【重要記事】盛んに報道されている「あおり運転暴行事件」をみて実感した感想「やっぱり、化け物同志、ちゃんとくっ付くんだ」

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2019年8月21日、
本日の重要記事は、盛んに報道されている「あおり運転暴行事件」をみていて、実感した感想「やっぱり、化け物同志、ちゃんとくっ付くんだ!」です。

男の方は、当初、完全に「薬」のせいでは?と考えていましたが、そんな捜査情報も出ていませんので、やはり、頭(脳)の配線の問題かと、今の処は。。。。。

 

ネット上で、男が「フェイスブック」をやっているせいか、書き込み可能なコメント欄に攻撃的な書き込みがされているようですが、止めたほうが良いように思います。 なぜなら、人間の姿をした「脳」がおかしくなっている生き物に、どんな言葉(罵声)を投げかけても、心に届くはずが無いのです。

もっとも、人間の姿をした「脳」がおかしくなっている生き物が、のさばっていることに怒りを感じるのも同感ですが。

「動物」に罵声を浴びせても、何の意味も無いでしょうということです。

それより、人間の「脳」がどうおかしくなれば、このような行動を取れるのか、人間とは何者なのか? をもう少し、勉強して覚えておいたほうが、遥かにためになるでしょう。

 

普通の人間から見れば、異様な行動としか映らない2人ですが、本人たちの世界では、ごくごく当たり前の日常なんでしょうね。

人間の脳の配線がおかしくなれば、社会から見た自分たちの異様さと、自分たちの行動に「認知」の違いがあるとは、到底、認識できないのです。

だから、脳の配線がおかしいという事なのですが。

 

この2人、以前、私が書いた下記の記事に出てくる人物と同じで、2人の関係も同じように、誰にも相手にされない2人が、必然で、くっ付いたように思います。

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この事件の話と、ある会社で起こった話と比較して話すと、被害を受けた社員たちは、一様に、この事件の2人も「そう、同じかもしれない」と妙に納得するのです。

私、一人の思いではなく、やはり、思いは同じなんだな。。。と云う事が実感できました。

しかし、私に、同感した彼らは、発達障害、人格障害、愛着障害の特徴について、何一つ、詳しいことは知らず、認識してはいないのですが、何が、そう「同感」したのか?

彼らが、同感したのは、発達障害、人格障害、愛着障害の知識が乏しくても、普通の人間では考えられない行動、言動、被害妄想の2人の様子を見て感じっとっていたので、そう思ったのでしょう。

もっと分かりやすく、納得できる言葉で言えば、

「やっぱり、ばけもの同志って、くっ付きやすいんだ!」です。

この2人、お互い「社会」からどう見られているか、脳の「認知機能」が、お互いにおかしければ、お互いを埋め合う関係になり、通常はそんな人間は間違っても選ばないのに、容易に選んでしまうという事が、そう、よく似ている事なんでしょう。 若い頃、DV被害を受けた者のように、「共依存」の関係になってしまうのか。

この「ガラケー女」は幼いころから、養育環境に問題があり、一見、「人格障害」に似た様を呈していますが、「愛着障害」を背負っているような気もします。

幼児期からの「親子関係」を追えば、大体わかると思うのですが、推測の域を出ません。

 

参考資料
アメリカ精神医学会によって10種類に『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)により分類されています。更に、人格障害は、大きく3つのグループに分類されています。

人格障害の分類でいえば、B群(クラスターB)、劇場型 (dramatic type)に属するのが反社会性人格障害自己愛性人格障害です。

 

1)サイコパス(反社会性人格障害)の特徴

アメリカ精神医学会の「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」では、次の特性のうち、3つ以上あてはまると反社会性人格(パーソナリティ)障害と定義される。

1. 日常的に法を犯す、または法を軽視している
2. つねに嘘をつき、他者を騙そうとする
3. 衝動的で計画性がない
4. けんか腰で攻撃的
5. 他者の安全性についてほとんど考慮しない
6. 無責任で、金銭的にルーズ
7. 良心の呵責や罪悪感がない

人を殺さなくても、すぐにあからさまに攻撃してこなくても、サイコパス的特性を有した人間は貴方のまわりに、必ず潜んでいます。

サイコパスの特徴で、人間の「共感」能力でいえば、「認知的共感」、「情動的共感」のうち、認知的共感能力は持っていますので、これを利用して近づいてきますので、最初、素晴らしい人に見えて、騙されやすいのです。

「サイコパス」は、異常であるが病気(精神病)ではなく、ほとんどの人々が通常の社会生活を営んでいる。そのため、現在では精神異常という位置づけではなく、パーソナリティ障害(人格障害)とされている。そのため、日本では「反社会性パーソナリティ障害」と名称されている。

反社会性パーソナリティ障害」は、法的にも精神異常として認めてしまうと、犯罪を犯した時に、法的に罪を問えなくなりますので、「精神異常者」としいては扱われない様です。


 

2)自己愛性人格(パーソナリティ)障害の特長

誇大性(空想または行動における)、賛美されたい欲求共感の欠如の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。

誇大な過剰すぎる自意識
□過大な成功や権力に関する強い妄想
自分は特別で、同じように特別な人間にしか理解できないという思い
□傷つきやすい自尊心の持ち主で、それゆえに絶え間ない賞賛を期待する
自分は特別であると思い込み、人が自分の欲求を満たすことを期待する
□自分の欲求のために、人を利用する
他人への共感の欠如
□他人に嫉妬する、あるいは他人から嫉妬されていると思い込む
常に横柄で尊大な態度や行動を示す

人間は、自己の生存をかけて、通常の養育環境において、養育されないと、脳神経系の編成が大きく変わってしまうのではないかと、つくづく思います。

 

自己愛性パーソナリティ障害の人は、
世の中の心的外傷(トラウマ)という不条理な世界の中で育ってきていて、神経質で猜疑心が強く、社会や人に否定的で、自分は正しいという「誇大感」、「幼児的万能感」を強く有しています。

しかし、自分に対する状況が悪化すると、神経が過敏なので、身体や心に様々な症状が表れて、無力感や劣等感の間を行き来するようになります。

子どもの頃から、プライドだけで生きていて、目立ちたがり屋で、極度に傷つきやすく、自分を防衛するために他者を操作して攻撃性や自己中心性を身につけています。

ストレスから覚醒度が高いときは、共感性が欠如していて、相手に合わせることが難しく、人の輪の中心にいないと気が済みません。

上手くいかないことは相手のせいにしてストレスを発散し、ストレスが溜まると、感情のコントロールが難しくなります。

更に、過緊張から「闘争モード」に入ると、自制がきかなくなって、悪魔のようなものに取り憑かれた状態になり、危険があるかどうか、敵か味方かを本能的に判断したり、細かいことまでを入念に調べたりして、行動や性格が極端になっていきます。

また、ストレスが低いときや、理想化された対象(自分が勝手に理想化した相手で、世間的には理想の人では全くない相手も含む)が傍にいる場面では、良い人になり、一時的に落ち着いて過ごすことが出来ます。

相手より、能力があれば、自己愛性人格障害を有した人間に対して、上記のような特性を熟知していれば、作為的に相手を潰す事は可能でしょう。

襲われないようにしながら、「ストレス」をかけ続ければ、感情をコントロールできなくなり、いつか問題を起こすでしょう。


 

3)愛着障害

子供は、生まれて「目」が見えるようになってもすぐは、他人を見分けることがまだできません。生後6ヶ月頃より、幼児は「母親」をはっきりと見分けることができる様になります。

ですので「人見知り」もこの頃から発生します。2歳頃までの期間に、身近な特定の養育者に対して守ってくれる人に依存する感情「愛着」を抱きますが、これが満たされない状態で養育されると、愛着形成が上手くゆかず、成長過程で「愛着障害」になります。

幼児は、生後6ヶ月頃より、2歳頃までの期間に、身近な特定の養育者に対して守ってくれる人に依存する感情「愛着」を抱きますが、これが満たされない状態で養育されると、成長過程で「愛着障害」になります。

三つ子の魂、百まで」と云いますが、まさに、このことで、3歳位まで、自分が安心できる居場所(安全基地)が無い状態で、育つと、人との関わりで、色々な問題を引き起こしてしまいます。

人間の脳は成長過程の中で、徐々に配線(脳内ネットワーク)が組まれて行きますが、劣悪な環境下では、それが阻害されると言うことです。

(1)愛着形成に問題があると、なぜ? ダメなんだろうと言う根本的なところは、

人類も、その他の哺乳類も同じですが、脳の構造、仕組みによるところが大きいように思います。脳は、情報を伝達するのに「脳内神経物質」を使って、前頭前野、側坐核、偏桃体、海馬などと連携を取り、人格を形成するのですが、生後、生き物として育つのに重要な行動が阻害されると、成長してからも、脳のネットワークの連携が変化してしまい、上手くゆかなくなる様に思います。 ですので、脳の仕組みがある程度出来上がる歳月の間は、ちゃんと母親など特定の面倒をみる人が必要なんだと思います。

ADHD、ASDなどの発達障害は、ほぼ生まれつきのものですが、「愛着障害」は、主に幼いころの養育・人間関係などの環境要因に基づくものです。そして、ちょっと厄介なのが、発達障害愛着障害は、とても見分けにくいことがあるようですし、この生まれつきの障害により、「愛着障害」も一緒に発症してしまうことも、あり得ることでしょう。

もう一つ、
医学的に「パーソナリティ(人格)障害」などの精神疾患としてとらえがちな症状は、実は、「愛着障害」のパターンが、非常に多いと云っています。

つまり、医学的に薬などで、治療するのではなく、この障害のもとは、親などの人との関係を改善することによって回復することが多々あるという事を言っています。

ですので、本人の問題だけでなく、幼いころから、養育してきた親とのかかわりですので、簡単に言えば、親を治せば、親との関係を改善させれば、回復する事柄がたくさんあるそうです。 そして、岡田先生のところに来るまでは、「パーソナリティ障害」扱いされている場合が、多々あるそうです。

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最後に、
今回の事件は、ドライブレコーダーで撮られた映像が証拠になり、明るみに出ましたが、色々な環境の中で、色々な脳の思考パターンを持った養育者の元で育ちますので、色々な人間が育ち、社会の中で、突然、凶悪な犯罪が発生するのですが、これはもう、誰も止めることはできないと言っていいので、被害に遭った方たちは、浮かばれないでしょう。

ですので、人格障害は、法的にも「精神異常」として認めてしまうと、犯罪を犯した時に、法的に罪を問えなくなりますので、「精神異常者」としいては扱われない様です。

 

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