本日の書籍紹介は、「未来を読む」 AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書)
私の能力では、現状は少し読めても、未来は読めません。 でもこの書籍には、そのヒントが沢山、あるかもしれません。 1時間で読めちゃいます。
– 目 次 –
▼Chapter1
「資源を巡り、文明の崩壊が起きる」:ジャレド・ダイアモンド
▼Chapter2
「近い将来、役立たず階級が大量発生する」:ユヴァル・ノア・ハラリ
▼Chapter3
「人生100年時代、生き方は三つのステージからマルチステージへ」:リンダ・グラットン
▼Chapter4
「AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する」:ニック・ボストロム
▼Chapter5
「テクノロジーは中流階級を豊かにしない」:ダニエル・コーエン
▼Chapter6
「北朝鮮は核開発をあきらめない」:ウィリアム・J・ペリー
▼Chapter7
「民主主義を揺るがすホワイト・ワーキング・クラスという人々」:ジョーン・C・ウィリアムズ
▼Chapter8
「アメリカは分極化の波にさらされる」ネル・アーヴィン・ペインター
この8人の「知の巨人」。。。何人、ご存知でしょうか?
私の場合、
・『銃・病原菌・鉄』『第三のチンパンジー』を書いた「ジャレド・ダイアモンド」氏
・『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を書いた「ノア・ハラリ」氏
・元アメリカ国防長官「ウィリアム・J・ペリー」氏
上記の3名だけでした。 情けないが。。。。インタビュー形式で、まとめた1冊です。
この3連休に、じっくりと読みたいと思っていましたが、スタバで、読んでしまいました。
Chapter1では、
ジャレド・ダイアモンド博士は、とても興味深い事を言っています。
政府は少子化対策と言っていますが、「日本は人口減少を喜ぶべき」と。。。。。
Chapter2から5では、
人工知能の発達により、社会がどうなってゆくか。。。誰も分からないでしょう。
人間を超える人工知能(AI)と言われていますが、人間の「脳」の事さえ、まだ分かっていない事だらけです。 グリア細胞などは、神経細胞から比べれば、100年、研究が遅れていると言われています。
人間の「脳」が理解できていないのに、人間を超える人工知能(AI)ができるのでしょうか?私の場合、碁や将棋、チェスで勝負して、人工知能(AI)が勝ったとしても、まだまだ、先の話だと思います。
「深層学習」程度の仕組みで、人間の「脳」の仕組みを作れるわけが無いのです。
単純作業なら、ロボットアームでできるでしょうが、例え、人工知能(AI)がある程度の性能を発揮しても、体の部分が、人間の様に、繊細に動かす事の出来る高性能なロボット本体を見たことが有りません。
映画「ブレードランナー」の様な、「アンドロイド」は、遠い先の話でしょう。
「ノア・ハラリ」氏が、面白い事を言っています「近い将来、役立たず階級が大量発生する」と、これは将来、発生するのではなく、今でも、「役立たず階級」が、堂々と存在しています。 政府が、「はたらき方改革」と言っていますが、労働者の「役立たず階級」が、すでに大量に発生しているように思います。
これを対策する為の方法が、2017年3月に発表された新学習指導要領で、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化される事になるのでしょうか?
—関連記事—
・新学習指導要領で、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることになったようですが、文部科学省の調査で過半数の市区町村教育委員会がまだ何も準備をしていないと回答したという。。。先生たち、大丈夫なの?
遺伝子工学の分野で云えば、遺伝子改変で「質の高い」人間が造られる未来についても語られています。
生まれつき「知能」が低い人はいますが、それは、決して「バカ」ではありません。
生まれつき「知能」は低くないのに、怠けて生きているから「バカ」になるだけです。
そして始末が悪いのが、同じレベルの人間が大勢いるから自分が「バカ」だと認識できないのです。
私が、「バカ」と言っている人たちは、下記の様な人たちです。
「知能指数(IQ)」は、通常のものを持っているにもかかわれず、毎日、毎日、仕事して、家に帰り、風呂に入って、酒飲んで、飯食って、テレビやネットのバカ動画を観てバカ笑いして、エロ動画を観て、クソして寝るだけの生活を送っている奴(田舎の爺ちゃん、婆ちゃん達と何も変わらない生活をしている)。
・年に1冊の「書籍」も購入しない、読みもしない。読んでもバカマンガ本、新聞も「テレビ番組」欄しか見ない生活をしている奴。
・たまに「腐れ生意気」なことを云うが、全部「テレビ」や「ネット」の薄っぺらな、受け売りをしゃべっている「偉そうな奴」。
・明らかに、「不都合な真実」を背負って生きているのが見え見えなのに、他人には「ばれていない」だろう、自分は「普通」?だと思っている奴。」
「ノア・ハラリ」氏が、言っている「近い将来、役立たず階級が大量発生する」のは、当然だし、今も存在している。
いまでも、こんな奴いませんか?
「お前、なんでこの会社にいるんだ?」、「遊びに来ているのか?」と言いたい、体は大人だが、頭の中が「幼稚園児」みたいな奴。。。。
Chapter7、8では、
アメリカが、なぜ、トランプを選んでしまったのかが、記載されていますが、もう一つ、人種の「るつぼ」の中で、白人、黒人。。「白人至上主義者」
元々、人は、ネアンデルタール人の血も少し混ざっていますが、「ホモ・サピエンス」1種類のみ、生き残っているだけです。 「白」も「黒」も「黄色」も無い。
オリジナルは黒人、肌が白くなった白人は、突然変異です。 たまたま人数が増えただけです。 「人種差別」ではなく、どこで生まれたかの差別でしょう。
確かに、「生物学的人種」では無いのですが、白人の中にも、格差が広がっている、「階級」で云えば、とりわけ「ホワイト・ワーキング・クラス」は、トランプに票を入れた人たちと言われています。
差別、格差は、「人種」ではなく、どの「階級」の親から生まれてきたのか、白人までが、差別されていると云う怒りが、トランプのような人を選んでしまった。 前大統領が「オバマ」でなければ、トランプではなかったのかもしれません。
最後に、些細な事ですが、
社会学者の「上野千鶴子」先生の著書を読んだことのある人なら分かると思いますが、読んでいて、ふと思ったのですが、アメリカ社会も「ミソジニー」があるんだ。。。と。
生物学的に、チンパンジーやゴリラもそうなんだろうか? ふと考えてしまいましたので、調べてみたいと思います。
—関連記事—
・【書籍紹介】はじめての人類学 奥野克巳(著) 「人間は何者なのか」を知るためには欠かせないのです。
・【書籍紹介】 生成AI 社会を激変させるAIの創造力 白辺 陽 (著) まずは使ってみるのが一番
コメント