【書籍紹介】「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで (ブルーバックス) 国立がん研究センター研究所

2024-05-22、
「癌(がん)」の多くは、加齢やたばこ、食生活などの生活習慣や環境要因などによって遺伝子に傷が付くことで発生します。

大体、癌の事に関する最新情報を知りたいなら、これから紹介する3冊を読んでおけば、間違いないでしょう。

現在では、早期に発見すれば、再発しない様に回復するでしょうが、発見が遅れて、ステージ3以上になってしまうと、免疫チェックポイント療法など、手術をする前に、抗がん剤治療を数週間以上かけて、24時間、点滴をしながら耐えなければなりません。

そうなんです。手術を受ける前に、抗がん剤治療で、副作用が発生して、食事もとれなくなるほど、吐き気などをもよおし、耳がおかしくななったり、便秘になり1週間以上出なくなったり、とにかく、一日中、倦怠感に襲われ何もできない状態になります。

「がん」患部をちょん切る前に、「抗がん剤」等の「副作用」と闘う必要があり、これが、先が見えないし、手術する前の段階で、つらい、つらい「闘病生活」になります。

ですので、こんな、つらく痛い目に合わないように、癌の仕組みを良く知り、生活習慣を改め、ちゃんと、がん検診を受けることを強くお勧めする次第です。

「寛解」と「完治」の違い
癌の場合、治っても、最初は「寛解」と云います。
まだ再発の可能性は残っている状態ですが、治療を終えてから5年間再発が見られなければ「完治・治癒」と表現されるのが一般的です。

いまや日本人の2人に1人が一生に一度はがんにかかり、年間100万人以上が、新たにがんを発症する時代です。高齢化に伴い、今後も患者は増加すると予測されるが、現時点ではがんを根治する治療法は見つかっていない。しかし、ゲノム医療の急速な進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきています。

■「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで (ブルーバックス)

内容説明
トップ研究者たちが語った、がんのメカニズムとゲノム医療の最前線。

目次
第1章 がんとは何か?
第2章 どうして生じるのか?
第3章 がんがしぶとく生き残る術
第4章 がんと老化の複雑な関係
第5章 再発と転移
第6章 がんを見つける、見極める
第7章 予防できるのか?
第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療
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■「がん」はどうやって治すのか  国立がん研究センター (編集)

目次
第1章 臨床医が考える「がんとは何か」
第2章 どんな検査で何がわかるか
第3章 治療方針はどのように決まるか
第4章 手術でがんを取り除く
第5章 放射線でがんをたたく
第6章 薬でがんをたたく
第7章 がん免疫療法でがんを追い込む
第8章 一人ひとりに合わせたがんゲノム医療
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■免疫「超」入門 「がん」「老化」「脳」のカギも握る、すごいシステム  吉村昭彦(著)

目次
第1章 人類の宿命・病原体と免疫の戦い
第2章 ヒトに備わった、5つの感染防御機構
第3章 病原体との攻防
第4章 自己を攻撃する免疫―アレルギーはなぜ起こるのか
第5章 炎症とサイトカイン―さまざまな病気と免疫
第6章 免疫とがん
第7章 老化を免疫で止められるか
第8章 脳と免疫の深い関係
おわりに 免疫学の未来
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■「フェロトーシス」という体内作用を使い、がん化して増殖していく細胞にフェロトーシスを起こして死滅させる。
【重要記事】理化学研究所が、がん細胞のフェロトーシスを増強する化合物を発見 なんのこっちゃ?

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