【面白記事】認知症584万人時代へ…なぜ日本は“先進国で最も認知症率が高い”のか?

2025-05-26、
本日のお題は、認知症584万人時代へ…なぜ日本は“先進国で最も認知症率が高い”のか?背景にある「2つの引き金」 です。

認知症584万人時代」という言葉は、厚生労働省の研究班による将来推計で、2040年には日本の65歳以上の認知症高齢者数が約584万人に達するという予測に基づいています。これは、高齢者人口がピークに近づく2040年には、65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症になる計算であり、社会全体で認知症への対応がさらに重要になることを示唆しています。

現在の日本の認知症患者数については、2022年時点では65歳以上の高齢者のうち認知症の患者数は約443万人で、高齢者の約8人に1人の割合と推計されています。

2025年(団塊の世代が、全員75歳以上になる年)には、認知症高齢者(65歳以上)は約700万人(推計)、MCI(軽度認知障害)を含めると1千万人を超える。

<認知症と経度認知障害(MCI)の高齢者推計>(厚生省より)
■2025年 約1036万人(認知症:471.6万人 MIC:564.3万人)
■2060年 約1277万人(認知症:645.1万人 MIC:632.2万人)

健常者–>経度認知障害(MCI)—>初期認知症–>中度認知症–>重度認知症と移行してゆきます。

高齢化の進展に伴い、認知症患者数は今後も増加すると見込まれており、認知症の予防、早期診断・早期対応、そして認知症の人とその家族が安心して暮らせる地域づくりが、日本にとって喫緊の課題となっています。

1.「まさか自分が」と考えている人が殆んどでしょう。

バカは認知症になっても分からない。 元々、脳が低性能だからです。

電車の中で横を見れば、どいつもこいつも、スマホ片手に、バカゲーム、バカ動画、バカ漫画、バカSNS三昧です。おまけに歩きながらも「ながらスマホ」を続けていますので、始末が悪いのです。

もう、世の中「バカ」が圧倒的多数を占めていますので、非難すれば逆に怒られてしまいますので、認知症より始末が悪いのです。

1)米国の大学病院の研究で

頭の使っている人と、使っていない人が、両方、同時に、認知症になった場合、どちらが症状が多く出てくるか? 調べたそうです。

確か、ニューヨークの州立大学の研究結果だと思いますが、頭の非常に良い患者とそうでない患者と、認知症にかかった時の症状の悪化について、研究結果が出ていました。

頭の使っている人のほうが症状が悪くなるのが早いそうです。

なぜか?
頭を使っていない奴は、元々、脳を使っていないので、神経ネットワークが繋がっていませんので、神経細胞(ニューロン)が死んでも、何も影響ないので症状が進まないようです。

そうでない患者は、元々、脳を広範囲で使っていませんので、脳がダメになっていっても、症状の悪化が遅いそうです。

認知症の耐性が強いというより、「シナプス」と「ニューロン」が繋がっていないのだから、「脳細胞」が死んでも影響を受けないだけだと思いますが。。。。。

なんとも皮肉なもので、脳(頭)の性能の低い奴の方が、認知症の耐性が強い様です。

補足説明
私が、「おバカ」と言っている人たちは、決して、「知能」の低い人たちの事ではありません。知能が低いのは、生まれつきで、その人のせいではありませんので。。。そこまで傲慢ではありません。

私が、「バカ」と言っている人たちは、下記の様な人たちです。

「知能指数(IQ)」は、通常のものを持っているにもかかわれず、毎日、毎日、仕事して、家に帰り、風呂に入って、酒飲んで、飯食って、テレビやネットのバカ動画を観てバカ笑いして、クソして寝るだけの生活を送っている奴。

■年に1冊の書籍も購入しない、読みもしない、読んでもバカマンガ本、新聞も「テレビ番組」欄しか見ない生活をしている奴。

■たまに、「腐れ生意気」なことを云うが、全部「テレビ」や「ネット」の受け売りをしゃべっている「偉そうな奴」。

■あまりにも、自分と同じレベルの奴が多すぎるので、自分は「バカ」ではないと勘違いしている奴。

■明らかに、「不都合な真実」を背負って生きているのが見え見えなのに、他人には「ばれていない」だろうと思っている奴。

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2)認知症のチェックリスト

■東京都が開設している『とうきょう認知症ナビ』では、認知症の基礎知識を深めることに加え、10項目のチェックリストで認知症の可能性を診断することもできます。

「認知症なのでは…」と気になっているときは、一度チェックしてみてください。

診断方法は、1から10の項目について4つの回答のうち1つを選択します。
全くない(1点)/ときどきある(2点)/頻繁にある(3点)/いつもそうだ(4点)

回答した点数の合計が20点以上の場合は、認知症の可能性があります。かかりつけ医に相談するか、医療機関で詳しい診察を受けましょう。

ちなみに、私は11点でした。

関連記事– 無料のテストアプリもあります。
Moffが、無料の認知症テストが可能なスマートフォンアプリ『Moffワスレナグサ』を公開しました。

 

2.日本の場合、認知症584万人時代と 言われているが、なぜ日本は認知症が多いのか?

日本で「認知症584万人時代」と言われるほど認知症患者が多い背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。主な理由は以下の通りです。

1)世界トップクラスの「超高齢社会」
認知症の最大の危険因子は「加齢」です。高齢になるほど認知症の発症リスクは高まります。
日本は世界でも類を見ない速さで高齢化が進み、高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は世界トップクラスです。令和5年10月1日現在で29.1%に達しており、今後も上昇が予測されています。
平均寿命が延び、長生きする人が増えることは喜ばしいことですが、それに伴って認知症を発症する人が必然的に増加します。

2)生活習慣病の増加
糖尿病、高血圧などの生活習慣病は、認知症(特にアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症)の発症リスクを高めることが多くの研究で示されています。
日本では、糖尿病患者やその予備軍が多いとされており、これが認知症の増加に影響していると考えられています。例えば、福岡県久山町研究では、糖尿病患者はそうでない人に比べてアルツハイマー病型認知症の発症リスクが2.1倍高いことが分かっています。

3)特定の遺伝的要因
アルツハイマー型認知症の発症には「APOE4」という遺伝子が関わっているとされています。日本人は他の民族と比べてこのAPOE4遺伝子を持つ割合が高いとされ、これが認知症の多さに影響している可能性も指摘されています。ただし、この遺伝子を持っているからといって必ず発症するわけではなく、生活習慣も大きく影響します。

4)社会経済的要因やストレス
教育年数や社会経済的な要因と認知症リスクの関連が示唆されています。
また、日本人は欧米人に比べてストレスを感じやすい人種とも言われ、長期的な精神的ストレスが脳にダメージを与え、認知症リスクを高める可能性も指摘されています。

これらの要因が複合的に作用し、日本における認知症患者の増加につながっていると考えられます。認知症の予防には、加齢によるリスクは避けられないものの、生活習慣病の管理、適度な運動、バランスの取れた食事、社会参加や知的活動の継続、質の良い睡眠などが重要とされています。

 

3.認知症 特にアルツハイマー型 原因はアミロイドβだが、なぜ蓄積してしまう原因は

アルツハイマー型認知症の主な原因として、脳内に異常なタンパク質である**アミロイドβ(Aβ)**が蓄積し、「老人斑」と呼ばれるプラークを形成することが挙げられます。しかし、「なぜアミロイドβが蓄積してしまうのか」という問いに対する明確な単一の原因は、まだ完全には解明されていません。複数の要因が複合的に関与していると考えられています。

現在、有力視されている主なメカニズムは以下の通りです。

1)アミロイドβの産生過剰
アミロイドβは、健康な人の脳内でも常に産生されています。これは、「アミロイド前駆体タンパク質(APP)」という膜タンパク質が、特定の酵素(βセクレターゼとγセクレターゼ)によって切断されることで生成されます。
本来は無害で排出されやすいアミロイドβもあれば、毒性が強く凝集しやすいタイプ(特にAβ42)も存在します。
何らかの原因で、このアミロイドβの産生が増加したり、特に凝集しやすいタイプのAβ42が多く生成されるようになると、蓄積が始まります。
家族性アルツハイマー病の場合、APPやこれらの切断酵素(プレセニリン1、プレセニリン2など)の遺伝子に変異があることが原因で、アミロイドβの過剰な産生が起こることが分かっています。これは比較的稀なケースですが、発症年齢が若く、進行が速い特徴があります。

2)アミロイドβのクリアランス(排出・分解)の低下
脳内で産生されたアミロイドβは、通常、特定の酵素(ネプリライシンなど)によって分解されたり、脳から血液中へ排出されるなどして、クリアランス(除去)されます。
しかし、この分解・排出システムが加齢やその他の要因によって機能不全に陥ると、アミロイドβが脳内に滞留し、蓄積が進んでしまいます。
現在、孤発性(遺伝的要因が明確でない)のアルツハイマー病の多くは、アミロイドβの過剰な産生よりも、このクリアランスの低下がより主要な原因ではないかと考えられています。

3)アミロイドβの凝集・不溶化の促進
産生されたアミロイドβは、単独では毒性が低いですが、互いにくっつき合ってオリゴマー(少数の集合体)、さらに線維、最終的には老人斑と呼ばれる不溶性の塊へと変化していきます。
この凝集が進むと、アミロイドβはさらに分解・排出されにくくなり、毒性が増すと考えられています。
この凝集プロセスが促進されるメカニズムも研究されていますが、アミロイドβ自体の構造変化や、周囲の微小環境の変化などが関与している可能性があります。

アミロイドβ蓄積の促進要因となる可能性のあるもの:
■加齢:

最も大きなリスク因子です。加齢とともに、アミロイドβの産生とクリアランスのバランスが崩れやすくなります。

■遺伝的要因:
APOE4遺伝子: アポリポタンパク質E(APOE)は脂質代謝に関わるタンパク質ですが、その遺伝子型の一つであるAPOE4を持っている人は、アルツハイマー病の発症リスクが数倍高まることが知られています。

APOE4は、アミロイドβのクリアランスを低下させたり、凝集を促進したりすると考えられています。日本人はAPOE4遺伝子を持つ割合が比較的高いとされます。
家族性アルツハイマー病の原因となる特定の遺伝子変異(APP、PSEN1、PSEN2など)もアミロイドβ蓄積に直結します。

■生活習慣病:
糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、脳の血管にダメージを与え、アミロイドβのクリアランスを阻害したり、炎症を促進したりすることで、蓄積を助長すると考えられています。

■慢性炎症:
脳内の慢性的な炎症(神経炎症)が、アミロイドβの蓄積や毒性を悪化させる可能性が指摘されています。

■頭部外傷:
過去の重度の頭部外傷も、将来の認知症リスクを高める可能性があります。

これらの要因が単独ではなく、複合的に作用することで、アミロイドβの産生とクリアランスのバランスが崩れ、結果として脳内にアミロイドβが蓄積し、アルツハイマー型認知症の発症へとつながると考えられています。

近年では、アミロイドβの蓄積が認知機能低下の20年以上前から始まると考えられており、早期の段階での診断や治療介入の重要性が高まっています。新しく開発された抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブなど)は、このアミロイドβの除去を目的とした治療薬であり、その有効性が注目されています。

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