2017年11月12日、
座間 遺体遺棄事件のニュース(報道)とこの問題の対策について
シリアルキラーの問題 <ーーー SNSの問題 <--- 自殺願望の少女
大きく分けて、3つの問題が潜んでいるが、そもそも、「自殺願望の少女」達が居なければ、シリアルキラーの「餌食」にならなくて済んだという処が、大きく欠けているように思うのですがどうでしょうか?
事件の「残忍さ」を、「手口」をいくら報道しても、何も解決しないように思います。
頭の配線がおかしくなった「シリアルキラー」と同じように、仕方ないのでしょうか?
官房長官が、政府として座間事件受け不適切サイト対策強化を指示していますが、中間の「不適切サイト対策強化」をするだけで、問題を解決できるのでしょうか?
「座間事件に学ぶ ネットの無法地帯から娘を守る最後の方法」(日刊ゲンダイ)の記事がありますが、問題の本質や解決には、程遠い内容です。
一番、重要なことは、なぜ、「自殺願望の少女」を生み出してしまうのか、 ではないのでしょうか。
この事件に対する報道の仕方に問題がある、被害者家族に配慮が無いと、批判する向きもありますが、この少女たちが、どんな「養育環境」で育ったのか、劣悪な養育環境で育っていなかったのか、いじめを受けていなかったのか、虐待、貧困、性暴力を受けていなかったのか?
一少女が、暮らしていたはずの「社会」に、「家庭」に問題は無かったのか?
ここに焦点を当てて、問題の根を絶やしてゆかなければ、なにも問題を解決できないように思います。
「虐待、貧困、性暴力…夜の街をさまよう少女を支える5つの活動」このような活動も大切に思います。
頭の配線のおかしい、人間たちが、世の中には沢山います。その中には「親」も例外ではありません。頭の配線のおかしくなる原因は、生まれつきの場合、劣悪な養育環境の問題もあります。
少なくても、生まれつきの場合はどうしようもありませんが、劣悪な養育環境の問題、虐待、貧困、性暴力などは対策を打てるのではないでしょうか?
もっとも、「親」自体が子供時代に、この様な環境で育って場合は、連鎖しますので、問題の根は深いですが、子供たちが避難する場所が必要でしょう。
例え、避難できたとしても、普通の生活に戻して、普通の社会人として、社会の中で自立した人間に戻す事は、困難でも、一番大切なことに思います。
—関連記事—
・ETV特集 「私たちは買われた~少女たちの企画展」が、放送されたのを観ました。
■告発 児童相談所が子供を殺す (文春新書)
例え、金持ちの子供でも、偏差値70以上の学校に通う子供は、メンタルがいかれている子供が多いと言われています。「このハゲー!」の元議員も同じような養育環境で育っているからでしょう。
「プライバシー」と言いますが、この様に、一見、金持ちで、なにも問題の無い様な家庭で育って問題を起こした子供の親は、マスコミが、徹底的に、取材をして、どのように養育すれば、この様な問題児が発生するのか、徹底的に「暴いても」良いのではないかと思うのですが。
子供の「脳」を破壊する「親」や「社会」について、ちゃんと「問題提起」すべきではないかと、切に思います。
子供が背負った苦しみを考えると、そこに親の「プライバシー」など無いのです。
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■【書籍紹介】 ヒトは「いじめ」をやめられない 中野 信子 (著)
■【書籍紹介】「暴力の解剖学」 貴方の近くにも「脳」が機能不全を起こしている「怪物」が潜んでいないとは限らない。
暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待
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