「女性は感情的な生き物だ」という考え方が一般的でしょうが、私は、そう考えてはいなかった。

女性は、「感情的」と云うより、感情のコントロールが不能になる状態が発生する。
脳内の無意識の、脳の仕組みに左右されてしまう「生き物」なのだと言う事です。

それが、ヒトの「雌」としての進化の中の「宿命」なのでしょう。
恐ろしい事に、「排卵」という機能を持ったメスは、女性ホルモンの作用で、一時的に、脳の配線がおかしくなるのは確かです。

この事を無知な男どもは、何も知らないと云う所が大きな問題で、学校教育で何も教えないせいでもあります。 自分で勉強すればいいだけですが。

 

2.排卵と云う機能

女性のカラダは約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。
また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。 ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて体外に排出されます。 これが生理です。

この「排卵」から、受精卵が、無駄に子宮内膜から剥がれ落ちる工程で、女性の脳は、「女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)」は、劇的に変化している。

「黄体期」と呼ばれる「排卵」から「月経」が起こるまでの間に、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」が急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが原因ではないかと言われています。

分かり易い事例で言えば、「PMS(月経前症候群)」や「PMDD月経前不快気分障害)」など、女性の脳は、排卵により、脳の正常性を保てなくなるのは確かです。しかし、人間社会では、「排卵を隠蔽」してきましたので、男どもはこの事(個々の女性の排卵のタイミング)を知りませんので、とんでもない被害に遭う事がある。

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3.排卵の隠蔽

人間は、「なぜ発情を隠すのか、そしてなぜ年中セックスするのか」

われわれヒトの場合は、発情周期のどんな日にも性交をしている。女性はいつでも性交を誘い、男性側も相手が受精できる状態にあるのか、排卵しているのかを気にかけることなく性交する。 (中略)ヒトのセックスのほとんどは、女性が妊娠できない状態でのものなのだ。

一見、子孫を残す目的から言えば、無駄な行動をしているように見えますよね。

スウェーデンの生物学者トゥルベリとメラーの研究では、霊長類68種のうち32種は目に見える排卵サインをはっきり示さない。また、繁殖システムを「一夫一妻型」「ハーレム型」「乱婚型」に分類し、それぞれの系統から、そのシステムがどう変化していったかを見ていった。

その結果、

まず、排卵の隠蔽は乱婚かハーレム型の種の中で生じる。次に、排卵の隠蔽が定着したところで、その種は一夫一妻に切り替わるのである。

人間のように「セックスを楽しむ」という理由はなんだろうか。子孫を残すための戦略として、排卵の隠蔽が生じるのか?この問題は、諸説ありますので、是非、自分で調べてみて、自分の納得する説を考えてみて下さい。

人類は、排卵を隠蔽して、いつでも「交尾ができて」、毎月妊娠できるから、大変なんです。

人類以外の「哺乳類」動物の様にいっそのこと、年に数回しか、発情しないような体に遺伝子的に変化すれば、女性の苦しむ回数も減るのではないかと思うのですがどうでしょう。

生き物の宿命、「相手を選ばない雄の積極性と、相手を選ぶ雌の受動性」ですので、どうしたらいいんでしょうね。

 

話が、横道にそれてしまいましたが、

4.「樹状突起スパイン」について

■女性ホルモンで「海馬」とその周辺の形が変わる

樹状突起スパイン」とは、
神経細胞の樹状突起から突き出ている小区画で、のほとんどの興奮性シナプスの入力を受けているトゲ状の隆起である。 神経活動などに依存して、電流の流れ方が変化したり、シナプスそのものが形成・消滅する。

1)樹状突起スパインと精神・神経疾患、発達障害の関係

下記のように、「樹状突起スパイン」は脳神経活動に重要な役割をしている部位なのです。

■自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder; ASD)
局所神経結合の増加と長距離神経結合の低下がASDで見られるとされていることと、スパイン密度の増加・スパインの安定性の低下は、相互に関連している可能性がある。

■統合失調症
大脳皮質聴覚野や背外側前頭前野を含む多くの脳領域で、思春期頃の発症以降の樹状突起スパイン密度の減少が報告されている。特に大脳皮質3層錐体細胞におけるスパイン密度の減少が顕著であるとされる。特に細いスパインの減少が見られるとの報告もある

■アルツハイマー病(認知症)、
老年期に大脳皮質を含む脳領域における樹状突起スパインの減少が示唆されている。
プリオン病、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症などを含む神経変性疾患においても、疾患関連脳部位におけるスパイ

 

最後に、

女性が子供を産もうが、産むまいが、誰も口を挟むことができません。 女性の勝手です。

だから、人口が減少しても関係ないのです。 

そんな事は女性からしてみれば、知ったことでは無いのです。

まだまだ、脳の研究が進んでいませんので、分からない事が多すぎますが、労働市場で女性の進出が進まない理由の中に、産休以外に、こうした排卵時に、女性の脳が通常と違う「危ない脳」になってしまう事への懸念も十分あります。
ですので、「排卵」が始まったら、すぐに休暇を取らせることが賢明なにでしょうが、「24時間戦えますか」ではなく、「8時間も戦えない」状態が月に1回やってくるのですから、男どもからすれば、「メンドクサイ」となるでしょう。
ですが、子供を産むという機能を持っているのが「メス」ですので、上手く使ってゆく事ができなければ、「少子化」による人口減少に耐えられなくなるでしょう。

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