2018年7月17日、
本日のお題は、戦争やオウム事件から、人類の特性を何も学ぶことができない国民性について
オウム事件の死刑執行がなされて、世の中で、「まだ、真相解明されていない」などと、ほざいている奴も居るが、死刑制度の問題は別にして、人間の特性について記載してみたいと思います。
個人で、突然、事件を起す奴もいますが、その場合はちょっと置いといて、集団で悪いことをする癖についてです。
事件が、発生した原因について、大抵は、無難な言い方「社会情勢」のせいに、したがるのですが、そうではないと思います。
1.人類の歴史と大量虐殺(ジェノサイト)
人類の歴史と大量虐殺(ジェノサイト)事件は切り離せないが、現代は「殺人は劇的に減った」と人類史学者らが、研究結果を発表しています。
日本は、東の端で、おまけに島国ですので、中東から中国の大陸の様に、「蛮族」に襲撃される脅威も少なかったのです。大陸から比べれば、極めて安定した文明を気づいているのです。
大陸は、陸続きですの、はしばしば異民族の侵攻を受け、大きな被害を受けました。ほぼ、皆殺しの状態にして去ってゆくのです。
なぜ、万里の長城のような広大な塀を作ったのか? 何が怖くて、あんな、一見、無駄に思えるものを作ったのか、分かるような気がします。
「病原菌」でも、沢山の人が亡くなっていたのでしょうが、人類史は、「殺戮」の歴史でもあります。
人類が、少人数の集団で暮らしていた「狩猟採集」の時代から、農業が進歩し農作物を備蓄できるようになり、大集団で生活をする以前から「殺人は日常的に起こっていたのです」
地球上で、同じようにアフリカを旅立ち、先に生息していた「ネアンデルタール人」らが滅びてしまったにもかかわらず、弱い「ホモサピエンス」だけが生き残り繁栄してきましたが、道具を発明して器用に使うことができますが、一人ひとりは本当に弱い存在なのですが、互いに集団で協力して戦うようになり、「殺し合い」を止めることが、できないのです。
更に、ホモサピエンスは、昔から、「自閉症的」な人も、「サイコパス」的な人格障害を患っている「脳」を持った人間も、現代と同じように、一定数存在していたのでしょう。 多分、悪魔の様な人間が、自然に淘汰されないのも訳があるのでしょう。
社会が、どんなに高度な社会に成ろうとも、サイコパス的な人格障害を患っている「脳」を持った人間が居れば、弱い人間ですので、すぐに取り込まれてしまうのです。
・サイコパス的な「脳」を持った人間に弱い人間が、取り込まれると、殺戮が発生する。
・「自閉症的」な人間が、上手く育つと、「イノベーション」を起こして、人類が進歩する。
いくら、人類が進歩しても、
サイコパス的な「脳」を持った人間に、弱い人間が取り込まれると、殺戮が発生する。
これの繰り返しです。 だから、「歴史は繰り返す」と言われる由縁です。
2.人間社会で、集団で事件を起こすときの特徴
1)ある目的を持った組織や集団の中に取り込まれてしまう人間たちが必ず存在する。
どんなに優秀な人間でも、自分の弱さ、渇望など問題を抱えている人間を目ざとく、取り込み仲間にしてしまう。
2)一旦、取り込まれると、抜け出すことのできない弱い人間。
取り込まれた後は、抜け出すことができなくなる。 裏切れば、自分が殺されることは、バカでも理解できるでしょうから。
3)組織が、集団が、悪事に向かって動き出せば、誰も止められなくなる。
止めれば、裏切れば、自分が殺される。 だから、思考を停止させて、悪魔の様な人間の意のままに行動してしまう。
3.歴史が繰り返すわけ
1)これは、テロ事件も、戦争も同じ様な構造で動いてしまう。
いつも、戦後70年以上経ち、終戦記念日(敗戦記念日)になると、戦時中の悲惨さを語り継ごうとする動きが毎年のように起こりますが、大切なことは、「悲惨さを語り継ぐ」ことではありません。
本当は、「戦争の悲惨さを語り継ぐ」のではなく、「人間の、人類の、生き残るための本能を発動すると、同じことを繰り返す」という、人間の「愚かさ」をちゃんと教えることが必要です。
ここが、教育では、全く、語られていないのです。 人間の「愚かさ」を。
だから、どんなに、戦争の悲惨さを伝えても、殺し合いが、同じことが起こってしまう。
このどうしようもない人類は、動物の生き残ろうという本能が、脳の中で、発動してしまう処にあるように思います。まさに自分の意志で動いているのではなく、無意識の本能が働くために、愚かな行為を文明が、どんなに進歩した時代にも「発動」してしまう。
人類は、生まれ持って、愚かで、危ない生き物です。 だから、逆に生き残ったのでしょう。
愚かな「大衆」、「群衆」が、なせ、戦争に巻き込まれるかを「語り継ぐ」べきなのですが、どんなに文明社会が進んでも、「思考を停止した大衆」が存在する限り、また同じことを繰り返すのが人類なのかもしれません。
2)大衆とは
為政者の間で、大衆迎合だ!、ポピュリズムだ! と平気で言っても、怒りを感じない国民、その「愚か」でも、せっかくネットワークが発達したこの世の中で、情報を共有して、話し合ってえば、少しは知恵が出て来るように思いますが、発達したのはネットワークだけで、人間の脳の中のネットワークは相変わらず、繋がっていないのです。
だって、毎日、仕事から帰って、風呂に入り、飯をくらい、酒を飲み、テレビを観て馬鹿笑いして、寝るだけの生活している、書籍さえも読まない階層の人間が、どれだけ大勢存在するか。。想像するだけでも怖い。
でも、こんな奴に限って、「くそ生意気」な事を言う。しかし、ほぼ、自分の頭で考えた言葉ではなく、せいぜい「テレビ」の受売りでしかない。 しかし、バレていいないと勘違いしているところが哀れなのです。
為政者は、こんな国民が多勢に無勢の方が、都合がいいのです。 「騙しやすい」からです。
カスやクズが政治家を選んで、カスやクズに騙される。。。だから、歴史は繰り返す。
3)関係ないと思っている若者たち
自分の生活がかかっている「大人」には、できないのです。おまんまが食えなくなることが一番恐ろしいのですから、出来るはずが有りません。
大人の様に、自分の「生活」、「利益」にしがみつかなくても、親の裕福さで生きて行ける、暮らして行ける「学生」達に、もう一度、全大学規模は、無理でも、国立大学、東京六大学でも良い。 政治に参加して、政府のやる事に、もっともっと、口を出してほしい。
「鰯(イワシ)の頭も信心から」と言いますが、心が病んでいる、問題を抱え込んでいる時は、何かにしがみつきたくなります。
でも、宗教にしがみつく場合、甘い言葉に乗らないように。 なんでもそうですが、気が付いたら騙されていた。 騙された事にも気が付かない。
本当は、宗教に依存しなくても、生きて行ければ、一番良いのですが。。。。誰も相手にしてくれないと、面倒をみてくれる「宗教団体」に吸い込まれてしまいます。
4.戦犯、犯罪者の処理
戦後、逃げ回っていて捕まったナチスドイツの戦犯アイヒマンもそうです。 極悪非道な人間性だったかと云うとそうではなかったのです。 命令を忠実に守っていただけだと主張しています。
日本でも、戦勝国による東京裁判で、死刑判決を受けて、軍人などは殺されています。
だから、後から、裁判で裁いて、その首謀者たちを皆殺しにするしか、人類には取る手段が無いのかもしれません。
全部、事後処理するしか「能」が無いのです。
組織の中に取り込まれ、反省もなく、捕まった奴に人権など無いのです。
最後に、
江川紹子氏「真相解明されていないと言ってる人は裁判記録読め。あと『精神鑑定受けないまま執行された』というのはデマ」などと云う記事もあるが。。。。
真相解明?。。。。。真相解明も糞も無い。
真相解明ではなく、「人間の弱さ」をどうすれば良いのか、だけです。
歴史の授業で、なん年に、なになにが勃発、程度の事を覚えるだけの授業では、一生、変わらないでしょう。
どうしたら、取り込まれないようにするか。。。ですが、誰も、正解を答えることなど、できないのです。
何故なら、人間、一人、一人の問題だからです。 弱いから集団を形成するのです。 この特性を利用されないようにするのは、どうした良いかです。
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