【面白記事】 高学歴な人ほど、「アルツハイマー」発症後の記憶喪失がより速く進む それはなぜか? 簡単なことです。

2021年1月19日、
本日の面白記事は、「高学歴な人ほどアルツハイマー発症後の記憶喪失がより速く進む」 です。

ニューヨークの「アルバート・アインシュタイン医科大学」のCharles Hall教授によると、

アルツハイマーの記憶喪失率は、一度病気が発症し記憶の喪失が始まってしまうと、教育を受けている人ほど、より早く症状が進むそうです。しかし、高学歴な人ほど、アルツハイマー発症時期は遅くなるそうです。

「特に患者が高学歴だったり、IQが高かったりすると、記憶喪失の症状がとても早く悪化する場合がある」とのこと。また、16年間教育を受けた人は、4年しか教育を受けてない人に比べ50パーセントも記憶喪失が早くなってしまうようです。

1.高学歴の人の方が記憶喪失率は、そうでない人より早く症状が進む、だが問題はそこではない。

これは、何を意味するかと云えば、高学歴の人は「認知の蓄積」が有るために、脳がいかれてきても、正常に動作する能力をも持っている。

そうでない人は、「認知の蓄積」が少ないため、脳がいかれてくると、すぐにダメになると云うより、元々、何も蓄積がないので、脳細胞が死んでも、蓄積が無いのでその影響を受けないのです。

もっと分かりやすく言えば、アルツハイマーになる以前から、何も脳に蓄積していないから、脳細胞が死んでも影響を受けないのです。ですので、元々、アルツハイマーと同レベルの頭をしていれば、アルツハイマーなんて関係ないのです。

高学歴かどうかは知らないが、脳に「認知の蓄積」がある人は、脳細胞が死んで行きますので、この蓄積が減少するので影響が大きいいのでしょう。

脳に「認知の蓄積」が無い人は、徐々に、脳細胞が死んでも、使っていない脳細胞が死んでも、影響を受けないのです。

何とも、皮肉な結果で、身も蓋も無いお話ですが、
脳科学的に言っても、頭の悪い奴の方が、見た目、アルツハイマーの影響を受けないという事です。

 

2.歩くことの意義 認知症予防策

骨の「骨芽細胞」が出すメッセージ物質には、「オステオカルシン」、「オスティオポンチン」があり、下記の4つの能力を高める為に必要な物質だそうです。

ですので、歩くことは、たいへん重要な要素になりますが、歳をとらなくても、100m先のコンビニに行くのでも、クルマを利用するアホが大勢います。

1)4つの能力を高める為に必要な物質

▮記憶力、筋力
脳の「海馬」は、記憶力に関係していますが、骨の骨芽細胞が出す「オステオカルシン」という物質が血管から送られてきますが、これが少なくなると「海馬」の機能が低下する様です。筋力も影響します。

脳の「海馬」は大脳辺縁系に属する器官ですが、これは大脳に記憶を移す前の一時記憶装置(約1か月くらい記憶を保持)です。認知症のアルツハイマー型でも、昔のことは覚えているが、近々の事が覚えられないのは、「海馬」が先にいかれてくるからです。

▮免疫力
骨芽細胞が出す、別のメッセージ物質「オスティオポンチン」という物質は、「骨髄」内で生まれる免疫細胞を増やし、免疫力を高めています。

コロナ禍、歩くだけで、免疫力が高まるのです。家の中で、ビクビクしてじっとしていないで、人通リの無い所をどんどん散歩しましょう。

▮精力
精巣の男性ホルモン「テストロテン」を増やし、精子を生産する役目もしています。
(年寄りには、不要かもしれない。。。)

 

2)骨の細胞の仕組み

骨は3年から5年で全部入れ替わります。
どのように入れ替わるのかと云えば、「破骨細胞」で骨を壊し、「骨芽細胞」で骨を生産しています。

コントロール方法は、「骨細胞」で、骨を作れ、抑えると云った指令を出すためのメッセージ物質を作っている。骨を作るのを抑えるメッセージ物質は「スクレロスチン」で、これを「骨芽細胞」に出すと抑制されます。

・「破骨細胞」は、—>骨を壊す(カルシウムを溶かす)。
・「骨芽細胞」は、骨細胞のスクレロスチンを抑制すると —>骨を作る。

 

3)「衝撃」不足により、引き起こす「スクレロスチン」の大量発生

骨に「衝撃」を与える(ランニング、ウォーキングなど運動をする)ことにより、「骨細胞」にあるセンサーが感知して、メッセージ物質を出して骨を制御する。

ランニング、ウォーキングで、まさに骨に「衝撃」を与えてると、骨を作るだけでなく、脳内物質も出る様になり、若返るための、老化を予防する為には、科学的にも良い事なのです。

運動しないと「スクレロスチン」という「骨の細胞が出す物質」の異常発生により、「骨芽細胞」で骨を作るのが抑制されてしまう。

よく高齢者が、骨折をして寝込んでしまうとダメになるのは、まさにこのせいですので、通常は、骨量の減少を防ぐ為に、なるべく歩かせるように訓練をする様です。

若く健康でも、高齢者の骨量しかない場合は、「スクレロスチン」の大発生が原因となっている可能性が高いと語っています。

ランニング、ウォーキングで、まさに骨に「衝撃」を与えて、骨量を増す(自転車に乗るのも、筋力アップなどに役に立つが、骨に衝鵜を与えないので、効果は少ない)。

 

4)「バカ」は、決して、歩くことで治りません。

歳を取っても、もう、元々の「バカ」は治りませんが、脳の現状維持、体の健康維持には必要なのです。

私の様に、朝早く、仕事に出る必要のない人は、公共の交通機関を利用した方が良いでしょう。 歳をとらなくても、100m先のコンビニに行くのでも、クルマを利用するアホが大勢いますが。

電車やバスの中で、スマホに入れた「Jazz」をBluetoothイアフォンで聴きながら、文庫本を読んだり、スマホでネットから情報を収集したりと、退屈する事はほぼ有りません、むしろ忙しいくらいです。

冬の夜、仕事帰りに、「吹雪」の時など寒くて、ちょっと辛い時が有りますが、若い時「流氷」の来る街で育っていますので、まだ札幌の気温くらい(零下1桁)では音を上げません。

でも吹雪の時は、迷わず、遭難しない様に、駅からタクシーに乗ります!

 

補足説明>——————————————————
▮アルツハイマーが発症して、脳がいかれると云う意味において、単に「脳細胞」がダメになるのではなく、「シナプス」で連結さているネットワークがダメになると云う意味も含んでいます。
▮認知症の中のアルツハイマーは若年性もあるが、発症してから長い年月(10年以上も)をかけて、症状が悪化してくる場合が多々あるのです。

 

▮下記の記事の様に、認知機能も運動機能も低下してしまい、それを自分で認知できないために、社会に多大な迷惑を起こしている例もあります。

認知症 関連記事
社会の迷惑、運転する能力の衰えた高齢者ドライバー、早く免許の自主返納を!!

 

参考:認知症の分類
認知症と一言で言っても、種々の認知症があります。

一般的には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症が、多くを占める認知症ですが、「脳」の機能障害ですので、まだ謎が多く、すべて解明された病気ではありません。

原因疾患による認知症のおおよその分類

■血管性認知症: 患者の10-30%
・多発梗塞性認知症広範虚血型(Binswanger型白質脳症を含む)
・多発脳梗塞型
・限局性脳梗塞型
・遺伝性血管性認知症:CADASILなど

 ■変性性認知症
アルツハイマー型認知症: 患者の40-60%
短期記憶障害をはじめとする認知機能障害により日常生活や社会生活に支障をきたし、緩徐な進行と、局所神経症候を伴わない事が病態の基本となる。

・(びまん性)レビー小体型認知症: 患者の15-20%
幻視・認知機能の急激な変動などが特徴的な認知症。パーキンソン病で見られるレビー小体が脳内に認められ、パーキンソン病の症状も見られる。認知症を合併したパーキンソン病との境界はあいまいである。

認知症を伴うパーキンソン病
パーキンソン病は、高率に認知症を合併する。27の研究のメタアナリシスによると、パーキンソン病の約40%に認知症が合併していた。約30%というメタ解析データもあり、その研究では全認知症症例の3.6%がパーキンソン病であった。パーキンソン病患者は、認知症を発症するリスクは、健常者の約5-6倍と見積もられており、パーキンソン病患者を8年間追跡調査した研究では、78%が認知症を発症した。

前頭側頭型認知症
かつてピック病と呼ばれていた若年性で初期から性格変化をきたす認知症は現在はFTDと呼ばれている。

・ハンチントン病: Huntington disease (HD)

■感染
・クロイツフェルト・ヤコブ病
・HIV関連認知症
・梅毒関連認知症

■治療可能なもの(いわゆる’treatable dementia’)
・慢性硬膜下血腫
・正常圧水頭症
・甲状腺機能低下症

また、認知症患者のおよそ10%程度は混合型認知症(mixed dementia)であり、一般的にアルツハイマー病とその他の認知症(前頭側頭型や血管性型)を併発している。

(参照:ウィキペディア)

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