熊代亨氏の記事「続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない」について

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2026-03-08、
熊代亨氏の記事「続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない」を読んで。

前編の記事(2017年7月)は、下記の記事にまとめてありますが、先生は続編を書かれたので、感想をちょっと書いてみます。
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精神科医である著者の「熊代亨」氏が、現代社会において「発達障害」という概念がどのように浸透し、それが社会にどのような影響を与えているかを考察した内容です。

ですが、世の中、バカやアホの集合体「SNS」が流行っている軽薄短小な時代ですので、残念ながら、あまり状況は変わっていないのです。

1. 「発達障害」という概念の一般化

かつては専門家や一部の人しか知らなかった「発達障害」という言葉だけが、今やネットや日常生活でごく当たり前に使われるようになりました。

  • 2000年頃までは精神科医の間でも認識が薄かったが、2000年代後半から急速に広まった。

  • 現在は、仕事ができない人やコミュニケーションが苦手な人を、即座に「発達障害」や「グレーゾーン」という言葉で分類する社会になっている。

でも、しかしです。「発達障害」には、ADHD、ASD、学習障害などがあり、これらを詳しくちゃんと説明できる国民は少ない

これも、知識不足で、認識できていないため、この様なことが起きているが、バカやアホの集まりSNSが流行る時代では、無知でバカが蔓延りこのような状態が続いているのは昔から変わりない。

 

2. 社会の「ハイクオリティ化」と「排除」

社会が健康的・清潔・道徳的で、高い生産性を求める「ハイクオリティな場所」へと進化する中で、そこからこぼれ落ちる人々を説明する「パズルのピース」として発達障害という概念がはまったと指摘しています。

  • 早期発見・サポートの恩恵:
    適切な支援を受け、社会に適応できるようになった人が増えたというポジティブな側面はある。

  • 「丸投げ」の懸念:
    一方で、「発達障害はサポートされるべき」という言葉が、「(医療や福祉が)サポートして、健常者と同じように動けるようになってから現場に来るべきだ」という、現場からの排除や責任転嫁の口実に使われている側面がある。

「引きこもり」や「不登校」問題も、この障害が多く含まれているが、だれも、このことを言わないので、対策も遅れるばかりで、どんどん人数が増えている状況は変わらない。

 

 

3. 資本主義の命題に組み込まれる支援

著者は、現在の「発達障害支援」が資本主義的な価値観(生産性・効率性・利潤)を補完するシステムになっていることに警戒感を示しています。

  • 医療や福祉が個人の生産性を高めるサポートを担うことで、社会の側が「誰もが高い能力と協調性を持つべきだ」という厳しいハードルを下げる必要がなくなってしまった。

  • サポートされているのだから、社会(職場)はこれ以上歩み寄る必要はない」という論理が成立してしまっている。

私の訪問している会社の現実では、サポートも何もない、職場の中の障碍者(グレーゾーンを含めた)の数が多いため、認識さえも進まず、変な奴が沢山いるという認識でしかない。

逆に、こんな状況なので、グレーゾーンを含めた障碍者たちは、排除されることが少ないので、居心地が良いのか、中々、自分で会社を辞めるものが少ない状態のなっている。

 

結論

発達障害」という言葉が広まったことは、当事者の救済に繋がった一方で、社会の寛容さを失わせ、人間を効率や生産性の尺度で切り分ける「切断操作」を加速させてしまったのではないか。

著者は、この言葉が資本主義の命題に仕える便利な道具として利用され、「サポートされない者は排除されても仕方ない」という未来へ向かうことに強い懸念を抱いています。


ポイント:
発達障害という概念の普及は、当事者を助けるための「福音」であると同時に、社会が「普通ではない人」と向き合う手間を省き、医療や福祉に問題を押し付けるための「仕切り」としても機能してしまっている、という鋭い社会批評になっています。

私の経験では、

子会社で、親会社から降りてきた、もろ「発達障碍者」なのか、「人格障碍者」なのかわからない「ボス」が、濃いグレーゾーンの人で、この様な問題を抱えた人間を故意ではないと思うが雇ってしまい、社員になった割合が多かったため、社内に「同類」の社員が多く増えた。

私の訪問している会社の現実では、サポートも何もない、職場の中の障碍者(グレーゾーンを含めた)の数が多いため、認識さえも進まず、「変な奴」が沢山いるという認識でしかない。

最後に、

逆に、こんな状況なので、グレーゾーンを含めた障碍者たちは、排除されることが少ないので、居心地が良いのか、中々、自分で会社を辞めるものが少ない状態となっている。同類が多いと、よっぽど症状がひどくないと排除できないのです。

社会が「普通ではない人」というが、このような人(同類)たちが集まると、生産性などの価値観は、不明だが、案外とうまくゆく場合があるのではないかと思う。

なぜだかわかります?

このような人たちは、普通の人たちより、他人に興味がないし、自分をよく見せようとしないと言う特徴を持っているのです。

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