本日の書籍紹介は、「進化の法則は北極のサメが知っていた」 渡辺佑基 (著)
世界の極地を飛び回る生態学者「渡辺 佑基」先生の冒険日記でしょうか!!!
フィールドワークにまつわるエピソードは、本当に面白いのですが、ただの冒険日記では、決してありません。
北極の「ニシオンデンザメ」、南極の「アデリーペンギン」、オーストラリアの「ホホジロザメ」、北の果てバイカル湖の「バイカルアザラシ」と、水に棲む生き物を追いかけて(主に北と南の極地)、現地で、先生が開発した動物の生態を観察するためのカメラ装置(他のセンサーも搭載)を動物を捕獲して装置を取り付け離したあと、あるタイミングで、生き物から装置を自動的に切り離し、GPSを使用して、後から回収して、記録された、映像など様々な情報を解析する手法で、生き物の生態を観察する。
そこから見えてきた事が、生物の一番大切な事が明らかになります。
ネタバレしますので、ちょっとだけです。
■「進化の法則は北極のサメが知っていた」
– 目 次 –
第1章 冷たい :本当の極寒はニシオンデンザメしか知らない
第2章 熱い :アデリーペンギンが教えてくれた南極の暮らし方
第3章 ぬるい :ホホジロザメに学ぶ中間的な生き方
第4章 激しい :イタチザメが見つけた生命エネルギーの法則
第5章 儚い :バイカルアザラシが語る生命時間のルール
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体の大きな動物ほど成長に時間がかかり、したがって「世代時間」が長くなる傾向がある。では、具体的にどのようなっ方で「世代時間」に影響するのか?
そこには「代謝量」が関係しているが、代謝量を決めるもう一つの大きな要因は「体温」。
その「体温」を手がかりに、生物の壮大なメカニズムに迫ります!
フィールドワークにまつわるエピソードも大変面白いですが、第4章、第5章 当たりから、生き物の法則が出てきますので、後半は、さらっと読んではいけない書籍です。
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