2024-11-25、
【書籍紹介】「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき 坪井貴司(著)
脳腸相関のメカニズムを分子および細胞レベルで解説しております。
腸内環境が全身の健康に与える影響を詳述していて、具体的には、記憶力、不眠、うつ、発達障害、肥満、高血圧、糖尿病、感染症の重症化など、さまざまな健康問題に「腸」がどのように関与しているかを説明しています。
■「腸と脳」の科学
<目次>
第1部 脳腸相関とは何か
(「腸と脳」のつながり;腸と脳をつなぐマイクロバイオータの登場)
第2部 ここまでわかった!「脳を支配する腸」の最新研究
(腸と睡眠の関係;腸と記憶力の関係;腸と神経疾患の関係;腸と発達障害・精神疾患の関係;腸と食欲・肥満の関係)
第3部 腸のブラックボックスを解き明かす
(腸の中では何が起きているのか?;腸からさまざまな臓器へ;脳や体をうまく使うには腸を整えよ)
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■おもな内容
・記憶力に関わる脳部位と腸内細菌の関係
・腸内環境が変化したら肥満になった
・「ある種の乳酸菌」が自閉症の症状を改善させる可能性
・「長生きできるかどうか」に関わる腸内代謝物
・ビフィズス菌で脳の萎縮が抑えられ、認知機能アップ?
・腸内環境が変わると不安行動が増える
・「腸の状態」が感染症の重症化を左右するわけ
・睡眠障害が肥満や大腸がんを引き起こすからくり
・うつ病患者の腸で減少している2つの細菌種
・腸内環境を悪化させる「意外な食べ物」 ……ほか
【なぜ腸が全身の不調を左右するのか?「脳腸相関」の最新研究で見えてきた!】
■内容説明
腸と脳が情報のやり取りをして、お互いの機能を調節しているしくみ「脳腸相関」の研究がいま注目を集めています。
腸内環境の乱れは、腸疾患だけでなく、不眠、うつ、発達障害、認知症、糖尿病、肥満、高血圧、免疫疾患や感染症の重症化…と、全身のあらゆる不調に関わることがわかってきているのです。腸がどのように脳や全身に作用するのか。分子および細胞レベルで見えてきた驚きのしくみを解説します。
—関連書籍—
・【書籍紹介】「腸と脳」 エムラン・メイヤー (著)です。
どちらの本も腸と脳の関係について深く掘り下げていますが、坪井貴司(著)の「腸と脳」の科学は、より学術的で専門的な内容が多く、エムラン・メイヤーの「腸と脳」は一般読者向けにわかりやすく書かれている点が大きな違いです。
・【書籍紹介】夏休み、最後に読んだ書籍がすごかった!! 「あなたの体は9割が細菌」 10% HUMAN
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